連日暑い日が続いているが,陽が落ちても7時間遅れのパリ五輪では熱戦が繰り広げられている。
寝苦しい夜ということもあり,昨晩は真夜中に柔道女子57キロ級を観戦していた。
日本の舟久保遥香選手は残念ながら敗者復活戦に回ったが,それでも初舞台で堂々の銅メダルを獲得。
続く決勝はカナダの出口クリスタ選手と韓国のホ・ミミ選手。
出口はカナダ人の父と日本人の母を持つ長野出身で,松商学園高,山梨学院大でも活躍し,現在は実業団の日本生命だ。
一方,ホは韓国国籍の父と日本国籍の母を持つ東京出身の在日三世で,日本名は池田海実。帝京高校から早稲田大へ進学し現在は柔道部副将を務める。
両選手とも国籍が異なるものの,日本で生まれ,日本で育ち,日本文化を我々と同じく享受している。
そんな二人ならば否が応でも応援したくなるではないか。
結果は激闘の末,出口が金,ホが銀と,両者一歩も譲らない好試合を見せてくれた。
アリーナからは熱戦を讃える惜しみない拍手が沸き起り,テレビを通してもその感動が伝わってきた。
これこそが平和の祭典・オリンピックなのだと。
世界中に彼女らのようなハーフ,クオーターが増えれば,異なる文化や背景を尊重し合う橋渡し役として相互理解の社会が広がり,戦争や対立などはなくなるのではないか?
争いは競技場に限定して,殺し合いをしない未来が来るのではないか?
だからこそ,スポーツを通じて,異なる国や文化の人々が一堂に会し,競い合う姿は,平和と共生の象徴でなければならないと強く望むばかりだ。
眠い目をこすりながら思う,そんな真夏の夜の祭典であった。
多忙な友人が通うペン習字教室の展覧会に,ヒマな私が招かれた。
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に出逢えることを
人は仕合わせと呼びます
彼が書に選んだ言葉は,中島みゆきの名曲「糸」(1998)の一節。
他の諸先輩方の生徒さんたちと見比べると少々キャリアに差はあるものの,私を充分感動させるにたり得る魂が宿った作品であった。
披露宴の余韻で恋人が欲しくなる独り者の心理のように,この曲を元に以前映画化された「糸」を観たくなる。
動画配信で検索し,夜中にビールとスナックを用意してから灯りを消した。
菅田将暉の映画など観ることもない世代の私が,披露宴で花嫁が両親に宛てた手紙にむせび泣きするがごとく,まんまと涙した。
このことを飲みに行った先で女の子に話したら,菅田将暉の映画には他にも泣けるものがあるとのことで,オススメの作品を紹介してくれた。
プロポーズも済ませ,あとは親御さんへのご挨拶に行くばかりの心理状態の私は,さっそく動画配信で「花束みたいな恋をした」の再生ボタンを力強く押した。
2時間4分が過ぎた。
うーん。監督が伝えたいことは分かる。
しかし,コロナ禍で結婚式を先延ばしする間に熱も覚め,婚約を解消したカップルのように,最後まで涙腺は刺激されずに終わった。
だが涙こそ浮かばなかったが,一つだけ共感できる部分があった。
劇中,主人公がグーグルマップのストリートビューで偶然に写された自分の姿を見つけて大層興奮する場面がある。
それから5年経ったラストシーンで,今度は同棲していた町内で別れた彼女と連れ添って歩く自分を発見し,偶然のように思える必然に気付かされるシーンだ。
私は以前,別れて何年も経つというのに,元婚約者の実家までストリートビューで行ったことがある。
ご両親へのご挨拶をはじめ,盆暮れの度に二人して帰省した勝手知ったる道だった。
そのときである!
実家へと急ぐ私の脇を顔にボカシの入った彼女とすれ違ったのだ。
髪の長さも服の好みも変わってしまった彼女は…
ベビーカーを押していた。
しばらく…その場に立ちすくんだ…
縦の糸と横の糸が,決して交わることのない宿命を思い知らされた…瞬間であった…
私のような車好きは,配管がクネクネしているだけで身もだえしてしまうw
先日羽田空港の格納庫を見学して来た。
業界の集まりで…言わば仕事の延長で行ったのだが,私は旅客機などに興味はない。
興味があるのはCAと機内食ぐらいだw
つまらねーなーと思いつつ,格納庫を案内されていると…
何と!むき出しのエンジンを覆うように複雑に絡み合ったエキマニではないか!
まるで大友克洋原作の『AKIRA』の実写かと思ったぐらいだ。
我々に同行していた案内嬢に訊ねると,ジェットエンジンはエギゾーストを直接噴射するので,配管を通すことはないとのこと。
あれは,燃料供給パイプや制御の油圧・冷却システム,エンジンで作った与圧空気を利用するための配管なのだそうだ。
うーん。そうかぁ…エキマニではないのか。
だが,それにしてもタコ足を見て興奮する,妙なこの胸のざわつきは何だろう?
