• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

のぢぃのブログ一覧

2012年12月27日 イイね!

ボンサイガレージ光画部に新入部員がやってきた

ボンサイガレージ光画部に新入部員がやってきた一足お先にお年玉げっと。

先日手に入れたデジイチはズームレンズが付いたキットだが、やっぱりわたしの手には単焦点がよくなじむ。
なーんて、なかなか替え玉を買えなくて、マクロも広角も単焦点しか使ったことがないだけ。

星景や夜景を撮るのがメインなら明るいレンズが欲しいよねってことで、FL30mmのF1.4を1本追加した。
先々もっと広角なのが欲しくなるかもしれないけれど、とりあえずはコレで行ってみよう。

こうして、我が光画部に1台のカメラが仲間入りした。
「光画」というのは、わたしが中高生のころに読んでいたマンガで使われていた言葉。
作中には、その言葉の含意が説明されている描写はなかった気がするが、わたしはこんな風に解釈してた。

「写真」=真を写すもの、すなわち記録媒体。
「光画」=光学現象で描く図画、すなわち表現手法。

なんてね。

わたしにとっては初めてのデジイチ。
主な被写体が風景や夜空ということもあり、これまでフィルムカメラで撮ってきた。
別にフィルムにこだわる理由はなくて、ただ必要性に駆られなかっただけ。
それと、デジタルカメラは次から次へと性能が向上していくので、なかなか決心が付かなかったのも理由のひとつ。
しかし、サンタさんが落としていった一台をきっかけに、とうとうデジタル一眼の世界に踏み込むことになった。
デジタルならではの面白さにもさることながら、次々と新製品が出るから物欲にもどっぷりはまってしまいそうでこわい。


ここで、我が光画部の先輩を紹介しよう。
旧いだけで骨董の価値はないものばかりだろうが、わたしにとっては宝物。

アサヒPentax SP
こいつはわたしが生まれる前から我が家にあった。
祖父に抱かれて五右衛門風呂に浸かっている、生後数週間のわたしを撮影したのもこのカメラだったそうだ。
わたしがこいつのシャッターを切ったのは、まだ10歳になる前で、日光かどこかで家族そろってキャンプ登山をしていたときだった。
雨上がりの登山道を歩いて尾根に出たとたん、眼下の谷あいに溜まっていた霧が赤紫色に見えた。
その幻想的な光景を写真に残したくて、父のリュックからこいつを引っ張り出して1枚撮った。
でもプリントされた写真に写っていたのはどんよりと色彩がなく、平凡な山の風景だった。
今思えば、灌木より背が低かったわたしの目が新緑の色に慣れてしまって、視界が開けたとたんに世界が赤紫の色を帯びて見えるという錯覚だったのだろう。
父から譲り受けたのは、わたしが中学に上がる前だった。
スクリューマウントのレンズがなかなか手に入らなくて、父は手放す気になったのだと思う。
こいつを入れたリュックを山で転落させてしまったこともあった。
ペンタプリズムのカバーに残る傷は思い出の痕。

マミヤ645
今回配備した新型の前任機。
初めてのレリーズは小六のころ、明け方の江津駅に入線する寝台急行「さんべ」だったと覚えている。
まだ真っ暗な夏の早朝、自転車の前かごにこいつを入れて坂を下り、駅近くの跨線橋から後追いを狙ってみた。
できあがった写真は、真っ黒の中に最後尾車両の方向幕と赤い尾灯がブレブレで写っているだけだった。
大学時代に父から借りたままの借りパク状態だったが、何年か前の還暦祝いにキヤノンのデジイチを買ってやったら返さないでいいと譲り受けた。
スナップで構えて動く被写体を撮るのにはコツが要るいっぽう、ウエストレベルファインダーは夜空を見上げるのにうってつけだ。
モルトが劣化して光線漏れ寸前なのだけど、もかしたら、チビチビと修理しながらまだ使っていくかもしれないな。

オリンパスCamedia C990 Zoom
買ったのはWindows98が発売されたころだったかな。
流行に乗って、個人ウェブサイトを制作し始めたらデジカメが欲しくなった。
当時は、ウェブに載せる程度なら30万画素もあれば十分だろうと思いながらも、メガピクセルが当たり前の時期だったと思う。
ドイツで動態保存されているSLを乗りまわる旅や、ノルウェーまで往復5200kmのドライブ旅で活躍した。
故障してもいないし、カメラとしての性能もまだ使い物になるのだが、記録媒体がスマートメディアで、入手が難しくなったので第一線から退いた。

ペンタックスOptio W10
C990に代わる持ち歩き用カメラとして配備した現役機。
当時はドイツに在住中で、日本製のカメラを欧州で買おうとすると割高だった。
同僚が日本から出張にやってくるタイミングを見計らってネット通販で同僚宅に送りつけ、ハンドキャリーでドイツまで持って来させた。
水深1mまでとはいえ防水機能がありがたい。
ジャケットの胸ポケットに突っ込んで、雨の中をバイクで走っても全く問題ない。
ただ、レンズが暗いのがイカン。
飼ってた黒猫をアップで撮ろうとするとフォーカスも絞りも定まらなかった。
色収差やディストーションが大きいし、光学ファインダーもついてないから、完全に記録用として割り切っている。
逆にこいつのおかげで、光学ファインダーがないとうまく撮れない写真が多いことに気がついた。
今回のデジイチデビューの際には流行りのミラーレスも、山歩きやバイクツーリングに便利なコンパクトボディが魅力で候補に入れてはいたのだが、光学ファインダーがないことで候補から落ちた。

来年から始めるつもりの、ある計画には新しいカメラを連れて行く。
それはきっとカメラにとってはヘビーデューティーな条件になるだろうし、たぶん、わたし自身の足腰が立たなくなるまで続けるだろう。
繊細な電子機器がどこまで着いてこられるかな。
やっぱり最期はPentax SPを抱えているのかな。
Posted at 2012/12/27 21:36:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

https://youtube.com/@mechabu?si=8deUUCww7-8EX7ht
近ごろお気に入りのYouTubeチャンネルです。
たぶん投稿者は私と世代が丸かぶり」
何シテル?   05/12 20:40
ボンサイスト 心得の条 我が車 我が単車 我が躯と思ひ 盆栽の儀 あくまで自己満足にて 己の技量無く 凡才いかにても覆らず なお 死して屍拾う者なし...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/12 >>

      1
23 45678
9101112131415
16171819202122
2324 2526 2728 29
30 31     

リンク・クリップ

BONSAI GARAGE 
カテゴリ:のぢぃのサイト
2007/12/11 00:50:16
 
BONSAIガレージ日誌 
カテゴリ:のぢぃのサイト
2007/12/11 00:48:51
 

愛車一覧

ロータス エリーゼ えりぴよさん (ロータス エリーゼ)
2008年11月29日に新規登録されたツーリングマシンです。 雨の心配がない天気なら、気 ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
注文してから1年半、待ちに待ったジムニーシエラが納車されました。
ドゥカティ ムルティストラーダ1200 ドゥカティ ムルティストラーダ1200
2012年夏、新しい旅のお供がやってきました。 CRMでは行けなかった超長距離を行動半径 ...
その他 ステップクルーズe その他 ステップクルーズe
ブリジストンの電動アシスト自転車です。 2輪駆動(リア人力駆動+フロントモーター駆動)で ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation