エンジンOH&タービン交換
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エンジンOHからちょうど1年目で再度エンジンブローした為、またもやOHすることとなりました。
今回お願いしたのはナイトスポーツ。
エンジンをバラした状態はこの通り。
アペックスシールがバラバラで、ローターに噛み込んでしまってます。
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吹っ飛んだアペックスシールでローターが削れてます。
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当然、吹っ飛んだアペックスシールはローターに深い傷を刻んでいました。
まさに悪魔の爪痕・・。
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今回特に指摘は無かったんですが、
冷却水通路に乳化したオイルが付着してました。
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今回の原因は100%ノックとのことでした。
OHの途中でフューエルレギュレーターの作動用配管の破損と、ダブルスロットルの不調が見つかりました。
燃料供給調整と、エアの調整が効いていなかったのだから、ノックが起きるのは当然ですよね。
前回のOHではここまでメンテ入っていなかったようです。
エンジン本体に何ら問題が無くとも、このような周辺機器の不調がブローに繋がることはよくあるそうです。
なので、ナイトスポーツのOHは周辺機器も全てチェックするとのこと。
世間で安いOHはいくらでもあるけど、値段の違いはやはりそういったトコロに出てくるようです。
もう一つ言われたのはプラグコードが社外品だったこと。
FDに関しては純正が一番良いとのこと。
社外の低抵抗コードはノックの原因になるそうです。
今回、私もNGKの低抵抗コードが着いていたので新品純正に交換してもらいました。
ホース類は全部交換してもらったんですが、
「本当はハーネスも交換したかったんだけどねー。」と。
経年劣化は避けられないのですが、熱に厳しいFDは特に劣化が早いため、高年式車はエンジン作業があるついでに新品に交換したほうが良いそうです。部品代だけで6万位って言ってたかな?今回は予算の都合で見送りに。
それから、タービン。
排気側は羽が欠け、吸気側はブレードが丸くなって扇風機みたいになってました。
燃調が取れていなかったのと、エアクリがキノコタイプだったのが主原因のようです。
リビルド品に交換しました。
あと、コンピュータ。
純正だと思っていたのですが、ケースからピロっと1本のコードが顔を出してまして。
開けてみたら、基盤が増設されていました。
16Bit出た直後でROM解析される前に加工された基盤のようです。
なぜかリミッターが切れていたのでおかしいな。とは思ってたんですが、ようやく原因が分かりました。
素性が分からないので、疑わしきは排除。
増設基盤を外しました。
先日、リミッター作動を確認しましたので(あ、サーキットで・・・。)ノーマルになっていると思います。
ただ、給排気が変わった状態でノーマルコンピュータというのも良くないとのことなので、
ブーストコントローラーでブーストを0.6にセット。
速めにコンピュータを探さないといけない状況になりました。
OH後のコンプレッションは
フロント8.9~9.1、リア(OH側)8.4~8.8
リアはシール交換してあるので、当りが出たらもう少し数値上がるかしら?
ナイトスポーツのOHではエンジンの慣らしをエンジンベンチでやってもらうことができます。
車両受け取り直後から全開走行OKとのことなので、オイル代、ガソリン代、高速代、時間、そして適切な慣らし。
ということを考えると、非常に良いサービスだと思います。
お店を出る前に「これで安心して乗ってもらえると思います」との声をかけていただきました。
ちょっと、ほっとしました。
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