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たれほんだのブログ一覧

2011年03月29日 イイね!

ガソリン抜き取り

震災後、ガソリン給油口をこじ開けられた放置車両をかなり見てきましたが、給油口からガソリンの抜き取りはできない…。というのを今回知りました。

先日、バイクショップで抜き取り方を聞いていたんですが、今日は整備工場でゆっくりと話を聞く事ができたので(どっちでも同じやり方なんですが)、インサイトで試してみました。



ネットに載せると略奪の手助けになるかもしれないので手順は載せませんが、フィットを満タンにして、さらにガソリン携行缶半分程度(10L)ほど抜き取りに成功しました。

作業中、うっかり引火させたら危険なのでやらない方がいいですね。どうせフィットのガソリンもそんなに使ってなかったし、極力やらない方がいいですね。なので、エターナル(ステップワゴン)の方は手を出しませんでした。ガソリンが無くなってどうしようもない時に…ってことで。
Posted at 2011/03/29 22:07:51 | コメント(6) | トラックバック(0) | インサイト | 日記
2011年03月29日 イイね!

3.29

昨日、安置所で遺体を発見した後、義兄夫妻と合流し、妻は自分が、義母は義兄が引受人となり手続きをしてきました。

そのまま葬儀屋へどうしたらいいのか相談をしに行きました。火葬は地元では全くできない状況で、遠方でなら可能とのことでしたが、それも4月10日以降と言われました。それまで遺体の腐敗は進むし、預かってもらう費用や、遠くまで行く大変さも考えると、あまり現実的な選択肢ではありませんでした。さらに、妻の家のお寺では壊滅的なダメージを受けて、当分葬儀もできない状態とのことでした。残念ですが、仮土葬という形で埋葬し、世の中が落ち着いてきてから、ゆっくりと火葬、本葬ということになります。その仮土葬でさえ、10日はかかるとのこと…。

数日前までは棺もなく、ビニールに入れられたままだったそうですが、棺が入ったそうなので、棺には入れてくれるとのこと。ちなみに仮土葬だと、今後の掘り起こしや火葬まで市が負担するそうです。

死亡届を市役所へ提出し、身につけていた遺品を職場で洗濯して干してきました。二人は家の中でみつかったようですが、家の中の服装とは思えない厚着をしていました。義母は靴も履いていたようなので、逃げようとしていたのかと推測しました。

どんなに苦しく寒かったのだろうと思うと、体中引き裂かれそうなほど辛い気持ちになります。こんな思いをしている人が、身の回りにいっぱいいるんです。辛い、悲しいのは自分だけじゃない…。

そう思うんですが、昨日は1日中泣いていました。


今朝は母と一緒にまずは職場へ行きました。職場では洗濯ができるので、洗濯や入浴をしながら事務的な仕事を少しだけしました。

そして近くの安置所へ二人で行ってきました。



花の他に、妻が溺愛していたネコに似ている…という理由で買ったぬいぐるみ、そしてオラの誕生日がプリントされているクマのぬいぐるみを持って行きました。まだ棺に入れられてはいなかったんですが、一緒に棺に入れてくれるとのこと。埋葬されてしまう前に、棺に入ったら少しでも寂しくないように何か持って行こうと思います。

母は初めて遺体の安置所に来て、中に入りました。無数に横たわる遺体…その重い光景に何を思ったでしょうか。面会で今日も顔を見せてもらいましたが、自分も母も涙が溢れました。




妻の遺品です。何かの願掛けされたブレスレッドでしょうか…。これは形見に取っておくことにします。



面会後は二人で復興の早い蛇田地区で買い物をしました。今日は制限がなかったので、一カ月は戦えそうな食料を買う事ができました。

午後は久々の自宅片づけ…、というより自宅内にある事務所片づけ。浸水しましたが、掃除が適当だったので、ベタベタしてました。



3.12、生活空間を作る為に事務所内に移していた由紀江さん。まったく無傷ですが、地震で道路状況が悪いので、外は当分走れそうにありません。


事務所を片づけた後(というか、片づけ途中で)、行きつけの整備工場でインサイトとエターナル(ステップワゴン)の水没報告。入っていた車両保険では地震津波の保証がないことがわかりました…。

というわけで、残ったのはエターナルのローンだけ。
Posted at 2011/03/29 20:41:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 東日本大震災 | 日記
2011年03月28日 イイね!

