カーマくんのブログ一覧

今まで、根本的に「安く仕上げたい」という思いが強かったので、100均のワイヤーネットに始まり、増築・改築を繰り返して、まさに「いたちごっこ」をしてきました。
ようやく、ここまでやれば脱出できないラインがわかってきたので、ちょっとお金をかけて、丈夫で見た目も悪くないものを作ることにしました。

楽天ポイントがだいぶ貯まっていたので、それでアクリル板（透明な塩ビ板）を買います。
少し小分けになったモノを買う方が扱いやすいですが、すごく割高になるので、畳大の大きなヤツを２枚買って、切り分けることにします。



うう、でかい。
これを切り分けるの、大変だなあ。

アクリル板や塩ビ板は、切断するときは、こういう特殊なカッターを使います。



これで何度も同じ所を引っ掻いて、最後は折るんです。
これ、ちょっと引っ掻く場所がズレるとあからさまな傷がつくので、ホントに慎重にやります。

あと、簡単な板材が欲しくて、カーマ家ではおなじみの、すのこを仕入れてきます。



作業工程は省きますが、これが、チュロスの「豪邸」の最終形態です。



背景がちょっと散らかっているのはご容赦ください（汗）。

すのこから外した板材は、支柱の足場として使っています。

チュロスの様子を見ながら、少し補強したりしましたが、これで人類の完全勝利で決着したのでした。
長い戦いでした😅




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ワタシは現在岡崎市に住んでいますが、子供の頃は、同じ愛知県の春日井市に住んでいました。
小野道風という平安時代の書家の出身地なので、春日井で小学校を過ごすと、「柳に飛びつくカエル」の逸話を刷り込まれます。
いわく、小野道風がスランプで散歩していたら、風に揺れる柳の枝（葉？）に飛びつこうとしているカエルがいました。
はじめは何度飛んでも届かなかったのですが、最後に飛びつくことができました。
それを観た道風は、諦めずに何度でも頑張ることでスランプから脱出できると学んだ、という話です。
（花札にありますね）


翌週のうちに、足を引っかける所がなくても、チュロスは腕力だけで壁を突破できるように進化してしまいました。

壁の上に手が届かないようにしなければなりません。
最後の手段で、壁を頼りに長い支柱を立て、それにビニールを貼り付けました。

支柱はちょっと工夫して、開閉式にしました。
ひさしの延長部分もちょっと工夫して、クリップよりも簡単な方式にしました。
（あ、これ、写真撮りわすれました汗）

とりあえず脱出防止に成功しましたが、どうも見かけがパッとしなくて、不満が残ります。
人類の、本当の意味での完全勝利を目指して、頂上作戦を決行することにしました。




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３連休の翌週は、土曜日がちょっと忙しかったので、日曜日にまた対策です。
これまでの脱出方法を考えて、とにかく
（１）上に手を引っかけるところがある。
（２）下に足を引っかけるところがある。
という条件が揃うと脱出できてしまうので、これを潰していくことにします。

いたち返しが全く機能しないので、いっそ、爪をかけるトコロがない、柔らかい素材で勝負してみましょう・

いたち返しをいったん撤去し、いたち返しよりも長くはみ出すつもりで、ビニールを延長し、端を横の壁に留めます。



これなら、爪を引っかけるトコロには手が届かないはずですから、いくら扉が開いていても、手を引っかけるところがない限り、脱出できません。
硬いいたち返しから、発想の転換です。

しばらくチュロスの様子を見ていましたが、長いビニールのせいで、どこにも手を引っかける場所がないので、そのうちあっさり諦めたようです。

延長したビニールは、両側を大きめのクリップで留めたので、娘がチュロスのトイレ掃除をしたり、エサを入れてやる時は、ビニールの「ひさし」部分を畳んでやれます。

また一歩、人類が勝利に近づきました。




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連休明けで、仕事から戻ると、ヨメさんと娘から、また残念なお知らせが待っていました。

ケージには、横開きの扉があって、庭で遊ばせている時も、いつでもトイレや水飲みに帰れるように、扉は開放しています。
作りの都合で、扉は170度ほど開きますが、開いだ状態で固定できるワケではなく、扇形の軌跡を描いて動いてしまいます。
チュロスは今度はそれを利用して、いたち返しを突破して屋根へ、その後、扉が大きく開いて壁に近い時を利用して壁へと、やりたい放題です。

「鼬の呼吸　六の型　扉で屋根」
「鼬の呼吸　七の型　扉で壁」

いたち返しの突破を防ぐために、ビニールをはみ出させて垂れ下がるようにしたんですが、それを固定する結束バンドに爪を引っかけているようです。

その週は、すぐに対策を立てられないので、「目を離さない」という基本的な対策で対応します。

ケージは、ブラスチックの台座に金属の檻を載せる形になっているワケですが、どうしてもその境目部分に足をかけるのに充分な小さな段差ができます。
扉を使わなくても、その段差を使って無理やりよじ登る力技も編み出してしまいました。

「鼬の呼吸　八の型　力技で屋根」

もう、いたち返しが全く機能しなくなりました。




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仕方ないので、壁のビニールをまた買ってきて、一番上まで延長しました。
それから、ワイヤーネットを買ってきて、ケージには「ねずみ返し」ならぬ「いたち返し」を作って応戦です。



壁からの脱出は防げましたが、今度は、いたち返しに手を掛け、ケージの横棒に足を掛けて、屋根に到達です。

「鼬の呼吸　五の型　いたち返し返し」

いたち返しにも少しはみ出るようにビニールを貼って応戦して、この日は人類の勝利でした。


（見づらいですが、黄色のラインくらいまで、ビニールがはみ出て垂れ下がっています）

こんなことで、１月の３連休を過ごしたのでした。





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