足回りの制振でロードノイズ低減

足回りの部品に制振部材を貼り付けるとロードノイズが低減される、という大変興味深いみんカラ記事を拝見し、試してガッテン。

使用する制振部材は2派閥に分類され、デッドニング様制振シート派と、百均商品で工夫する派。両派閥が諍いなく仲良く切磋琢磨する理想の政治形態の様相。

デッドニング用のシートはトランクルームに使い切ってしまったので、今回は百均部材派の耐震ジェル党に入党させていただきました。

施工にあたり車体下に潜り込む必要があったのでこちらの商品を使用。それでもかなり狭く、両手を自由に使えず難儀しました。

施工は真夜中、近所の人気のない空きスペースに車を停め行いました。アヤカシか珍走団が出没しそうな場所で車体下に潜り込んでゴニョゴニョしていたところ、巡回パトカーに見つかってしまいました。

すわ職質かと、不安と期待半々で警官殿と見つめ合うこと30秒。一言も発することなくパトカーは立ち去って行きました。お仕事ご苦労様ですが、犯罪件数トップが車乗荒らしの我が地域で、こんな怪しいヤカラをスルーしていいのかいなと地域治安に一抹の不安と、一度職質されてみたかった残念な気持ちで作業再開。

施工箇所はこんな感じの4カ所。爪でカンカン弾いて高い音が響いた部品をチョイスしました。これらの部品の正式名称や役割を理解しないままの素人判断です。

この4部品に耐震ジェルシートを貼り付けて、シリコンテープでグルグル巻いてみました。

これだけの簡単な作業ではありますが、両手を上手く活用できないため前後左右の施工に2時間程かかってしまい、狭いし暑いし蚊は煩わしいしで、なかなか大変な作業でしたが、苦労した甲斐はありました。

走り出してすぐにロードノイズが減少した事を実感。
綺麗な路面では殊更違いが顕著で、カーペットが敷かれた道路を走っているかのように静かで振動も激減。カーペットの上を走ったことはないですが。

反対に荒れた路面は効果が薄く、ゴゴゴという音が相変わらず鳴り響きます。

みんカラ諸先輩の記事でも同様の感想が見られたので、おそらく細かな振動、高周波の低減効果は高く、大きい振動、低周波への効果は薄いと思われます。
制振部材を変えればまた違った効果が現れるかも。

フロント側よりリア側の方が効果高しです。ロードスターはリアタイヤの方が耳に近いからでしょうか。興味持たれた方はリア施工だけで充分かと。

微細な振動やロードノイズが減ったことで、運転中の疲労も幾分か軽減されたように感じます。

それと、おそらく振動が減ったせいでしょう、走り心地がフワフワするように。振動というインフォメーションが減ったせいでそのように感じるのだと推測します。
これは全くの偏見になりますが、多くのロードスター乗りの方々にはあまり好ましくない変化かもしれません。

以上、皆様のご参考になれば幸いです。