
奈良県は狭いのでロードのコースが設定できず、鈴鹿サーキットで行なわれることになった。
鈴鹿サーキットは夏のシマノ鈴鹿大会で過去3度ほど走ったことがあるコースだ。
表彰式を終え、午後3時過ぎ奈良から鈴鹿へ移動する。前後には同じような箱バンやマイクロバスが並んでいる。当然今の時間移動しているという事は、表彰式に出ていた高校=強豪高ということになる。そこに混じってキャラバン移動するのは、少し気が引けたが、道に迷わずにいけたことはありがたい。
すでに到着すると、試走が始まっている。指定されたピットへ行ってみると、真新しくリニューアルされていた。機材を下ろし、県ごとに割り当てられている中で、スペースを確保する。折りたたみチェアーやマッサー用兼ストレッチ用の銀マットを広げる。その間に次男はロードレーサーの空気圧をセットして、アップしていた。自動車レースと違い、反時計回りに回る。何故ならメインストレートが結構きつい下りなので、ゴール地点が危険な為らしい。
何度か走っているので、コース確認程度で試走は終了。フラワーガーデンホテルの方へ戻り、夕食・睡眠となる。
決勝は午前7時30分からスタートなので、4時起床サーキットへ行く。
ゆっくりアップを始める中を、途中で渡す補給食の準備をする。スペシャルはアップ用とレース中用と2種類用意し、体を冷やす為に水だけのボトルも用意する。後はハンガーノックに備えて、炭酸を抜いたコーラを2本用意した。5ラップ目から補給ができるので、補給エリアへ急ぐ。補給エリアはシケイン手前からシケインを抜けるまでと決まっている。
どう見てもシケイン手前が良さそうだったので、シケイン手前に陣取ることにする。エントリーは142名なので、かなり混み合うことだろう。女房はピットの方で撮影兼機材トラブルに備え、工具や予備ホイールを準備している。
緊張のスタートの瞬間がくる。142名が一斉にスタートするので、サーキットといえども道幅が狭く感じる。昨日の疲れが取れていないので、スタート後は先頭集団について淡々と周回をこなしていく。気温はジリジリと上がってきて、すでに30度近くまで達している。
メインストレートを見ていると、一コーナーから陽炎の中を先頭集団が立ち上がってくる。
補給周回に入ると、規定の時間以上遅れた選手は次々と切られていき、120名程度まで減っている。先頭はやはりトラック競技で速かった選手だ。なんというタフネスぶり。補給場所は混み合うが、何とか渡すことができた。どうも飲むより、体にかけて冷やしているようだ。通過するたびに水だけを要求してくる。一度渡し損ねてしまった。ボトルが転がっていきヒヤッとしたが、事なきをえた。
何とか先頭集団に喰らいついてはいるものの、少し苦しそうだ。ストップウオッチでは、中盤少しラップが落ちたが、依然として予想よりもハイペースだ。中盤過ぎるともう100名程度まで人数が減っていた。ラスト5周過ぎからペースが上がるが、かろうじて保っている。ラスト3周更にペースが上がると先頭は10名程度に絞られたが、後続集団に入っているようだ。
ラスト1周で地元奈良の選手が一人抜け出し、後続を1分以上引き離して余裕のゴール!
後は一塊になってゴールラインへなだれ込んでくる。最後の一伸びが足りず、22位という結果に終わった。一年の時が20位だったのだが、これは大量落車などがあり恵まれての順位だった。今回は周囲をよく見て、自分のできることをきちんとこなしての順位だったと思う。142名中フィニッシュは92名、3分の1近くが切られていることを考えると厳しいレースだったと思う。路面が良いせいか、予想していたよりラップタイムは速かった。また、コーナーのスピードも一般道よりかなり速かった。集団落車も起きていたが、それに巻き込まれずに無事終わったことに、夫婦揃ってホッとしたと言うのが本音だ。
インターハイが鈴鹿サーキットで開催されるのは、今回が初めてではないだろうか。サーキット内を徒歩で移動するのってなかなかできないということを考えると、厳しいレースながらも、良い思い出になりそうだ
Posted at 2010/04/27 13:47:35 | |
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2009年の思い出 | スポーツ