
自分の中で読書の記録としてつけていこうと思っているカテゴリーです。
すでに出版されて10年以上になりますが、出版されてすぐに読みたかった本です。
自分の親に対して疑問を持ったことありませんか?
子ども時代は「反抗期」で片付けられてしまいがちですが
今、自分達が大人になっても理解不能な親の言動、教育方針、生き様。
大人になったからこそ湧いてくる親への不信感 等々・・・
(2ちゃんねる・30代板「☆☆親が毒な30代集まれ☆☆」より)
◆ハードカバー版
スーザン・フォワード著、玉置悟訳(1999)『毒になる親』毎日新聞社
◆文庫版
スーザン・フォワード著、玉置悟訳(2001)『毒になる親―一生苦しむ子供(講談社プラスアルファ文庫)』講談社
文庫版のほうは、「セラピーの実際」という章が収録されていません。
※以下、特にことわりのない限り、当ページの内容は『毒になる親』に基づくものです。
「毒になる親」とは、虐待により子供の心に傷を負わせる親のことです。虐待には「肉体的な虐待」、「精神的な虐待」、「性的な虐待」、「義務の放棄」などがあり、よく見逃されがちなのが、「精神的な虐待」です。心の虐待は子供の人格を破壊し、健康的で正常な心の成長を阻んでしまいます。
親によって心に傷を負わされた子供は、成長してからもさまざまな問題に苦しむことになります。しかしその因果関係については、当の親はもちろん、被害者である子供も気づいていないことが多いのです。
親は、子育ての専門知識がないまま子育てを行います。子育てとは本来、決定的に重要な技術を必要とする仕事のひとつなのですが、残念ながら、ほとんどの家庭で、経験から学んだ勘を頼りに手探りで行っているというのが現状です。
だとしたら、多くの人が、本人の自覚のないままに親の毒によって心を傷つけられていることになります。
このページを作成したのも、一人でも多くの人にこの『毒になる親』を読んでもらい、子育ての過程で親がいかに不用意に子供の心を傷つけているかということ、そしてその心の傷は、子供が大人になってもその人格や人生にネガティブな、それも大きな影響を及ぼす深刻なものであることを知ってもらいたいからです。
うちの場合長男の職業も決まり、次男の将来の希望も固まりつつあり、半分子育ては終わった状態です。正直言って読むのが怖かった本です。ひょっとして・・・もしかしたら・・・・・知らぬ間に害を与えていたのではないかと思い、購入後暫くたってから読み始めました。
自分の場合はギリギリセーフ?でしょうか。
先々を考えて早めに手を打っていく、戦略と戦術を立てた練習メニューなど、良かれと思ってしたことが一歩間違えれば、毒になる親の仲間入りでした。
幼稚園・小学校の子どもさんを持つ保護者の方は一度読まれることをお勧めします。
読めばあなた自身も親の毒の影響を受けていることがあるかもしれません。もう一度自分と向き合ってみるのもいいかも知れません。
私の場合は子どもに対してだけでなく、自分自身について考え直すいいきっかけになりました。
アマゾンのレビューに感想があるので、気になる方は検索してご参考にしてください。
Posted at 2010/01/27 11:57:11 | |
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