「日本製」ということ - ヨネックス・カーボネックスHR
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HAGA
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その他 / ヨネックス・カーボネックスHR
不明 (2015年) -
- レビュー日:2017年4月24日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:スポーツ走行
おすすめ度: 5
- 満足している点
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推進力の高さ。
鋭い加速。
高い軽快感と登坂力。
超軽量でありながら高剛性でもあること。
高剛性でありながら快適性も高いこと。
パっと見でわかる生産技術の高さ。
純国産のハンドメイド、フレームサイズによってチューブ径を変える(強度が変わるので積層は変えたくなかったためだそう)など、コストを度外視したような作りの割には安い(50万円だけど)こと。
「デザイン」が良いこと。
どうでも良いとは言わないけれど、ロゴがカッコ悪いだの、カラーリングがどうのだの、そんな上っ面の「お洋服」だけでデザインを云々ではなく
サイズXSでBB下がり68mm、ヘッド115mm、トップ520mm、リーチ377mm、シート470mm、スタック515mm、ホイールベース969mmというディメンションと700g台中盤の重量、真円断面のダウンチューブ、横扁平のシートステイとトップチューブ、BB付け根の角断面から後方へやや楕円形状になって行くチェーンステイ、
そうした本当の意味の「デザイン」を見ることで、このカーボネックスHRの性格、志向が少しは見えてくる。 - 不満な点
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無。まったくなし。
- 総評
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重量とフレーム内壁を見ればわかる製造技術の高さ。
どこの国のどの「ブランド」であろうと大半が中国で生産(台湾のAIMやマーテック、中国のトップキーやエックスペイスといった中国に工場を持つカーボン・スペシャリストに生産委託)されるのが常識のロードバイクのカーボンフレームにあって、純日本製、新潟のヨネックス生産本部でハンドビルトされること。
もちろん中国の工場だって一流ブランドのものはきちんと生産管理されていて、現在では有名ブランドの高級フレームだって作られているし何も問題はないけれど、やはり生産者の意識の高さ、技術的向上への欲求やモチベーション、仕事に対するプライド、細やかな気遣い、そうした日本人ならではのところはある。
そして、このフレームはその技術やプライドを前提にしてギリギリにマージンを削った設計がされていて、製造公差なども厳しく設定されている。
ダウンチューブなどを握ってみると、他メーカーの超軽量フレームほどには肉薄ではない。
それでもカーボネックスが他メーカー以上に軽量なのは、各チューブの合わせ目やBB部など複雑な部分の張り込みなども含み、本当に無駄なくギリギリに各パーツを設計・製造しているからだろう。
ヨネックスも下位グレードのラケットなどはアジア他国の工場で生産もしているが、カーボネックスでは「コストはかかるが日本の工場でしかこれは作れない」と判断したとのこと。
そしてそれは、重量と内壁の美しさを見れば納得できる。
他メーカーのフレームよりも断然個体差は少ないだろう。
それはつまり、ヨネックスのフレームならば、ほぼきちんと設計通りの性能を享受できると言うこと。
高級フレームであっても個体差のあるフレームは多い中(それはある程度の工程を手作業に頼らざるを得ないカーボンフレームと言う製品の性質上、仕方のないことでもある。フランスの超高級フレームメーカー、TIMEはそれをできるだけ避けるために機械による「編み上げ製法」を取っている)、この信頼性はさすがメイド・イン・ジャパン、と言える。
そもそもカーボン複合材というのは日本が世界初で製品化したもので、現在でも世界一のシェアを誇り、したがってその素材技術では世界のトップランナー、細かいことするのが得意な国民性とも相まってナノテクノロジーなども得意分野、カーボン繊維の品質、繊維を固める樹脂の品質、それらの技術的先進性、プリプレグの製造技術とその均質性などはメイド・イン・ジャパンのクオリティは抜きん出ている。
ヨネックスはその日本の中にあって、1970年代からカーボン製スポーツ用品を作ってきたので、カーボンに対する理解と知識は膨大。
そのヨネックスが5年以上かけて開発し、全て日本製の最先端素材を使って日本の自社工場で生産するフレームが悪かろうはずもない。
これまで、クルマでも自転車でも欧州メーカー、欧州ブランドにばかり乗ってきた。
それは、国とかメーカーとかに無関係に単純にその時その時で面白いと思うものを選んできた結果というだけということではあるけれど、裏を返せば日本製は信頼性や耐久性は高いが設計的にやや保守的すぎたり、耐久性を重視するあまり性能的に平凡になったり、全方向的に良くあろうとするあまり特徴に欠け、突出した部分がなく面白みに欠けるものが多かったから、ということでもある。
でも、このフレームのように徹底的にこだわって作られたものはやはり面白いし、使って感動できる何かがある。
マツダ・ロードスターも同じ。
そして、ヨネックス・カーボネックスとロードスター、無関係な双方のインタヴュー記事の中に同じ言葉を見つけた。
「製造公差の中に入れるのは当然、ウチの人達はさらに中央値に近づける努力を惜しまないんです」
自分がロードスターを買うモチベーションの一つにヨネックス・カーボネックスは無関係ではなかったんじゃないかと思う。
- デザイン
- 5
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横扁平で薄型のシートステイ、やはり横扁平のトップチューブ、BB付け根の角断面から後方へやや楕円形状になって行くチェーンステイ、真円断面のダウンチューブ。
パワー伝達効率の高さと振動吸収性、しなりと軽快感、素直でレスポンスの良いコーナリング特性、そうした設計意図が読み取れる良いデザイン。 - 走行性能
- 5
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パリっとしたハルマキ系の走行感。
登坂力異常。
軽快感が高く、ハンドリングも非常に軽いのに、スタっと安定した独特なコーナリングが不思議。 - 乗り心地
- 4
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振動はくるが収束は速い。
総じて乗り心地は良い。 - 価格
- 5
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