フェラーリとかに手を出す割に、ロレックスだのヴィトンだの高級ホテルやグランメゾンなどにはあまり興味がない。
少しは嗜んでみてもいいのかも知れないが、とっつきにくいなぁ。どこかに気楽な入り口があったらいいのだけど。
やはり自分は、田園とか自然とかのエリアに足が向く感じだ。
この日は、ハチ高原スキー場への裏アクセス道として使っている県道6号 養父-宍粟線(やぶ-しそうせんって読みます)・大屋-波賀線の奥へと向かった。未踏ルートである。
その奥地を経て29号線につながる峠道を走ってみようと思ったんだ。
下流で円山川を経由して日本海へと流れ着く大屋川に沿う谷合い筋だ。
古くて風情のあるいくつもの橋を横目に、道路に近寄る山肌あり、集落あり、滝や渓谷を案内するいくつかの表示板にも心惹かれながら、道は少しずつ厳しくなり、川もいよいよ渓谷の様相を示し始めた。
すると突然、こんな山あいにどうして??
とても新しいというか、これ新しく造成した上での新築じゃないの?と思えるような蔵?がいくつか並んでいるのに出くわした。
例によって行き過ぎてから引き返し、その敷地内にアバルトを進める。
日曜の午前9時なのに、芝刈りに勤しむ従業員のお兄さんが。
「いやね、走ってたら素晴らしい建物が目に入りまして」
そう声を掛けると、お兄さんの顔色が不審からウェルカムに変わる。
「クルマと一緒に撮影させてもらっていいでしょうか?」
どうぞどうぞ、よければ奥の方に××がありますから、絵になるかも知れないですよ、と親切に受け入れていただけた。
走りながらまず目に飛び込んだ、ネオレトロな和蔵だ。酒蔵??
山間部では貴重な平地を造成したのだろう、アスファルト面には適当にアンギュレーションが。
クルマが傾いていて、それもまたおもしろい。
続くっ!
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ABARTH 695 | 日記
Posted at
2023/10/07 23:39:52