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2024年02月29日 イイね!

エディックスのオイル交換

エディックスのオイル交換
<自分用メモ>
ホンダ エディックス
シェルヒリックスウルトラ 5W-40
約10ヶ月使用
シェルリムラR6LM 10W-40
交換時総距離 151,590km
━━━━━━━━

普段使用している自家用車のエディックスはみんカラには登録していません。
ので、整備記録ではなくブログにて。


いつも大体1年周期で交換しているエンジンオイル。
うちの車たちに使っているのはもう何年も同じで、シェルヒリックスウルトラ5W-40の輸入モノ(プラボトル)。
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コロナ前は¥4,000/4Lで買えたんですが、今は5,000円になりました。まぁそれでも安いけど。

さすがシェルのフラッグシップオイルなだけあって、1年経っても些細な劣化すら感じることないんですよね。
潤滑性能も耐久性能も抜群です。



ところでエディックスの取扱説明書のサービスデータを見ると、当時の純正指定オイルがAPIグレードや粘度0W-20~5W-40まで書いてあるけど、そんなの関係ない。
私は思考停止の純正教の信者ではない。あくまで性能数値で考えるべき。
省燃費性はオイルの性能とはみなさないので0W-20は絶対に使いません。HTHSが低すぎるから。
保護性能を犠牲にしてまで燃費を求めるなんて馬鹿げてると思う。
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それはさておき、今回はオイル交換前にエンジン内の洗浄も行いたいと思います。

まずは交換の数日前に燃料添加剤を投入。フューエルラインの他、ピストンリングに絡む部分にも洗浄効果を期待します。
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↑燃料添加剤はBGのBG208(44K)。
ディーゼル系で絶大な効果を発揮するBG社の商品には結構な信頼を置いております。
ちなみに超高性能ミッションオイル シンクロシフトを出しているのもこのBG社です。
どちらかと言えば添加剤のほうが主流のメーカーです。

そして数日走行したところで本日オイル交換を行いました。
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まずは廃油を抜いて…

フラッシングオイル代わりに、SUNOCOのイグナイトディーゼル5W-30(VHVIベース?の全合成油)を使います。
SUNOCOのディーゼル用オイルでは最高峰の商品なので清浄分散性はそれなりに高いと思いたい。
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さらにそいつにプラスしてBGのEPR(BG109)というフラッシング添加剤を投入します。

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(ストロングってなんだ…?)
EPRの中身の液体は透明ですね。

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エンジンを暖機して、オイルが温まったところで添加してくださいとのことでした。

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エンジンが温まったところで投入です。

説明書きではアイドリング1200rpmくらいで10~15分とのことでしたが、少し近所を2000rpm以下でゆっくり走らせてきました。
特にガチャガチャ音とかはしませんでしたね。

そして再度抜き取りです。
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目一杯ジャッキアップして車体を傾けて廃油をできるところまで抜いていきます。

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ガッツリ汚れが取れました。見事に真っ黒です。いいですね。
フラッシング剤を入れたので粘度は結構シャバシャバでした。

さあこれで気が済んだので新しいオイルを入れていきましょう。

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前回バスのリエッセに入れたオイルが余っているのでエディックスにも使いましょう。
シェルのディーゼル用オイル、リムラR6 LM 10W-40です。GTLベースの全合成油。

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今回はドレンボルトも新品交換。
またオイルフィルターも当然新品に交換しました。
それにしてもオイルフィルター交換の整備性悪すぎない?
上からも下からも手が入りづらくてうまく力が込められないって。

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あとで使うため、新油と廃油をペットボトルに採取しておきました。


そして交換して走り出してどう感じたかというと…特に変わりない。
つまり、1年走った前回のオイルも大して劣化していないということになる。
交換時に変化を感じないオイルが良いオイルです。


今回のオイルも来春に交換するまで丸1年ずっと使うつもり。
一般的にディーゼル用オイルはロングドレイン性能が重視されているので耐久性には期待したいところです。
Posted at 2024/02/29 18:15:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | クルマ
2024年02月22日 イイね!

LSPIの原因って本当に添加剤中のCa含有量に依存するの?

【論文】
超高負荷運転におけるオイル添加剤がLSPI発生に与える影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaeronbun/51/3/51_20204256/_pdf

なんか論文タイトルの日本語がしっくりこないんだが…

それはともかく、オイル内の清浄成分であるCa(カルシウム)が多いとそれがスラッジ内で熱を持って発火源になるというのは従来から知られている通り。

ただこの論文内の実験結果によれば、Caを少なく(半減)させてLSPIが減ったと思いきや、そこにMo(モリブデン)が足ささるとまたLSPI発生が同じくらい増えるという面白い発見が。



