サイドブレーキワイヤー取り回し変更
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ネットで検索すると出てくる動滑車の法則を使う手法を用います。
と言ってもいざ作ろうとしてもどういう部材を組み合わせていいのかわからなかったので何度か試行錯誤&妄想を繰り返してやっと形になりました。
ウマで車体を上げている関係上、これ以上引いて写真を撮れません。
センタートンネルの車体底から真上を見ている状態です。
黒いシャフトはプロペラシャフトです。
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元のワイヤーを撤去するところから。
画像中央やや右:サイドブレーキレバーのセンターコンソール側。金属の黒いM8ピンを外す必要があります。(黒光りしている部品です)
先端に割りピンが刺さってますが、割りピンを外してもパイプフレームに干渉して外れません。(組み立て上のミス?設計ミス?)まあ、TVRなので(笑)
室内に移動してサイドブレーキレバーを目一杯引きます。
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助手席側から本革をめくるとナットが2つ顔を出します。
サイドブレーキ警告灯の配線を切らないように注意しながら二箇所緩めていきます。(はずす必要はありません)
レバー本体がガバガバ動くことを確認したら車体の下に移動します。
いくらか動くので上方向に移動させるとピンを外すことができます。
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新たにワイヤーをつくりますが、ワイヤーが消耗して交換するときのことを考慮にいれると、市販の部材をそのまま簡単に交換できる構造にする必要があります。
ピンは外すのが大変なので、ピンのところに6mmのリングキャッチを装着し、それにワイヤーを取り付けます。
使用したワイヤーはφ2 ステンレスワイヤー1mを2セット。
ビバホームに売っている両端を輪にしてカシメてあるタイプです。
元のワイヤーと比べると細くて貧弱そうですが、引張強度120kg以上あるので十分でしょう。
1mあると相当長いので半分くらいにカットします。(原寸合わせで何度かカットしました)
純正のワイヤーを固定する出っ張りがあるので、有効利用するため取り外したワイヤーのゴム部分をカットして固定部分のみ再利用します。
これを再利用することでフレームとの接触を抑えることができますが、完全に接触しなくなるわけではありません。
固定できたらまた車内に戻って画像3で緩めたナットを締め込み、割りピンを入れて外れないように固定します。
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画像4の先の部分です。
パイプフレームとの接触部分が気になったので、2mmのアルミ板を曲げてアルミテープで固定して保護しました。
さっそく滑車の登場です。
サイドブレーキレバーからのワイヤーは滑車を介して180度転回し、反対側のパイプフレームに固定してあります。
滑車はインナードラムからのワイヤーを固定している金具と固定します。
滑車は6mmのリングキャッチを介して80mmのデンデンボルトに固定します。
インナードラムからのワイヤーの金具にはネジ山が切られていないので、ナットを締めることで貼りを調整します。なのでこちらは緩めておいて最後に閉めこむようにします。
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最初にカットしたワイヤーの先端は滑車を通した後にワイヤークリップを2つ用いて輪を作って固定します。
カシメるより圧倒的に強度と信頼性があります。
ワイヤークリップの固定する向きがあるので詳しくはネットで検索してみてください。
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輪を作った部分の先。
6mmリングキャッチ→80mmデンデンボルト→M8アイナット→ステンレスカラビナという順番で固定しており、最後にワイヤーを3回折りしてパイプフレームに巻きつけて固定したものに引っ掛けてあります。
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ワイヤー部分です。
ここまで固定したら画像5の部分を固定してナットを閉め込んでワイヤーを張っていきます。
ギアをニュートラルに入れてプロペラシャフトを手で回しながら引きずらないポイントを探していきます。
調整したら室内に移動して何度かサイドブレーキを引いたり戻したりを繰り返してたわみを無くし、再度調整します。
以前は2ノッチでやっと止まる?両手でかろうじて3ノンチでようやくロックだったのが、軽々5ノッチ、3ノッチでロックと見違えるようになりました。
ここまで効けばドリフトの進入でキッカケ作るのにサイドブレーキを使えるかもしれません。
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