TANAX スマートライドモニター AIO-5Play SRS-015
ドライブレコーダー機能を省略し、ナビに特化したシンプルなスマートライドモニターで、カメラ等の配線をする必要がなく、電源も私はバッテリーから配線しましたがUSBから取る事もできるので、取付したらすぐ使用する事ができます。
スマートモニターとしてはかなり高額な商品ですが、その分ボディは非常に堅牢な作りとなっており、IP68の防水・防塵性能に耐熱温度は70℃、耐寒温度は-20℃に耐える事ができるそうで、触ってみればがっしりとした頑丈さが分かると思います。
更にインナーフレームはアルミチタン合金製、高性能チップにより画面の切り替わりや地図の移動等とてもスムーズで、付属の金属製ステーも精度の高い造りとなっており、走行時の振動も3軸フローティング構造によりしっかり軽減される等、さすがにバイク専用設計というだけはあります。・・が、当然欠点もある訳で・・それも大きな😣
まず電波法で決められているので仕方ないのですが、屋外でWi-fiの5.6Ghz帯を使用する際は、DFSという無線デバイスから発信される電波が他のレーダー信号と干渉しないように、動作周波数を切り替える機能を付けないといけないとされており、この確認に1分かかった後、ようやく接続作業が始まるため、ナビを使用できるようになるまで結構待たないといけません。
また肝心の目的地までのナビ性能については、あくまで私のスマホは Android なので AndroidAuto で Yahoo!カーナビを使用してみての感想となりますが、 AndroidAuto でスマートライドモニターとスマホを接続すると、以降のアプリ操作はスマートライドモニター側でしかできなくなるのですが、登録した地点やルートを呼び出すことができず、自宅と職場、後は行きたい場所を手入力して検索する事しかできません😥
スマートライドモニターから呼び出せるアプリのほとんどは、スマホで使うようには使えないというのは知っていたものの、まさか登録してある地点を選択する事すらできないとは思わず、どうしたものかと考えました🤔
試してみたのは AndroidAuto に接続する前に、中継地点を含めスマホでルートを設定しナビを開始してから接続してみるという方法で、どうやらそのまま中継地点も含めてちゃんとナビをしてくれるようなので一安心・・と思いきや😱 目的地までの途中、トイレ休憩等で電源を落とし、出発時再度接続すると、目的地までのルート案内が消えてしまっている事が度々発生してしまいました😭 ちゃんと途中のルートから続きで始まる事もあるため、前述したようにDFSで1分待ってる間に発車し、接続後ルート案内が消えていれば、再度現在地からルートをスマホで入力し直して接続すればいいのですが、また1分以上待たないといけませんし、ましてや高速道路ではルートが消えているからと停まる訳にもいかず、正直スマホをナビにしていた時の方が遥かに使い勝手は良かったです😅
これらの大きな欠点はスマホとの相性もあるようで、特に Android では顕著らしく、現に私の知り合いが iPhone の CarPlay で使用しているのですが、こういった問題は起きていないようです。
この問題は私にとっては致命的で、また元のスマホナビに戻そうかとすら考えましたが、幸いこのスマートライドモニターにはWi-fiを2.4GHzに変更する機能も付いているため、試しに切り替えて使ってみると、まずDFSで1分待つ必要がなくなり、今のところ接続復帰後にルート案内が消えてしまう事もなくなりました😄
ただ2.4GHzモードでは、5GHzモードでとてもスムーズに動いていた地図がかなりカクつき、全体的な処理が遅くなったように感じます。そりゃ通信速度が違うんだから当たり前なのですが、せっかくの高性能が生かせないようでもったいないような😔 でもまともに使えるのが一番なので、今後のアップデートで改善される事を期待しつつ、とりあえずはこのまま使用していこうと思います。
そんな感じで実際に使用しての全体的な感想は、まだまだ実用一歩手前の、良くも悪くもこれからの商品だろうなと思います。恐らく使用できるアプリも増えていくでしょうし、アプリでできる操作も増え、内容も良くなっていくんだろうなとは感じますが、買おうかどうか迷っている方には、少なくとも Android スマホの方は、もう少し様子を見てからの方がいいかもとアドバイスしたいですな。
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キーONで、まずはDFSの1分チェックが入ります。その間にヘルメットやグローブを装着して待ちましょう
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何か他に設定があるのではと思いましたが、現実でした・・自宅と職場しか登録地点を呼び出せないおバカ仕様
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実際の案内画面ですが、幸いナビに関しては遅延もなく、画面も綺麗で明るく表示されるのでとても見易いです
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モニターは3軸フローティング構造で取付けられており、ステー自体が揺れない限り、ほぼ振動を吸収します
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付属されている取付け用ステーはとても剛性が高く造りが良い物なので、しっかりモニターを固定してくれます
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メーカーオプションのシリコン製、スマートライドモニター専用カバーも購入。駐車時や洗車の時に使えそう
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