3.28

3.28 晴

朝、ママチャリ、ライトニングで出発。最初に、これまで行ったことのなかった遺体安置所、石巻西高等学校に行きました。職場から近かったものの、主に東松島市で収容される遺体がメインだったので、安否確認で来た事がありませんでした。というのも、遺体がどこに運ばれるのかが全くバラバラだったし、妻たちがどこにいたのかすらも分からない状況だったので、広く探さないといけない…そう思っていました。そして、この石巻西高等学校…僕の母校です。母校が遺体安置所になるとは…。

表に貼り出されたリストを見た限りでは、妻たちらしい感じがありませんでした。そして、そこからさほど離れていない遺体安置所、旧石巻青果市場へ行きました。旧石巻青果市場は、遺体安置所の中では最大規模で、一番足を運んでいる安置所でもあります。

常に遺体の顔写真が貼り出されていて、他の安置所の情報もあったりと、充実しています。一度、妻に似ていると思った写真があったんですが、いや、違うだろう…と遺体をみたくない心境もあり、確認していませんでした。最悪の場合は確認しよう…という写真でした。

バイクショップの整備のおじさんの奥さんも亡くなりましたが、ご自身が既に自宅で発見。しかし、どうすることもできずに、遺体を置いておくように指示され、そのようにしていたら、いつの間にかどこかへ移動されてしまいました。それから数日、あちこちの安置所通いをしましたが、写真では気付かなかったそうです。実物の遺体を見させてもらってやっと発見したそうです。なので、重要な手掛かりではあるのだけれど、写真だけの信ぴょう性には少しだけ疑念を抱いていました。


旧青果市場に到着。遺体の写真は日付順に並べられているので、新たに貼り出された写真しか確認しなくなっていました。しかし、この日は明らかに義母と妻だと思える写真を発見。写真の番号を記憶し、発見場所をリストから確認すると、二人とも妻の実家でした…。

もう間違いありません。遺体確認の受付をし、義兄へ発見の連絡をしました。義兄は仙台にいるので、到着まで時間がかかるとのこと。1人で先に遺体確認に行きました。

警官に付き添われ、市場内の建物の中へ。これまで遺体の直接確認はしたことがなかったので、初めての建物内です。

無数に横たわる遺体…棺ではなく、白いビニールケースに入れられ、確認できるように、顔は外から見えるようになっていました。名もなく、識別番号を書いた紙が遺体の上に置かれ、そばには着ていた服等の遺留品がビニール袋に入れられていました。

案内され、最初に見たのは義母の遺体でした。もう間違いありません、確実に義母です。搬出の際に首が折れてしまったのか、頭は白い布で固定しようとしている形跡がありました。

次には妻…妻の顔をみた瞬間、一気に涙があふれ出ました。間違いありませんでした。絶望的だった状況とはいえ、実際に妻の遺体を見た瞬間は、絶望的が絶望に変わった瞬間でもあります。警官のいる前でしたが、嗚咽しながら泣いていました。あまりに残酷な瞬間で、妻に声をかける事もできず、触れてあげる事もできず、ただ涙が溢れてくるだけでした。

立ち合いの警官に「大丈夫ですか?」と声をかけられ、「すいません、大丈夫です」と答え、遺体の引き受け手続きに移りました。

泣きながら出された書類を書こうとしましが、義兄がまだ来ていなかった事を思い出して、そのまま保留してもらう事にしました。

義兄を待つ間、安否確認をしてくれた僕の兄や他の人に発見報告をしました。みんカラで発見報告をしたのもこの時間帯です。と、この間の自分自身の混乱で、自転車の鍵を無くしてしまいました。幸い、職場が近くなので、自転車をかついで一旦職場へ行き、職場に置いていたセイバー(折りたたみ自転車)で安置所に戻りました。


義兄夫妻と合流し、再び遺体確認をし、義兄も間違いないとの判断。妻は僕が、義母は義兄が引受人となる事とし、手続き書類を書きました。


その後遺留品を引き取り、葬儀や火葬はどうしようという事になり、3人で葬儀屋へ移動しました。ところが、葬儀屋で聞いた話はそういうレベルの話ではありませんでした。

その頃はガソリンもなく道も通れない所が多い混沌とした状況でした。しかも火葬も近場ではできず、県外に行ってなら…という話でしたが、それもいっぱいで4月10日以降という話。遺体の腐敗も進むだろうから、お金をかけて待っているほどの価値は…という説明でした。しかも、追い打ちをかけたのが、妻の家のお寺の状況で、住職は生き延びたそうですが、寺も津波で破壊され、葬儀が出来る状況ではないとのこと。

