ビッグローターキット取付&ブレーキパッド交換
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3年前に新車購入後、直ぐにシルクロードのビッグローターキットを購入していたものの、面倒で作業していませんでしたが、有休消化で今日は休んだので作業してみました。
純正のフロントブレーキはこんな感じです。
ホイールとキャリパーの隙間がそこそこありますが、隙間に手の平は入らないくらいです。
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先ずはホイールを外して、裏を覗いて見ると、キャリパーは14mm、キャリパーステーは17mmボルトで留まっていることが分かりました。
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サクサクと作業を進めて、キャリパーとステーを外したところです。
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キャリパーはS字フックで、スプリングに吊り下げておきます。
これをしないとブレーキホースに負荷がかかってしまう恐れや、キャリパーをキズ着けたり、キャリパーピストンブーツを破損する場合もあるので、注意が必要です。
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キャリパーステーの上側のボルトを緩める際、右上のボルトとラチェットレンチが干渉するので、ソケットはディープソケットが必要です。
強者はロングメガネで回す人もいますが、このボルトは120N・mとホイールナットの締付けトルクよりも強く締められているため、エクステンションや鉄パイプが必要です。
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純正ローターは2つあるサービスホールに、M8ボルトを締め込んで外します。
サービスホールに5-5-6などを吹き付け、ボルトを締めて緩めて、再度、吹き付けて…を2〜3回繰り返すと簡単に外れます。
ただ、経年で固着している可能性もあるので、無理に外そうとせず、何度も繰り返して少しずつ外して行った方が良いですね。
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純正ローターを外したところです。
見えない部分ですが、サビが酷いですね。
ここは滅多に掃除できないので、ついでに掃除をしておきます。
グリスを薄く塗って、ウエスで拭き取るだけでも十分でしょう。
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左側が純正ローター、右側がシルクロードのビッグローターキットのローターです。
比較するとローター径がまったく異なることが分かります。
ちなみにスリットローターをチョイスしています。
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本当ならパッドを先に交換して、ローターを後から交換することで、それぞれのブレーキ性能の向上具合を確認したかったのですが、ついでなので合わせて交換します。
チョイスしたパッドは、WedsSportのREVSPEC PRIMESです。
ダストが出にくく、ホイールが汚れにくいとの文句に釣られました。
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LA400A(K)用を購入したのですが、HT51Sのスイフト用と記載があります。
Pocopenのキャリパーが、リッタークラスのものなのか?スイフトのキャリパーがプアなのか?分かりませんが、同じTOKICO製キャリパーのようです。
ちなみに20年ほど前、妻用にHT81S(初代スイフトスポーツ)を乗っていました。
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純正キャリパーステーから、パッドピンを移植します。
画像で左側が赤い丸のパッドピン、右側が水色の丸のパッドピンです。
パッドピンを抜くとグリスがベットリ着いているので、古いグリスを拭き取り、新たにグリスを塗って穴に馴染ませます。
馴染んだらダストブーツを被せておきます。
2つのパッドピンの形状が異なるため、位置を間違えないよう、外した純正ステーを並べて移植作業をしました。
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ビッグローターとキャリパーステーを装着し、パッドを取付けたところです。
白いキャリパーに青いパッドが映えると思いますが、純正パッドには鳴き止めシムが装着されているので、シムも移植します。
また、スリットローターの方向ですが、DIXCELなどでは12スリットは正回転、6スリットは逆回転を推奨しています。
シルクロードのスリットローターは6スリットなので、逆回転でも良かったのですが、メリット&デメリットを考慮して正回転で装置しました。
【正回転のメリット】
ローターの冷却効果が高目で、ローター&パッドの寿命が逆回転よりも長い。
【正回転のデメリット】
逆回転よりも制動力が若干落ち、ブレーキダストが多い。
【逆回転のメリット】
制動力が高くなり、ブレーキダストが少ない。
【逆回転のデメリット】
ローターの冷却効果が低く、ローター&パッドの寿命が正回転よりも短い。
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純正パッドの鳴き止めシムです。
工具もなく、簡単に取り外せます。
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取り外したシムです。
外側はPVC製?とメタル製の2枚のシムが入っています。
内側はPVC製?が1枚です。
移植する前に、こちらも掃除をしておきます。
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全ての作業が終わったところです。
キャリパーステーのボルトを、トルクレンチで120N・mに設定して締めました。
右側は前から引く感じですが、左側は押す感じなので、左側は締めづらかったですね。
走行距離は約1.2万kmなので、キャリパーピストンを押し込んでやらないと、キャリパーが装置できません。
ピストン戻しツールで、ピストンを押し込みましたが、両手が塞がっていたため、画像が撮れませんでした。
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今回、使用した工具①です。(下から)
❶トルクレンチ
❷ラチェットレンチ(17mmに使用)
❸ラチェットレンチ(14mmに使用)
❹14、17(2つ)、19と極限用ソケット
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今回、使用した工具②です。(左から)
❺インパクトレンチ
❻ピストン戻しツール
❼T6レンチ(M8ボルトに使用)
画像はありませんが、ガレージジャッキ、スロープとジャッキスタンド(ウマ)も使用しています。
作業時間は準備から片付けまでで、約1時間半でした。
予めシルクロードのHPなどで予備知識を持っての作業でしたが、ご自分で作業される方は余裕を持って2時間以上は確保してください。
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ビッグローターキットとブレーキパッドを装置しました。
純正キャリパーステーでは、ブレースがありませんが、キットのキャリパーステーにはブレースがあるタイプです。
装着して、先ずはホイールが干渉することなく回るか?を試します。
ホイールのデザインや形状に寄っては、15インチでは干渉する可能性があると、シルクロードのHPにもありましたが、ADVAN RACING RG-D2はクリアランスも最小で5mmあるので、ギリギリOKでした。
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キャリパー(白)とホイール(ガンメタ)のクリアランスは、赤丸部分が最小の5mmです。
RG-D2は深リムにするため、スポーク部分が湾曲したデザインになっています。
純正ホイールなどに多いデザインは、どちらかと言えばフラットなデザインが多いので、もしかしたら?スタッドレス用に履いている14インチでも行けるかも知れませんね。
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キャリパー本体とホイールのクリアランスですが、純正では指は余裕で入りましたが、ビッグローターキットでは指の第2関節で引っ掛かってしまいました。
そのため、ホイールの洗浄時に工夫が必要です。
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