アルミテープチューンを科学する(施工2,備忘録)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先日貼ったステアリングコラム下の除電がどうなっているかやはり気になって、調べることにしました。
というのも、ネット上で身体に悪影響(不調)する、という一件の記事を見たためです。どれが本当なの?という訳です
身体は資本なので、一番大切ということで…とはいえ自分には今のところ異常無し、ですけどね(以下長いです。ご容赦ください)
2
特許(特開2016-049880)には、ステアリングコラムのほかクラッチペダルの事例も記載されてました。
前提となる課題はコチラ
『車両は導電性が低いタイヤによって大地から実質的に電気絶縁された状態にあるため、車両に静電気が発生すると、電荷(一般的には正の電荷)が車体などに帯電する。』
また除電機能については、
『金属箔の主として側面、即ち金属箔の厚さ方向に沿う面が、後述の除電現象における放電面として機能する。』
つまり表面ではなくやはり断面が肝ですね
3
いくつか載ってる事例の一つ。ハウジングの内面に貼着により固定、の図
74が除電器です
カラムの下部とはいえ事例では内側です…
なお他にも電位測定やクラッチペダルの実施例が載ってます。
4
除電の原理図がこちら👇
『車両用帯電電荷低減装置の自己放電式除電器による除電のメカニズムを示す模式的な説明図、(A)及び(B)はそれぞれ断面図及び平面図
(前略)除電は、図に示されたメカニズムにより行われると推定される。なお、図において、「+」及び「−」はそれぞれ正及び負の電荷又はイオンを示し、「0」は電荷が0であること、即ち電気的に中和された状態にあることを示している。また、実線の矢印は空気の流動を示し、破線の矢印は電荷又はイオンの移動を示している。』
推定とのことですが、この通りなら電荷は中和されるため、悪影響はないでしょう。
確かに運転中にコラムのテープ周りを触ってみても、感電やビリッとはしませんでした。
おまけに相棒ブルチンクェ号にはプラズマクラスター空気清浄機が搭載です👍(根拠無し)
除電器=アルミテープに該当する記述はコチラ👇
『除電器は、導電性の金属箔に導電性の粘着剤が付着され、粘着剤を覆う剥離紙が粘着剤に取り付けられた複合シートが所定の大きさ及び形状に剪断されることにより形成されてよい。
(中略) 金属箔は導電性を有する任意の金属にて形成されてよいが、アルミニウム、金、銀、銅又はそれらの合金にて形成されることが好ましい。
更に、金属箔の側面が十分に放電面として機能するに足る厚さを有すると共に、曲面にも柔軟に対応するよう変形させて固定することができるよう、金属箔の厚さは約50〜200μm程度であることが好ましい。
(中略)除電器が例えば長方形である場合には、短辺が数mm〜十数mm程度であり、長辺が数十mm〜100mm程度であってよい。』
大きけりゃ良いモノではない様ですね
100μm=0.1mm です。因みアルミテープブラックの厚みは0.1mm、カットで長辺50mmの規格です👍(短辺10mm前後位)
5
除電器の放電(イオン化)について、も少し詳しく👇(ここは読み飛ばしOK)
『空気は正の電荷を帯びているが、樹脂製のハウジングにおける正の電荷の帯電量が非常に多くなると、空気が所謂コロナ放電により正の空気イオンと負の空気イオンとに分離される。正の空気イオンは、ハウジングに帯電する正の電荷との間に作用する斥力により、ハウジングから遠ざかるよう移動する。これに対し、負の空気イオンは、ハウジングに帯電する正の電荷との間に作用するクーロン力によって引き寄せられることにより、ハウジングに近づくよう移動し、ハウジングに帯電する正の電荷は負の空気イオンに近づくよう移動する。
その結果、負の空気イオンと正の電荷との間において電気的中和が生じ、負の空気イオン及び正の電荷が消滅し、空気の電荷が0になる。以上の現象は繰り返し連続的に生じるので、ハウジングに帯電する正の電荷が低減されることによりハウジングが除電される。
なお、空気がコロナ放電により正の空気イオンと負の空気イオンとに分離される事象などは、ハウジングの帯電量が高いほど活発になり、よって、除電の作用は帯電量が高いほど活発になると推定される。また、除電器による除電は、図に示されているように、一方向に空気が流動する状況に限られない。』
コロナ放電とは、尖った電極に高電圧をかけると起きる持続的な放電のこと、だそうです。
ちなみに、プラズマよりコロナの方が一つ一つのパワーが大きいので深く材料にくい込む、そうです
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だいぶメカニズムのイメージが出来てきました。(静電気の中和を信じて)
という訳で、こんなところに追加施工しました。@4267km
タイヤハウスに入る空気の除電狙いです。
分かりにくいですがグリル上部に、短くしてから折り込んで貼り付けてます
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さぁ試運転。
2回の施工で発進がスムーズに変化しているようです。発進時に良くトルクが伝わっている感触になり、もたつき感が軽減した感覚があります。
また瞬間燃費を見る限りでは、直前施行のアドパワーの効果(燃費改善?)も維持されてるようです。
様子を見ながら、張りすぎない程度に、取ったり、位置など貼り替えたり試すのが良さそうです。
とりあえずは、高速走行を試すのが楽しみです
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