LSPIの発生率が高くなるのはいずれも高負荷運転時に顕著な傾向なので、上り坂だったりアクセル開度が大きかったりした時によく起こるのだろう。

ちなみに添加剤中の清浄成分は主にCaとMg(マグネシウム)がメインなんですが、単純にCaを減らしてその分をMgに置き換えてやるとやはりLSPIは減る結果ですね。

それはMgが保持する熱量がCaに比べて約半分くらいの温度だからとの事。

---------------

API規格の要件の表を見ると、SN-Plus以降はLSPI発生回数に係る項目が追加されてて、反復試験中、発生5回以内にしなさいよと決められています。
(テストメソッドのASTM D8291を検索したけど、どういう条件下かよく分からなかったぞ)

https://www.infineuminsight.com/media/2841/api-engine-oil-classifications-brochure2.pdf

---------------

んで何が言いたいかって言うと、私は昔からモリブデンは(゚⊿゚)イラネ派です。


一、モリブデンは対応温度域が高い(低温時には役に立たない)

有機モリブデン 使用上の注意 その7 温度依存性
https://www.mikadooil.com/blog/2020/08/13/587/

一番エンジンの劣化状況となるドライスタート(コールドスタート)に対して役立たず。


二、そのうち劣化してごみになる

モリブデンの効果は永久ではありません。(モリブデンに限らずだけど)
しっかり劣化してしまうんです。

固体潤滑剤の劣化と寿命 | ジュンツウネット21
https://www.juntsu.co.jp/qa/qa0903.php


三、エステルとの相性最悪

そもそも私はエステル自体も(゚⊿゚)イラネ派です。(加水分解起こして寿命短いから。→ジエステル)

んで、エステルはモリブデンの働きを阻害します。

MoDTC の境界潤滑特性に及ぼすリン酸エステル添加剤の影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tribologist/60/7/60_60.07_461/_pdf

これは怖い話で、市販のオイル添加剤にはMoが配合されている物が数多くありますので、謳い文句に惹かれて良かれと思って追加しちゃうと、元がエステル配合オイルの場合は逆に性能を低下させちゃうっていう。
本当怖いね。


四、そして今回読んだ論文にある通り、Moの含有によってLSPIの発生確率を上げてしまうという副作用。

まぁLSPIは直噴ターボエンジン特有の問題ですが。


ーーーーーーーー

でね、もうFM剤 兼 極圧潤滑剤としてはIF-WS2(無機フラーレン-二硫化タングステン)でいいじゃんとなる。高いけどこれが最適解だもの。

https://gearsolutions.com/features/nanomaterials-for-gear-lubrication-solutions/



二硫化モリブデンは層状(板状)なのに対して、無機フラーレン二硫化タングステンは球状。しかも多層の。

板とベアリングだったらどっちが滑りが良いか、誰でも分かる話よね。
しかもIF-WS2はトライボフィルム(保護被膜)も作ってくれますし。

ついでにモリブデンの拠り所である極圧性能についても、IF-WS2の方が"数倍"上です。

あと適用温度域も関係なし。低温域から高温域(450℃あたり)までちゃんと効く。


。。。いつかそのうちオリジナルでエンジンオイル作りたい。

追記:作りました。
https://verior-oil.org/
Posted at 2024/02/22 10:17:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | ビジネス/学習
2024年02月10日 イイね!

たまにはオイル粘度のチェックをしよう

たまにはオイル粘度のチェックをしよう



オイル粘度チェック
https://youtube.com/watch?v=2ikzJg0MMIs
(画面比率が9:16なので、フルスクリーンにしてご覧下さい)
Posted at 2024/02/10 09:16:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | クルマ
2024年02月03日 イイね!

日本製オイルのベースオイル(VHVI)はほぼ完全に韓国からの輸入です

日本製オイルのベースオイル(VHVI)はほぼ完全に韓国からの輸入ですいきなりですが、

「日本製のエンジンオイルはどれも五十歩百歩で選ぶ価値がない(コスパ悪い)」

というのが私の出した結論で持論です。

感覚や経験では、誰でもいくらでもなんとでも言える。
でも数字に表せばはっきりわかんだね。(そもそも日本メーカーはデータ秘匿主義だけど。)

なので、自分が立ち上げたオイルブランドでは完全に情報公開することにしました。
https://verior-oil.org/

- - - - - - - -

さて、自動車用潤滑油のベースオイルのうち、VHVIについては日本への輸入は以下の韓国メーカーの2社で占められています。
・S-Oil
・SKルブリカンツ
この2社は世界的にもシェアの大きい大プラントです。

2016年時点でのVHVIの生産能力では
S-Oilが世界第1位
SKが第3位です。

→少し古い2017年の論文ですが、エネオスのサイトの中にこんなのも見つけました。

潤滑油基油の品質と世界動向
中央技術研究所 潤滑油研究所 エンジン油G 田川 一生
https://www.eneos.co.jp/company/rd/technical_review/pdf/vol59_no03_08.pdf

-------

エンジンオイルの性能にとってベースオイルが重要なのは既知の通り。

であればですよ。
はじめから輸入元のメーカー商品を買ったほうがずっとコスパ( ゚з゚)イインデネーノ?

