のぢぃのブログ一覧

先週末は職場の労働組合が主催で温泉旅行。
わたしにとって、初めての草津温泉。
貸し切りバスで金曜の23:00に会社を出発し、翌朝7時半ごろに到着した。
岡谷JCT付近で渋滞があり、予定よりも1時間ほど遅れての到着だった。
前日の天気予報によると、全国的に西高東低の気圧配置で等圧線の間隔もやや狭い。
草津町付近の最低気温は-10℃、最高気温でさえ-8℃とか。
メインはスキー旅行ということだったが、この気象条件でスキーは厳しそうだ。
ゲレンデスキーはもうやらないわたしも、今回は湯釜と地蔵岳山頂へのスノートレッキングを予定していたのだが、断念して明日の天気に賭けることにした。

温泉街を歩いていても顔が痛いぐらい寒い。
とりあえず「草津熱帯圏」に入れば温かいところで時間をつぶせそうだ。
湯畑の周りを一周歩いたのち、まっすぐに向かった。
草津熱帯圏は温泉の熱を利用した温室ドームで、熱帯の植物が栽培されて、ワニや蛇、暖かい地域の動物たちが飼育された、動植物園だ。
ドームの外には猿山があり、ニホンザルが飼育されている。

寒さに強いニホンザルとは言え、この天気では大変そうだ。

ドームに入ると何種類かのワニやカメが囲われたスペースと、ガラス張りの箱に入ったトカゲやヘビ。
まったく動きのない動物たちに、はじめはがっかりムードだった。
ニシキヘビのブースにはナゼか窓の縁に無数の小銭が置かれている。
とくにアルビノのニシキヘビの前は小銭の数が多い。

寒いところを歩いてきたからカメラのレンズが曇ってしまう。

後半になるとようやく動きのある動物たちがいた。
中でも愛想が良かったのがキツネザルたち。
手を伸ばすと寄ってきて、なでさせてくれる。

毛質が猫よりふわふわで、きもちいい。
なでるのをやめると背中を金網に押しつけて、もっとなでろとおねだりのポーズ。

手のひらが意外なほど柔らかい。
ぷよぷよとした肉球も猫より気持ちいいさわり心地。

こんな風に動物に触れるのは、なかなか他の動物園では体験できないかもしれない。
同僚と、おっさん3人で歩いたのだが、思った以上に楽しかった。

熱帯圏を出た後はちょっと早めのお昼ご飯。
湯畑の北西の角から100mほど歩いたところにある三國屋というソバ屋。
蕎麦ビールというのが珍しかったので注文してみた。

ちょっと酸味が強いビールだ。

昼飯を食ったらいったん宿に戻り、一番風呂に浸かって再び温泉街を歩く。
草津温泉と言えばこれ、湯もみ。
午前中は4回、午後は2回公演されているが、午前の部は熱帯圏でたっぷり時間を過ごしていたので見逃してしまった。
午後は15:30からだったので、宿に戻って温泉に浸かることにしたのだ。

ザブーンザブーンと湯をかき上げると歓声が上がる。

湯気ももうもうと上がる。

いやー、なかなか楽しい温泉街であった。
夜の宴会はお酒の量をセーブして翌日に備える。

2日目は高気圧に覆われ、予想通りの好天に恵まれた。
ゲレンデの最上部までゴンドラリフト「白根火山ロープウェイ」で上り、山頂駅からスノートレッキングを楽しんできた。
しかし、ゴンドラリフト山麓駅までのバスの時刻などの兼ね合いもあり、歩き始めたのは10時過ぎ。
バスは13時に出発する予定なので、急ぎ足でのトレッキングとなった。
ゴンドラリフト山頂駅からR292沿いの草津白根レストハウスまでのルートは圧雪車でしっかり固められ、ツボ足で歩いたほうが楽だった。

レストハウスから本格的な上りが始まり圧雪車の跡もなくなるので、スノーシューを装備する。
いままで竹製の輪かんじきは使ったことがあるのだけど、スノーシューは初めての経験だ。
輪かんじきより重いが、クランポンと呼ばれる雪に食いつくツメや、かかとを上げるリフターというものが付いていて、上りはとても歩きやすい。
1時間ほど歩いて湯釜を拝めたので、下ることにした。

斜面をトラバースしていると、レストハウスの駐車場付近からガイドさん付きの団体が上がってくるのが見える。

案内してもらいながらゆっくり歩くほうが内容の濃いトレッキングが楽しめそうだ。
弓ヶ池まで戻ってきたところで来た道を振り返る。

やや左寄りにみえるピークが地蔵岳(2160m)の山頂だ。
本当はあそこまで行きたかったのだけどなぁ…
斜面にはわたしがトラバースして残してきた踏み跡。

今日はわたしが一番乗りだったようで、他に踏み跡がない中を歩いてきた。
まぶしいぐらいの晴天の下、誰も歩いた跡がないところを歩いて気持ちよかったー。

次こそは地蔵岳まで行きたいねぃ。
雪がない時期には本白根山の山頂にも立ちたい。

そうそう、帰りのバスの車窓から見えた浅間山も訪れたいねぇ。