スバルの純正エアクリーナーについて 考察編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回も前編として考察のみです。
最近はSNSや情報の普及で純正エアクリーナーの性能の良さが浸透して、街乗りユーザーには純正が一番、社外品の剥き出しは不要という割合がかなり増えた気がします。
あとは純正交換タイプの一部社外品でも、性能の低さが検証で露呈したりなども。
じゃあVABは?
VABの純正エアクリはBL/BPレガシィからほとんど変わっていません。2003年からVABの最終2019までずっとです。そんなにこの純正エアクリは完成度が高いのか?
噂では不織布フィルターのパッキン部に隙間が出来やすいとか。エアクリボックスが歪みやすいなど、結構言われてます。
確かに、ボックスのフィルターの下流側の底部に、砂埃が有った気がします。あとなんとなく、パッキン部のかかりが浅い気がして、抑えられてないような…
そんなこんながあるのに十数年使っているのは…完成度より、設計コストを下げたいからでは?と思ってしまいます。
実際インテークに関してはGR/GV,VABにスバルはほぼお金をかけていませんからね。レガシィから同一品番ですので。
マイナーチェンジでPCDまで変えた頃のスバルはどこに…?
同じ部品でも大丈夫かの確認はしたかもしれませんが。
2
一方でトヨタと共同開発の旧86/BRZですが、NA水平対向のFRレイアウトのため、流用はなく何から何まで新設計です。当然VABには流用できませんが、フィルターは外周まで不織布など、なんとなく構成は似ています。フィルター自体はトヨタの車種で採用されてた物のようです。
そして後期になって7馬力アップした際に、エアクリーナーボックスもフィルターも新たに見直され高効率な物に変更されました。
86/BRZは数年でエアクリーナーが改良されているのに、レガシィからVABまで15年以上使い回しの差は何なんですかね。
トヨタが関わると流石に資金が潤沢なんでしょうか。
3
86/BRZのフィルターの後期は不織布→紙になり、パッキンはゴムが使われる物になりました。プリーツの数は5倍くらいありそうな密集具合です。
不織布より薄く強度があるためここまで細かな形状に出来たんでしょうね。不織布のプリーツが多い社外の物などは、メッシュの補強が入ったりします。
前期と後期の表面積を単純に計算すると、物凄い差になりますね。
数字上だけですので、実際はこの限りではないですが。
ちなみに現行GR86/BRZは旧型後期とフィルターこそ同一の紙製ですが、旧型よりさらに効率の良い形状のエアクリーナーボックスが新規で採用されています。
ここまで扱いの差を見ると笑えます。
4
最近のスバルはどうなんだと言えば、VNレヴォーグ/VB WRX系も大きさは違いますが、ほぼ同一の構成のフィルターを採用しています。
必ずしも新しいから性能が良いとは限りませんが、86/BRZの流れをみると、こちらの方が効率に優れていそうです。
しかも最近のスバルは車種ごとに効率良く風を取り込めるようインテークダクトの形状を変えたりしてきています。
ようやく重い腰を上げて使い回しをやめたんですかね。
5
まあ薄々感じているかと思いますが、次回はこれらをVABへ流用できないかをやりたいと思います。
忙しいので年明けくらいまでのどこかで上げます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク