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Frohe Weinachtenとはドイツ語でメリークリスマス

ゆうべは地元のクリスマスマーケットでクリスマスを楽しんだ
Glühwein（グリューヴァイン）をちびちびヤリながらFeuerwurst（フォイアヴルスト）を頬張る

グリューヴァインとは無理矢理訳すとしたら「燗葡萄酒」といったところか
早い話が温めたワイン

赤ワイン限定
白ワインを温めたらホットポカリよりもすっぱくて飲めた物じゃないだろう
赤ワインは温めると甘いのだ

ただ赤ワインを温めただけでも甘い
赤ワイン特有の渋みはまるで無い
そしていくつかバリエーションがある

ラム酒を加えたもの
甘さが増す
とても暖まる
そしてハイになる

ハーヴを混ぜたもの
屠蘇のような香りが立つ
ともすればあまったる～いグリューヴァインを引き締める

手の込んだ物はFeuerzangenbowle（フォイアツァンゲンボウレ）
グリューヴァインの入ったカップの上にスプーンのような金具を橋渡しにする
スプーン部分に角砂糖を乗せてラム酒をしみこませる
そして角砂糖に点火
青い炎が上がるのを楽しみながら、溶けてラム酒混じりの飴となった滴が落ちるのを待つ
キングオブグリューヴァイン

フォイアヴルストはバイエルン王国限定の辛口ソーセージ
辛口といっても東洋人にはたいした辛さではない
ちょいピリ辛
長さ４０cmぐらい
Sauerkraut（酢漬けキャベツ）と一緒にパンに挟み、マヨネーズをかけて食う
パンは30cmぐらいで細長いフランスパンのような硬さのもの
当然ソーセージがはみ出す

食った食った
あったまった

あ…

しまった…今日はクリスマスディナーの日だったじゃないか
会社の同僚達とクリスマスの休暇に入る前にディナーの約束があったのだ
待ち合わせ時間までの暇つぶしにぶらぶらしていたら余計な物を食ってしまった
しかも予約した店はスペイン料理
コレがニンニクたっぷりで濃いんだ
盛り合わせを頼んでみんなで分けたので、たらふく平らげる必要がなくてよかった
しかし胸焼けがひどいぞ　うぇっぷ

さんざんしゃべり明かして夜も更けた
店を出ると氷霧が降っていた
わたしの街は、冬になるとドナウ川から水蒸気が上がって霧が濃い日が多い
今夜は118dの外気温計が-12℃を指している
霧も凍るのだ
ディスチャージドランプの光束が、漂う氷霧を照らしてきらきらと輝く
天然のホワイトイルミネーション


さて、週が明ければクリスマス
キリスト教の国では２５日～２６日は祝日
だからうちの会社は来週はまるっぽ休業日
つまり今日は一足お先に仕事納め…ひっひっひ、しつれー

明日から南の方に旅に出る
アルプス越え
バリ伝のエピソードにもなった舞台
そしてミラノ＆マラネロ、故エンツォ・フェラーリのお膝元


しかしクリスマスシーズンにミラノって、罠にハメられに行くようなものだな…