2012年12月04日
ども、使うワックスはシュアラスターの黒缶のふぁるこんです。(´・ω・`)/
今日はそのワックス被膜の劣化が気になりました。
調べてみると、ワックスというのは蝋であり、蝋は脂肪酸とアルコールのエステルなんだとか。
ちなみに、我が愛用のシュアラスターが謳っているカルナバ蝋は、
セロチン酸ミリシル CH3(CH2)24COO(CH2)29CH3 と、
ミリシルアルコール CH3(CH2)29OH のエステルらしい。
さらにちなみに、このミリシルアルコールは融点が86.5℃というとんでもなく高い融点なので、
通常は固体なんだとか。
で、もちろんそれが主成分のカルナバ蝋は、天然では最も高い部類の融点を持つらしい。
カーワックスとしてそんなもんをゴリゴリこすり付けたら傷がつくだけなので、
塗りやすいように溶剤に混ぜておき、その溶剤が解けたら元の蝋に戻るという仕組みなんだろう。
とはいえ、それがある程度固まった状態で表面をならしていくのに、
ルシフェル様でなくとも、
「そんな固さで大丈夫か?」
と、言いたくなってしまう…。
まぁ、その辺りはブレンドしたものがフォローしてくれるんでしょう。
で、化学式でも表した通り、炭素(C)とか水素(H)とかでできているので、
ここに酸素(O)が割り込んで、すでに出来上がっている関係を引き裂いてしまうというわけですw
酸化してしまうともともとの性質は失われてしまうため、
蝋としての撥水力が無くなる。これが劣化ということですな。
そも、天然自然のもので酸化に耐えられる物質というのはそんなにあるわけではなく、
ワックスが酸化してダメになるのは必然的。
ちなみに、アルコールが酸化するとアルデヒドやカルボン酸になるんだとか。
酸、ですよ。酸。
ちなみにこのカルボン酸ってーやつは、酢酸(よーするにお酢)とかなので、
こんなもんがボディ表面で生成された日にゃ、そりゃあ塗装もやられるって話ですぜ。
それでもなぜカルナバ蝋のワックスを使うのか。
それは、やっぱり艶なんでしょうねぇ。
性能的には化学的に作り出したコーティングの方が上なんでしょうけど、
カルナバ蝋の濡れたような艶はなかなか出せませんからね。
そんなわけで、週1もしくは月2程度でワックスをかけ直しましょう。(´・ω・`)/
Posted at 2012/12/04 08:31:46 | |
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