
まずは見た目の感想。
RGの影響があるのか、小さくまとまってる感じ。
その昔、HGを作ったときは、もう少し大きかった気がする。
各部のディティールは確実に向上しており、
このあたりはリファインの面目躍如といったところ。
次はパーツ。
ここは…いろいろありますよw
肘の二重関節は、パワードジムなどのような違和感が感じられない。
とてもよくできていると思われる。
武器もディティールが細かくなって好印象だけど、
ライフルはシャープになったと言うよりは細くなったという感じ。
とても頼りなく感じてしまう。
シールドもやや小さい印象。
差し替えによる伸縮機能の再現はあるが、
のぞき窓がのぞき窓として機能しないデザインはいかがなものかと小一時間問い詰めたい。
コックピットは固定。
最近は可変機構もパーツ差し替えで表現とか、
「動かす」という部分に対してとても厳しい方向に進んでいるから、
こういうちょっとしたお遊びがなくなっていくのは仕方ないのかもしれない。
それにしても、悲しいなぁ…。
また、手の構成もこれまでのHGとは変更が加えられており、
これまでは、
・指部分
・手のひら部分
・手の甲アーマー
以上の3パーツで構成されていたけれど、このMk-IIは、
・指部分
・手の甲アーマー
この2つしかない。
つまり、手のひら部分の機能を手の甲アーマーで代用している。
しかし、見た目的には指部分に手のひらのディティールが入っていたりして、
明らかな違和感を生んでいる。
また、手の甲アーマーも簡単には外れないため、
武器の持ち替えには難儀しそう。
それ以前に、銃持ち手がないため、
ライフルを構えても様にならないというとても残念なことになっている。
肩の基部はいただけない。
下手にディティールにこだわって肩アーマーとくっつくデザインにしただけに、
肩の動作に干渉してしまっている。
また、そのデザインゆえに、肩アーマーと離れたときの違和感は異常。
脚部はパーツ構成とデザインと可動範囲がとても良いバランスのように見える…が、
股関節部分がいただけない。
極端にポリキャップを少なくした設計の結果、
プラパーツでの関節がいくつか存在することになったが、
その悪い部分が股関節で出てしまった気がする。
プラパーツ同士の関節は、キツいかユルいかが極端で、
調整はきくものの一定の技量を要するとい厄介な代物。
股関節、厳密には股関節と太ももの接続部分にあたるパーツだが、
これがプラパーツ同士の関節で股関節に直交する回転軸となっており、
自分が作ったキットだとやや緩かった。
おかげで、油断すると脚部が明後日の方向に回転するという事態が発生する。
もう少しきつめにしないと、動かして遊ぶときにはとてもストレスフルなことになりそう。
最悪なのは頭部。
アンテナの造形とかこまかな部分の作りとかがすごく良いのに、
普通に正面向かせるのに頭パーツと襟パーツが干渉する。
もはや設計ミスのレベル。
仰角が取れないのは仕方ないとしても、
正面を向かせるだけでもパーツが干渉するのはいかがなものか。
全体的な感想としては…
見た目の細やかさが向上しているだけに、
各パーツの残念さがとても悔やまれる。
買って良かったかどうか、ということで言うと、ビミョー。
この先新しく発売されるHGがこの構造で出てくるというなら、
ちょっと購入は考えちゃうかもしれませんね。
改造のベースとするとしても…どうでしょうなぁ…。
Posted at 2015/12/24 00:49:24 | |
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