Bピラートリムロア　PUレザー貼り

ドアトリムグリップに続き、Bピラートリムのロア側にも表皮を貼ってみます。
この部分も結構樹脂のグロスが強いのと、ベルトのタングの接触で付いた傷が気になるんですよね。

ちなみにピラートリムのアッパー側にPVC表皮やファブリックが貼り付けられていたり植毛加工されている車種はミドルクラスから見られますが、ロア側に表皮が貼られている車種はあまりありませんね。

クラウンで例えても、S120系辺り〜S200系まではPVC表皮が貼られていましたが、S210系以降はコストダウンで樹脂面に皮シボ処理となっています。

また作業中の写真を撮り忘れました。
before(左用)とafter(右用)です。
ドアトリムグリップと同じPUレザーを使用しましたが、下部に凹形状があることを考慮し、ワディング(スポンジ)無しのものを使用しました。

ワディングがあると凹部を追従させるのが難しいからです。
今回は3Mのスプレーのり「99」で表面を接着、シワが出ないように伸ばして端末を裏面でホットメルト固定としましたが、凹部が少し浮いてしまいました。
これは今後要改善ですね。

左がafterです。
もう少し皮シボが深い表皮を使ってもよかったかもしれませんね。

尚、PUレザーは一般的にPVCよりも表皮厚が薄い傾向なので、ワディング無しですとソフト感はあまりありません。

車両に装着しますと、ベルトウェビングが凹の上を通るので、浮きが全く気になりません笑

積極的に触れる部位でもないので地味すぎますが、グロスが抑えられ、品質感が上がりました。

<サービス週報>
新たにセンターピラートリムロアに高品質ポリウレタンレザーを貼り、高級感およびソフト感を高めました。