| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
中華製のヒートガンです。
スイッチで2段階の風量切替と温度ダイヤル(1〜7)までで温度も変更できます。
メーカから提示されている性能は以下の通りです。
モードI:50-350℃:190-250L/min
モードII:50-600℃:300-500L/min
2
テスターで温度測定が出来るため、付属の熱電対(青い線)の先端にヒートガン(平型ノズル装着)で温度測定をしました(外気温20℃程度)。
画像は、ダイヤル1の時の温度で、ダイヤル4まで上げると100℃ちょいでした。この時に熱電対の上限が100℃までと勘違いしていたため、その先は測定していません。
3
最近、樹脂の白化が著しく、ヒートガンで軽く表面を炙ると黒くなるとの情報で、期待は高まります。
表面の汚れを濡れウエスで除去します。
4
ヒートガンは当てすぎると樹脂が溶けるため、ダイヤルを一つずつ上げて様子を見ますが一向に変化はありません。
結果的に、モードIで最大温度のダイヤル8にしてノズルを1cm位まで近づけていますが、樹脂に変化は認められませんでした。
この部分の樹脂は何で出来ているのでしょう?
ABS樹脂の融点は、汎用で100℃(高温仕様は?150℃位?)、PP(ポリプロピレン)でも140℃位?、その他の樹脂でもこれを超える耐熱性のものはあまり見かけません。
それらを考慮すると、概ね100℃以上から徐々に設定を上げていけば、モードⅠで350℃まで温度設定が出来るため、いずれ白い樹脂が黒くなるはずなのですが?
・・・初期不良??
已む無く、モードⅡとしますが、ダイヤル4まで設定を上げても冷風しか出てきません。
もしかして、継続して使っていたせいで温度保護(サーモスタット)が動作して温度が上がらないのか???
仕方がないので、モードIIでメモリ7(最大)にして、ノズルを近づけると樹脂に変化(軟化)が現れました。
熱を分散させるため、ヒートガンを振りながら均等に色が変わるようにします。
樹脂から1cmをキープしながら、ヒートガンを持っていると、手と肩が疲れてきます。
5
あ!
うっかりノズルを当ててしまったら、柔らかくなっていた樹脂にキズが入りました。
これ、黒くはなっているけど、かなり難しいぞ!・・・ゲッ!!
全体に黒くなる前に樹脂が波打って、フロントガラスから浮いて来てる(黄色矢印)。
即、ヒートガンを止めて、樹脂の歪みを手で押さえて悪化するのを防ぎます。
6
白化は少しは緩和されたけど、まだらでみすぼらしい。
みんカラで検索しても、ヒートガンを使用しての白化解消方法は、情報が少なく、難しいものとは思っていましたが、一度やれば、他の薬剤を使用した(塗布)より遥かに長持ちするだろうと思い挑戦しました。
でも、皆さんがやらないという事には理由があった訳ですね。
リカバリーのため、以前に購入していた樹脂のブラックコート剤をヌリヌリしました。
7
歪んた樹脂のフチを接着剤で押さえつけましたが、やはり開口しているところが出てしまいました。
ここの先から雨水が入っても大丈夫?
ワイパーより前の開口部と同じところに落ちるんだよね?
多分大丈夫!きっと大丈夫!
色は、若干まだら感は残りますが、塗る前よりは良くなったので、定期的にヌリヌリする事にしましょう。
8
初期不良を疑ったため、今度は室内で平型ノズルを付けずに測定しました。
温度の検出器まで5cmの距離にヒートガンの先端を置いて測定した結果です。
ダイヤルを切り替えるたびに温度が大きく低下します。先端を微妙に動かしただけで100~150℃の温度変化が出てしまいます。
検出器までの距離は変えずに向きをいろいろ変えて最大温度が出る場所を探して測定しました。
モードⅠは、恐らく仕様通りの温度が出ると思いますが、モードⅡは、ファンの風量が多くて既存のヒータでは、そこまで熱を与えられないのでは無いかと思います。
ダイヤルの数に比例しないピーキーな温度上昇は、使いづらいでしょう。
モードⅠは、特性がモードIIと比べてリニアに近いので、使う時は、モードI一択かなー?
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