実際、SKルブリカンツは自社ブランドを持ってました。
SK ZICという名で。
https://www.skzic.com/eng/index.do

日本輸入代理店
CAPスタイル
https://www.cap-style.co.jp/products/brand/skzic/


国内で最安で購入できるのはヤフーショッピングでした
https://store.shopping.yahoo.co.jp/camp/search.html?p=zic




特に、5W-40や0W-40はACEA A3/B4取得で買えるオイル(ペール缶除く)としては間違いなく最安クラス。
0W-40:4169円/4L
5W-40:3316円/4L

フラッグシップモデルである0W-40は、TDSで代表性状を見るとこのようにかなりの高性能。


しかもSDSを見るとPAOが40%近く配合されておりながらこの価格。
他社なら安くても8,000円はするでしょう。

当然粘度指数は高いし、HTHS(150℃時剪断粘度)もA3/B4の基準値である3.5以上を当然クリアして3.7あります。

なにより塩基価(TBN)が12.3というかなりの高数値。
→A3/B4の基準値は10.0以上。

ACEA規格を取らないほとんどの日本製オイルは、この数値がやたらと低いです。

塩基価はアルカリ性の値のことで酸化耐性を示す値。
ざっくり言うとオイルの寿命を計る数値です。

- - - - - - - - - - -

シェルやモービルのGTLベースも捨てがたいけど、今回見つけたことでSKのコスパの良さにも俄然惹かれました。
関連情報URL : https://verior-oil.org/
Posted at 2024/02/03 15:53:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | クルマ
2024年01月25日 イイね!

Shell Rimula R6 LM 10W-40 シェル リムラ R6 LM 10W-40 ACEA E7取得オイル

Shell Rimula R6 LM 10W-40 シェル リムラ R6 LM 10W-40 ACEA E7取得オイル先月にエンジンオイルを換えたばかり(→ リエッセのエンジンオイルを交換)ですが、この数日でオイルの知識を貪欲に増やし、早くも次のオイルパートナーを選びました。

前回のブログに書いた通り、私はACEA規格に大きな信頼をおいております。
その上で、ACEA E4取得のオイルを頑張って探してみましたが、どうしても日本国内で買えるところはないようでした。

E4の一番の魅力は、オイルの酸化耐性(要は寿命)を決める塩基価(TBN)が12.0以上が保証されること。
塩基価が10.0前後のものは探せばまだありますが、12.0以上の物はまず見つけることができません。
そしてその性能を持ったオイルは、そのメーカーの中で一番上位のフラッグシップオイルに位置します。

欲しいけど買えなかったオイルたち…
MOBIL DELVAC1 ESP 5W-40
(デルバック1 ESPは日本製だとE7で本国製だとE4取得)



Total RUBIA TIR 8600 10W-40



REPSOL GIANT 9550 FE-LL 5W-30

これすごいな。高温側粘度30でHTHS3.5をクリアしてるのか。
ーーーーーーーーー

E4が買えないのは残念だったけど、次点でE7規格のもので探し、絶対正義と信じるGTLベースオイルを採用している、Shellで決めることにしました。

Shell Rimula R6 LM 10W-40



本当は20L缶で30,000円以上する物なんだけど、ヤフオクで半額以下で出品しているのを見つけて落札しました。ラッキー? 本物だよね?

15,800円だったので、790円/Lです。
ACEA E7取得(必然的に全化学合成。半端な性能では取れない。)の性能でこれは激安。

ーーーーーーーーー

それにしても今回購入したこのリムラ R6 LM、商品名は一緒なくせに本国のものと比較すると日本のは中身が違うんだけど。
TDS(テクニカルデータシート)見るとみんな数値が違うんだよね。
特に許せないのが塩基価(TBN)が大分低いこと。

グローバルモデル

塩基価(TBN)が12.9もある。


日本モデル

一方で日本のは10.6まで落ちる。
いやまぁ10超えてる時点で十分良いっちゃ良いんだけど。。。
でもグローバルモデルの方があれだけ良いのを知るとなんだかなぁ。

ーーーーーーーーー

つーかこれに限らずなんだけど、本社が外国にあって日本でも作ってますっていうメーカー(シェル,モービル,SUNOCO,ペンズオイル等々)が作るオイルって、ことごとく別物になんだよね。しかも性能の低い方向に。

性能はACEAやアメリカ仕様の方が断然良いんだから、いちいち日本仕様で精製(しかもダウングレード)してないで、黙って並行輸入品でそのまま売れや。

SDSもTDSも公開しない日本のオイルはこれだから信用できない。
だから私はメーカーや商品ではなくACEA規格を信じる。
規格毎に性能値が保証されてるから。

少なくとも品質の悪いゴミみたいな鉱物油は確実に回避できる。APIとは違って。
Posted at 2024/01/25 15:50:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル | 日記

プロフィール

「新しい自家用車 兼 仕事車 兼 旅車が到着した http://cvw.jp/b/3602924/48633341/
何シテル?   09/02 18:07
夫婦と息子で3人暮らし。 岩手県で住宅会社をしています。 2025年からオリジナルのエンジンオイルの製作・販売を始めました。 https://verio...
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