インサイトキャリパーのガンコート塗装（2411S Satin Red）

キャリパーをガンコート塗装しました。

インサイトのフロントキャリパーです。ビートへの流用で定番のようですね。

キャリパーボディがアルミなのが良き♪

分解洗浄。

洗浄は超音波洗浄機を使ってます。

ブレーキダストの除去に大変効果的なのでお勧めです。

キャリパーサポートの材質は鉄のようです。部分的に錆が出ています。

こちらは洗浄後にカップ掛けをして錆除去後、ガンコート専用下地のK-PHOSで防腐処理をします。

さすがアルミ製、内部には腐食は無く、洗浄のみでキレイさっぱりです。

錆の心配が無いというのは、長期間の車両維持には大きな利点なのかも？

アルミ製のキャリパーで4輪そろえたりしたくなっちゃいますね。

中に色が入ると困る部分だけマスキングしておきます。

ガンコートはウレタン塗装とは違い塗膜が薄いので、シビアなマスキングが不要（パッド金具装着部分とか）なのが利点です。

マスキングは耐熱のモノではなく、フツーのモノを使ってます。焼き付け前の指触乾燥が済んだ状態の時に剥がしています。

余熱をする時に困る？余熱でそんなに気合入れて高温で焼きませんから…フツーので大丈夫ですよ♪

今回は新しく色を買いました。

＃2411S Satin Red

ド定番の赤キャリパー化ですね。

ささっと塗装。

いつも塗っている黒系の塗料に比べ、隠ぺいが悪くて大変でした。

明るい色（シルバーとか）を下色に一発入れた方が良いのかもしれません。

焼き完了。

プレベイク100度30分、本焼き170度90分の合計2時間焼き付けています。

プレベイクが結構大事で、シンナーが揮発する前に急に熱が入ると、失敗する事が多い気がしますので、時間を掛けて段階的に焼いています。

裏側もキレーです。

耐薬品性がありますので、ブレーキフルードで塗膜が侵されませんし、パーツクリーナーで丸洗いなどのメンテナンスも気軽に行えます。長期的な維持が可能だと思います。

ツヤツヤ一発の美しさならウレタン一択なのですが・・・次第にツヤも引けてボロになりますよね？

ボロになったタイミングがOH次期で、どーせ塗りなおすのかも？？？なるほど！

レストアやカスタムに答えと終わりは無いのかもしれません。