3人で話し合った結果、仮埋葬(土葬)して、時間が落ち着いたらゆっくり火葬と葬儀をしようという結論に。

その手続きをしに石巻市役所へ行きました。結果、その仮土葬も遺体の数が多くて、10日くらいかかるとの説明。もう諦めるしかない状況でした。


市役所の手続きを済ませ、安置所に戻りました。使用自由な花があったので、二人の遺体に花をあげました。義兄は義母の遺留品を置く場所がない…という話だったのでの義母の分の遺留品も預かる事に。そのまま職場に行きました。

職場では避難しているスタッフ3世帯あるんですが、津波の影響で若干ヘドロが敷地内にあり、そういった箇所を掃除するように指示していましたが、今日はまったく手をつけた様子がありません。

こんな地獄のような環境で死んだ人がいっぱいいるのに、電気も水道もお風呂も入れる環境で、何もせずにいるスタッフ家族に対して、怒りがこみ上げました。

普段大声で怒鳴る事はしませんが、だらだらとしていたスタッフ達に、今までおみまいした事のない、怒りをぶちまけました。

掃除を始めるスタッフと家族を横目に見ながら、妻たちの遺留品の洗濯を開始。家の中で発見されたとは思えない厚着でした。母は靴まで履いていたようなので、逃げる瞬間に津波にのまれたと推測します。服も砂だらけでした…。

知人にお風呂を解放していましたが、そのタイミングでフットサルメンバーの家族が入浴に来ました。フットサルメンバーにも発見の案内をメーリングリストで流していたので、声をかけられました。

「みつかってよかったな」

そう、みつかるだけまだいい方なんだ、しかし、残酷なものは残酷…。再び涙が溢れてきました。

洗濯を干してから、避難しているスタッフを集めて、感情的に怒鳴った事を謝りつつも、だらけ過ぎな状況を再び注意。

みんな辛くひどい生活をしている中で、お前らは何なんだ…と

のちに、注意した後も決まりごとを守っていなかった世帯があったので、退去させました。このスタッフを再雇用する事はありえません。


帰宅はセイバーで帰宅。途中、ずっと泣いていました。マスクも鼻水と涙でびっしょり。


夕方家について、母にも発見報告。気を静めたつもりでしたが、夕飯からずっと涙が止まりませんでした。


こんなに悲しい日は今までに経験したことがありませんでした。
Posted at 2011/04/25 19:51:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | 東日本大震災 | 日記
2011年03月28日 イイね!

見つかりました

ずっと行方を探して妻と義母、通っていた遺体安置所にて見つけました。

今はただ辛く、涙が溢れてきます。こんなカタチの別れはしたくなかった。

見つかったのは一つの進展です。しっかり二人を送って、少しずつでも前に進もうと思います。

こんな話題を載せるのは不謹慎かもしれませんが、こちらではこれが現実なんだ、ということを皆さん、少しでもわかって下さい。
Posted at 2011/03/28 11:51:33 | コメント(21) | トラックバック(0) | 東日本大震災 | モブログ
2011年03月27日 イイね!

電気が来た!

電気が来た!昨夕、帰宅するとなんと電気が! 久々の興奮だった気がします。これでロウソクと寒い生活から脱出できます。しかし、光通信の方がダメっぽい感じなので、自宅からのネットは当分無理そうです。

そして、送電直後にとんかつ君の住んでいる実家に行ってきました。避難先の親戚宅から少しずつ片づけて、2階になんとか住めるようになったそうです。

とんかつ君の家はなくなりましたが、近くにあった実家が…住めるようになったとはいえ、痛々しいです。この写真、2階ですが、津波の水の跡がわかりますか??

それでも前向きに頑張ってるとんかつ君には勇気づけられます。オラ、どうしても気が重くなりがちなので…。
Posted at 2011/03/27 14:09:18 | コメント(8) | トラックバック(0) | 東日本大震災 | 日記

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