ARISTO 整備備忘録 171 （ヘッドライトクリーナー＆ウレタンクリア塗装・後編・DIY）

　前編からの続きです。
　
　三種類の耐水サンドペーパーでの研磨後です。
　これ以上研磨すると、ウレタンクリアの仕上がりに影響するのでこれくらいに留めます。
　レンズ表面を滑らかにし過ぎると塗料の密着が悪くなると判断したためです。
　一旦、養生のテープを剥がして塗装面周辺を綺麗に拭き取ります。

　塗料が飛散しても車体全体を保護するためにマスキングします。風向きや塗り方によっては意外と塗料が舞いますので、しっかりとマスキングします。
　今回はコーナンPROで購入した“布コロナマスカー”と“自動車養生カバー”を使用しました。

　今回も使用する“ソフト99 ボデーペン ウレタンクリアー 08006”です。他社の類似製品よりも塗布しやすく、樹脂を侵しにくく乾燥も早いです。
　使用に際しては、良く振ってから缶の底部にある金属の棒を押し込んで逆さまにして2液を混合させて5～10分間放置します。

　予め、“Holts / 武蔵ホルト シリコーンリムーバー”で塗装面を脱脂します。そして、缶を良く振ってから塗装にかかります。
　最初は“捨て噴き”といってベタっと塗布しないで塗装面全体に軽く塗布します。
　塗装をするに際し、上から横向きに塗るのではなく、下から横向き塗るほう塗料が垂れにくいと思います。また、細部や塗りにくい面にはそれぞれ噴霧する角度を変えて塗る判断が必要です。

　この季節・外気温でも最低は10分以上は乾燥させます。また、一度に厚塗りすると塗料が垂れたりクラックが入ってしまいます。
　この作業を塗装面の状態を見ながら数回繰り返します。

　今回は多めに塗布し、捨て噴きを含めて6回塗りをして終了とします。しっかりとした厚い塗膜となりました。
　幸い、大きな埃や異物の付着や塗料の垂れもないようです。

　塗装面に気をつけながらマスキングを除去して乾燥させます。
　これで施工は完了ですが、塗料の完全乾燥を待ち、後日、さらにツヤを求めるべくコンパウンド（粗目・細目・極細）を使用してヘッドライトレンズを磨き、仕上げに“ワコーズ VAC バリアスコート”を塗布して完了予定です。

　ガラスコーティングよりも長持ちすることがPASSOで実証されていますが、この状態がどれだけ維持できるかです。

総走行距離　116551km