MUGEN 『TECHNICAL Interior』⑧
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Interior
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スポーツドライビングに不可欠な要素のひとつが「ドライビングポジション」である。ドライバーにとって、ステアリング、ペダル、シフトノブの位置は、ドライビングプレジャーを堪能するために重要なチューニングアイテムである。特にサーキットの強烈な横Gや加減速Gが発生する環境においては、ストリート以上のホールド性と最適なドライビングポジションが要求される。
極論を言うなら、“ドライバーをホールドするならフルバケットシート”という選択は間違っていない。事実、レーシングマシンは例外なくフルバケットシートを装備する。クルマをコントロールする“ドラポジ性能”を満たすのに、シート全体の剛性とドライバーを包み込むフルバケットの構造は不可欠ともいえる。
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Full Bucket Seat S1-R
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そこで無限が開発した『フルバケットシート S1-R 』は、ベストセラーモデル『S1』を進化させた新タイプのフルバケットシート。衝突・衝撃実験を実施したベースシェル部分のサイズを見直し、ホールド性をアップ、ダイレクト感と乗り心地を両立させるためにシートクッション材に低反発ウレタンを採用、シートバックプロテクターを標準装備、バックルは樹脂メッキ品を採用するなどして、ストリートからサーキットなどの幅広いフィールドでの実用を前提としたシートである。
さらにこのシートレールは、シビック専用に開発したもので、レール部にT字断面のダブルラッチ構造を採用して、滑らか、かつ正確なラッチ感のスライド機能と、3段階ハイトアジャスト機構を標準装備。着座ポイントはスタンダード比で-5mm~-35mmの範囲で設定することが可能だ。スポーツドライビングにおけるホールド性能に加え、着座位置の範囲を広げることで、最適なドライビングポジションを設定するのに大きなアドバンテージを生むことになる。
フルバケットタイプは、概ねストリートにおける乗り心地や乗降性は犠牲になりやすい。しかし『S1-R』の場合、フォルムに着目することでその不安を打ち消すことができる。サイドサポート部が必要十分な高さに抑えられており、ヘッドクリアランスに余裕があるシビックのボディ形状を活かして、その乗り降りは決して窮屈ではない。
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着座ポイントのローポジション化に合わせて、無限シフトノブはさらに最適なドライビングポジションを決めることができる。ちなみに無限シフトノブは、上部に6MTシフトパターンをマシニングマシンで、アルミニウム素材をひとつひとつ丁寧に高品位切削加工して仕上げたものである。
専用開発の『アシストメーター』は、水温、油温、油圧の各メーターを、専用デザインのメーターフードにセット。汎用品では演出しにくいインテリアパネルとの一体感や質感を実現する一方で、メーター本体のデザインに厳選された目盛数字の書体を採用して“無限らしさ”を静かに主張。ドライバーの視点移動を最小限に抑える角度、配置にセットしている。
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