くま朗のブログ一覧

先日Kawoに頼み込んで買ってきてもらったカブトムシ用の「黒蜜20」カップ式黒蜜ゼリーだけど、近所の樹に片っ端から塗ってやろうと思いながらも、仕事疲れか夏ばてか、はたまたお盆に伴う中だるみか、帰って一息ついたら寝てしまう、と言った体たらくであった。
これではいかんと、さっきのブログを上げてから重い腰を上げていざ出発。
目指すはいつもチャリで走っている、林道脇の木々だ。
C2は燃料残り一メモリだけど、ガソリンがウチの近所はまだ高いから、我慢の運転。
ゆっくりゆっくり、ちょっと山に入る。路肩の樹を見繕い、ゼリーを塗ろうと思ったら、これがまた思ったより困難。ちょっとの草むらが意外と強敵。クモは一杯いるは、なぞのバッタは足に止まるは、はたまたカエルたちが逃げまどうは・・・
なんとなく、時期的にも外したかな？と思いつつも、めげずに塗る。
計三箇所に塗って、いざ帰ろうと思い、クルマを走らせると、路上のカエルたちが目に入る。ちょっと雨模様だから、なおさら路上に出てきているのだ。あいつら、夜でも暖かいから道路が基本的に好きなのに加えて、雨で濡れると、水中のように泳ぐように動けるから、とにかく良く出てくる。
そして、人間の足音のような断続的な音には敏感に反応して逃げてゆくのに、タイヤみたいな連続した音にはからっきし反応が出来ない。オマケに目がほとんど見えない（ド近眼と言われている）。よって、クルマには無惨に轢かれることになる。
なので、路上のカエルを見かけたら、即救助活動開始が、我が家のセオリー。

さて、今日はどんなカエルが、路上にいるのかな？
お、いたいた。結構大きいな、しかも、緑だ。・・・・！！！！！

も、モリアオガエル！！！
まさか、こんな人里近くで？
あ、そうか。道路をはさんで急峻な山と田んぼだからな。あっちで繁殖して、山に帰るところか。
とりあえず、がけの上に繁茂しているツタに向かってぽーんと放り投げる。強力吸盤を持つ彼らは、易々と体をホールド。

コイツは一大事。貴重なモリアオガエルをこんなところでみすみす車に轢かせるわけにはいかない。
そこからは、ひたすら、ちょっと走ってはカエルを路外へ放り投げ、また走っては投げ・・・を繰り返した。いつの間にか、カブトムシのことは頭から消えていた。

一通りカエルを救出し、帰路につく。
向こうから走り屋風のFRが二台。ちょっとの路面のうねりでバンパーをこすってゆく。
・・・モリアオ達の救出後で良かった。
しかし、このガソリン高の世の中でも、まだあんな奴らがいるもんだ。
ちょっと頼もしいような、無謀行為のような・・・とりあえず、しばらくワタシはこの山、攻めれません（笑）

近所のファミマに寄る。
稲川淳二の怖い本などを立ち読みしつつ、窓の外を見たら、アマガエルが一杯。
ここ、今年の早春に出来たばかり何だけど、もうカエルの集会場と化している。明かりに虫が集まるから、カエルも集まるのだ。ウチの玄関と原理は一緒。
ちょっと数えるだけでなんと14匹も確認できた。
まさに鈴なり。

将来家を建てることがあったら、絶対に庭にカエル用の蓮鉢を置いて放し飼いだ。
このかわいさは、たまりませんよ～。