最近のバイク市況 その2

購入前提の取置きをお願いし、1月30日に神奈川県某YSPへ行ってきました。
ちなみに、YSPはヤマハ車専売のディーラーですが、現在は神奈川県に2店舗(アドバンスディーラーは4店舗)しかありません。10年ぐらい前までは、私が知る限りでも10店舗近くあったと思いますが、ヤマハの売り方転換期に看板を下ろしたところが多いようです。YSP及びエクスクルーシブモデルを扱えるアドバンスディーラーになるための条件は厳しく、元YSPでもアドバンスディーラーにさえなれないお店もあります。こういったユーザー軽視の売り方が気に入らなかったので当初はYSPで買うことを躊躇していました。

とは言ってもお店が悪いわけではないので話を戻します。実はこのYSP、バイクを購入したことはないのですが、新型VMAXが発表された2009年当時、現車を見る機会すら少ない中、無料で試乗ができるということでお世話になりました。そして昨年の7月、同じく現行型YZF-R1を試乗できるということで利用させていただいた経緯があり、これも何かの縁だと思いました。

出迎えてくれたのは、メールでの問い合わせにも返信いただいた代表取締役社長兼統括店長の肩書きをもつ事実上のトップ。7月の試乗会でも先導してくださった方です。とても感じの良い方で、バイクに関する話題で盛り上がりつつ契約書作成を進めました。話が盛り上がりすぎて、現車の写真を撮り忘れたぐらいです(笑)。今回、オプションなどは装着せず素のまま納車してもらうことにしましたので、納車まで長くても2週間とのこと、早い！！流石、多くの整備士を抱える大型店。まだ寒いのでもう少し先でも良いのですが、ゆっくり慣らしをしたいと思います。

というわけで無事に契約終了！


手付金10万を支払い、残りは振込で(もちろんローン併用です)と伝えお店を後にしました。
(それにしても本当にR1Mを買うことになろうとは…完全に勢いですw)

余談ですが、ここのYSPでは下記の特典があります。


先行予約特典とあったので、私のように店舗在庫を買う場合は適応されないと思いましたが、しっかり適応していただきました。私の場合、取引銀行の優遇金利を受けられたのでそもそも低金利だったこともあり、迷うことなく実利を優先して2番の前後タイヤセットを選びました。これは次回タイヤ交換時に標準タイヤ同等品をプレゼント(交換工賃のみ負担)してくれるというもの。車両の値引きが最もありがたいのですが、今やバイクは完全に売り手市場で各社ディーラー系はほぼ値引きゼロだと思います。これはあくまでも個人的意見ですが、メーカーからも安売りはしないよう指導されていると予想します。その中で、同じYSP同士でもどこで差を付けるか？を考えているようで、私が問い合わせた数店舗でも「定価販売だけど、うちのお店では◯◯なのでお得ですよ」というのがありました。3年分の定期点検が無料だったり、盗難保険がついていたり、レッカー無料期間が延長されたりと様々です。その中でも、タイヤという必ず必要になるものがサービスになるのは、個人的に凄く嬉しく思いました。例としてロッコル2とあるので、同カテゴリーのPower GPなんかも対象かと思います。差額を負担してくれれば上のタイヤでも良いと言っていました。いずれにしても最初のタイヤ交換は格安で出来そうです。

さて、2回に渡ってYZF-R1を購入するまでのストーリーを書いてきましたが、今は新車のバイクを買うことがかなり困難だと痛感しました。特にR1のようなモデルは、基本的に受注期間が限定された受注生産で、そのタイミングを逃すと手に入らない。通常モデルにおいても、昨今の半導体を始めとする部品供給不足によって生産数が減少し、納車まで半年待ちが普通のようです。昔のように、メーカーに在庫があって注文すれば来るという状況ではありません。今回は、YSPで伺った話なのでヤマハ車に関しての話ですが、他メーカーも似たようなものだと思います。こう言ったことが、現在の中古車市場価格高騰の原因であることは想像に難しくありません。

「欲しいモデルが店頭にあった場合、即決で決めないと手に入らない」という感じです。私のR1もまさにそんな感じでした。いや～、昨年の10月にツインリンク茂木のライセンスを取得し、春から走れるようにとゆっくり準備を進めていたので、もう少しで半年棒に振るところでした。これで無事に春からサーキット走行を楽しめそうです。

これからバイクを買おうと思っている方、即断が重要ですよ。

次回は納車報告編をお届けしようと思います。