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本日はムルティストラーダでドゥカティ京都までひとっ走り。

実は昨年、納車されてから半月ほどの頃、渋滞の中で追突された。
もろに当てられたわけではなく、衝突直前に加害車両が右にステアリングを切ったので、パニアケースと相手車両のフェンダーがかすっただけ。
こちらのパニアケースは薄く擦り傷がつき、左に押し倒されてガードレールのエッジと接触し、左のナックルガードやウインドスクリーンにガリ傷がついた。
細かい傷は気にしないタチなのだが、運転中に携帯電話をいじって追突するようなヤツには保険等級ダウンぐらいのペナルティは受けてもらわなくてはならない。
そんなわけで、相手の保険会社にきっちり修理費用を請求して部品を交換してもらうことにしていた。
ところが、パニアケースの蓋は本国からなかなか部品が届かず、ほぼ半年が経過した今日まで修理がお預けとなっていたのだ。

霧雨が降っていたけど朝の気温は8℃、10時頃に京都に着いたら路肩の寒暖計は12℃を表示していた。
ここ数日だけの一時的な陽気かもしれないけれど、春を先取りした感じ。
厚い雲に覆われて薄暗い空も、ヘルメットシールドを濡らす細かい雨粒も気に留めず2ヶ月ぶりのバイクを楽しんだ。

店が開いてすぐにムルティを預けたら昼前には修理が完了した。
京都市内は雲が薄くなり、日差しも見え始めたので、帰りは京滋バイパスを笠取ICで降りてR307近江グリーンロードで信楽高原を経由して帰ることにした。

お昼はR307沿いの「木になる木」というパスタとオムライスとカレーのお店。
昨年見つけたこのお店、初めての日はカレーを食うつもりで立ち寄ったのだが、メニューの「木になる木スペシャル（当店の自信作！！）」という文字に目を奪われてスープパスタを注文した。
さすがに自信作というだけあって、うまかった。

今回こそはカレー。
メニューのラインナップはパスタメインのような感じなので、あまり期待はしないでチャレンジ。
注文したのは「煮込みカレー」。
添え書きには「ナスとチーズをカレーとライスでグツグツ煮込みました。」とある。

見た目はなんかまずそう。
カレーで作った雑炊みたいな感じ？
ベチョッとした食感が想像される。
が、スプーンを差し込んだ瞬間に予想が覆された。
なんだかスプーンを押し返すような弾力を感じる。
食感もナゼかふわふわ。
メレンゲのよう…と言うと大げさだけど、そんな楽しい食感にカレーの常識も覆された。

なんだこれ！！

カレーに炊いた白米をぶち込んでグツグツ煮込んだだけでこんな食感が出せるのか？

どのメニューもややお高いのが玉に瑕だが、これは京都方面に出かけたら毎回寄らずにはいられないなあ。