2008年04月16日
206でお世話になってる関係で、ちょいちょいプジョーのディーラーには顔を出しているのですが、207がデビューした頃、試乗させてもらいました。
グレードは、1.6リットルにターボ付きのGTです。
まず、外から見ると、第一印象は「でかい」でした。(全幅なんと1750mm! これはFDより1センチ狭いだけ)
隣に並んでる307と、そんなに変わらない感じです。
ボンネットからフロントエンドにかけての面は、ちょうど、エンツォフェラーリがF1フロントノーズのイメージを持ってきてかまぼこ型に出っ張っているのとよく似た、鼻筋一本通しました、というデザインです。
キープコンセプトなので、同じ傾向のスタイルなんですが、プレーンな206に対して、凝って複雑な207という構図でしょうか。
今の流行りからすると、207の方がそりゃ、新しいスタイルなんですが、いまだにそんなに古くさく見えない206と比べて、案外、早く古く見えるようになるかもしれません。
10年後に人気があるのは206の方のような気がします。
乗り込むと、内装は、ちょっと落ち着いた感じになっていますが、評論家のセンセーがこぞって口にする、「206とは段違いの質感」ってほどではないと思います。(ま、206オーナーとしてのひいき目が入るのでしょうが)
シートも、206もあまりフランス車っぽくないと言われましたが、207の方も結構硬めで、フランス車のイメージのフワフワを期待すると期待外れと感じそうです。
まあ、GTというグレードだからかもしれませんが。
リアシートフェチのワタシは、リアシートにも座ってみました。
さすがに、数字的には206とは比較にならない大きさだからさぞ広いだろうと思って座ってみたら・・・あれ? ヘッドルームが意外とミニマム。
グラスルーフの都合でしょうか? なんか、ギリギリです。
足元はそれなりに広いんですが、このヘッドルームでは、206から乗り換える大きな理由(「口実」と言った方が正確か)にはなり得ません。
Posted at 2019/03/08 20:58:23 | |
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