ちなみに大友克洋と同じく,葛飾北斎もタコ足には萌えていたようである。
みんカラでは,愛車の所有形態として,メインかサブのどちらか一方を選択しなければならない。
私は単純に,毎日乗る使用頻度の高いクルマをメイン。気の向いたときに趣味で走らせるクルマをサブとしている。
要するに,通勤や買い物などの生活必需品としてならばメイン,余暇を楽しむ娯楽品ならばサブと分けているのだ。
もちろん1台で全てをカバーできれば,サブなど要らないが…
日常の足とホビーでは相反するベクトルを持っているので,どちらも優先しようとするともう1台必要になる。
すると,下駄車(足車)やセカンドカーといったキーワードが頭に浮かぶ。
一見どちらも同じ用途に思えるが…
下駄車はちょっとそこまで買い物に行くのに,サブで使うクルマというのが大方の認識。
ところがセカンドカーは上記のような用途を意味する場合と…
あくまでも日常の足がメインで,レジャーなどで遠出するクルマがセカンドカーだとする意見もある。
次にメインとサブの本来の意味を改めて確認してみよう。
メインには,「主要な」や「主な」といった意味がある。
一方サブは「下位の」や「補助の」といった意味だ。
買い物に使うクルマは燃費も良く維持費のかからないコンパクトカーで,ドライブに出掛けるのはグランツーリスモだとすると…
車格から言えばお買い物カーがサブに該当し,前述した内容から二転三転する。
つまり,主観的な使い方によって,メインとサブの定義は変わりうるのだ。
実際には,メインとサブの区別は,個々の生活スタイルや価値観に大きく依存している。
例えば,ご主人が熱狂的なスポーツカー・フリークならば,その車をメインとして扱うであろう。
一方で,奥様は子供の送り迎えから買い物まで,日常の移動手段であるコンパクトカーを,我家のメインとして位置付けるかも知れない。
このように,車に対する価値観や使用目的が異なるため,一概に「メインはこれ」で「サブはこれ」と決めつけることは難しい。
したがって,メインとサブの定義は相対的なものであり,一概にどちらが上位でどちらが下位というわけではない。
重要なのは,自分自身のライフスタイルに合わせた使い分けをすることだ。
…とは言え,乗り換え時期が近づき,自分の価値観を優先し過ぎると,奥様から目くじらを立てられるのでご用心(笑)
梅雨の楽しみは雨である。
ジメジメした梅雨の,いったい何が楽しいのか?
それは,路面がウェットなので,クルマを滑らしやすいのだ。
クルマにスピードを求める輩には,大きく分けて2種類いる。
コーナリング重視で峠などを攻めるワインディング派と最高速を求める直線番長だ。
元々ライダーだった私は,四輪免許取得後も峠に通った。
以来,ずっとワインディング派である。
最初は峠を走っても,バイクのときのような爽快感が得られなかった。
コーナーを軽快にパスできるバイクとは違い,その手前で充分に減速するクルマでは速く曲がれなかったのだ。
そこで,自然と誰もが通るドリフトにトライしていくことになる。
充分なトラクションを必要とする直線番長とは違って,ドリフトは滑りをコントロールすることが重要だ。
広い河川敷のグラベルで夜な夜な練習を重ねた。
あえて,山の減った細い中古タイヤを探し回ったり,LSDを4ピニから2ピニに替えて試したりもした。
おっかなびっくりカウンターを当てられるようになると,腕試しに峠に戻った。
何度も走っている内に,今度は新たな発見をすることになる。
ドキドキしながら,アクロバティックにドリフトを決める先行車の真似をしなくても,意外に付いて行けることに気づいたのだ。
まぁ,ドリフト族の半分は速く走るためでなく,パフォーマンスや美技が目的だからだ。
そこで,グリップ走行を模索することになったが,ここでドリフトを練習していたときの荷重移動やグリップ限界の見極めが役に立つことになる。
ドリフトのときはズリズリッとなるまで待つが…
ズリッとくる最初の一瞬の滑り出しの感覚が分かれば〆めたもの。
そのまま我慢して,コーナー出口がイメージできたらガバッとスロットルオン!
いつしか,それに味を占めるようになった。
…とは言え,最近のクルマは,トラコンで武装され,タイヤ性能も格段に向上している。
よっぽどスロットルを開けなければ,滅多なことではズリッとはできない。
若いころと違い,猛スピードで突っ込んだり,トラコンを切る度胸や反射神経もなくなった。
そこで登場いただくのが,ミューの低くなったウェットな路面だ。
さほどスピードも出さずに,安全マージンを保ちつつズリッとくる感覚は,雨の神様が与えてくれたご褒美だ。
それに雨予報のときは,峠もガラガラですいている。
欲を言えば,私の愛車はフロントガラスの曇り止めが弱い上に雨漏りが激しいので,雨が上がってくれればベストコンディションだ。
シトシト降る雨も,そろそろ上がりそうだ。
さあ今日は,地盤の緩くなった土砂崩れに注意しつつ,安全にズリッとしてこよう(笑)
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