BYD シーライオン6

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乗ってみればきっと良さが伝わるクルマです - シーライオン6

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乗ってみればきっと良さが伝わるクルマです

BYD シーライオン6

おすすめ度: 5

満足している点

クリスタル調の小型シフトレバー。見た目は奇抜ですが、ちゃんと「自動車のシフトレバー」という存在感があります。操作すると「コクッ」とした感触があり、これが実に心地よい。単なるスイッチを押している感じではなく、ちゃんとクルマを操作している感覚があります。この操作感には、かなりこだわって作ったのではないかと思います。

最近はスイッチ式やダイヤル式のシフト操作も増えていますが、個人的にはこういう「ちゃんとレバーを動かしている感覚」が好きだ。

そして、シフトレバー周辺にはスタートボタン、ハザード、デフロスターなど、必要な操作系がちゃんと物理スイッチとして配置されています。これも非常に好感が持てます。

一方、空調操作はタッチ式。最初は「ここはタッチパネルか……」と思いました。ところが、実際に使ってみると印象が変わります。画面を見なくても、広い画面のどの部分でも、三本指で上下にスワイプするだけで温度を調整できるのです。

これがものすごく使いやすい。

画面を探して指で小さなボタンを押す必要がなく、運転中でも手探りで操作できる。

このアイデア、マツダとかは見習うべきだと思う。

タッチパネル化されたクルマの操作系には「見ないと操作できない」という問題がありますが、そこをジェスチャー操作でうまく解決しています。
不満な点
・標準でついているナビに目的地を入力しようとしても、対応しているのは音声入力のみ。スマホみたいに日本語でフリック入力できません。OTAでのアップデートに期待しています。

・高級車と遜色ない…と言ってもいい内外装の装備なのに、ヘッドライトはオートハイビームのみ。しかも制御が雑で、上向きになってほしいときにならない。ここはかなり残念なポイント。
総評
・EVの走りが手軽に味わえます。
完全なBEV車の購入はまだ時期尚早な気がするし、充電環境にも不安がある。たまに遠出もするしなぁ。。
そんなわたしにはぴったりのクルマでした。手軽にEVの乗り味を感じることができます。エンジンの存在感を日常ではほぼ感じることはありません。
内外装については好みもありますが、特に内装についてはマツダの上級車種や欧州勢と比べても遜色ないと自分では思います。ヒーターはもちろん、ベンチレーションも標準で完備しているシートの出来もいい。
「性能が良くて、機能もいい、価格も安い」ここまではわかります。じゃ、クルマとしてどうなんだ?という質感や感性の部分まで、ちゃんと作り込んでいる。ということを感じたので、わたしは購入することにしました。リセールはぜんぜんだめだと思います。だけど5年後には、BYDの、今度はBEVにしたいな、と今は思っています。
デザイン
5

シーライオン6に乗って、まず感心したのがドアの内装。最上部は、やや硬めで少し荒いシボが入っています。一見するとハードプラスチックのようにも見えるますが、触ってみるとしっかりとソフトパッドになっています。助手席側にはイモビライザーの監視ランプもさりげなく配置されています。

その下にはシルバーのヘアライン加飾。そのさらに下にはガンメタリックのガーニッシュがあり、その隙間にはアンビエントライトが仕込まれています。設定した色でガーニッシュを照らす仕組みです。

そして前方には、インフィニティのロゴがしっかり入ったツイーター。ドア全体が平面的ではなく、かなり立体的な造形になっています。腕の外側が当たる面には、はっきりとわかるほどに柔らかなソフトパッドが使われています。

ドアハンドルも面白い。柔らかなL字型の形状で、指を自然にかけられるよう立体的に成形されています。表面にはシルバーメッキのヘアライン加工が施されていて、触ったときの質感もいい。

ドアの持ち手にはオレンジ色のステッチが入っています。このステッチはインパネにもつながっていて、しっかり車内全体でデザインが統一されています。

ウインドウスイッチ周辺がピアノブラックではないのも個人的には好印象です。

最近のクルマでは、やたらとピアノブラックを使いたがりますが、あれは指紋やホコリが目立ってしまいます。シーライオン6はそこをちゃんと分かった使い分けをしています。

そして、個人的にかなり気に入っているのが肘置き。シートと同じ明るいタンカラーになっていて、センターアームレストとの高さもしっかり合わせられています。

肘置きの前方はドアハンドルを兼ねており、その内側には小物入れがあります。しかも底にはちゃんとゴム製のマットまで敷かれていて、至れり尽くせり。

さらに驚いたのが、その形状で、実際に肘を置いてみると、腕だけではなく、指先まで自然に置けるように絶妙なアールがつけられています。

こういうところを見ると、「単にそれらしい形を作った」のではなく、実際に人間がどう腕を置くのかまで考えて設計していることが分かります。

ドアを閉めてしまえば見えなくなるような部分にまで、かなり丁寧にお金と手間をかけています。

こういうところに、このクルマの「質」が表れていると思います。
走行性能
4
バッテリーの残量によって大きく走行フィーリングが変わってきます。
100%でEVモードのときはエンジンは全くかかりません。完全なEVです。
目的地についた時点で、バッテリー残量をどのくらい残すかを設定し、設定した値を下回るとHEVモートになり、発電したりアシストしたりしながらエンジンがかかります。平坦地や街中なら、エンジンの存在を感じることはほとんどありません。パワーも十分です。ですが、HEVモードで高速を走ったり、急な登り坂を登るのはこの車の最大の弱点です。その時にはちょっとパワー不足を感じますし、エンジンの音や振動も室内に入ってくる感じがします。
乗り心地
5
「中国の車どうなんだろ・・」乗る前は私も半信半疑でした。でも乗ってみるとしっとりと落ち着いていて、悪くない…悪いところがない、むしろいいのでは?と驚きました。路面の状況をしっかりと感じ取ることができ、細かい凹凸は「吸収してるよ」とハンドルに伝えてきてくれます。決してスポーティなものを求められている車ではないので、いい意味でトヨタとマツダを足して2で割ったような感じ。
積載性
5

PHEVならではのパッケージングのおかげか、センタートンネルがないので、後席中央にも大人がきちんと座ることができます。そして、ガラスルーフを開けたときの後席は格別。開放感がものすごい。
燃費
4
バッテリー容量が25%を切るとエンジンが動き出します。平地では気になりませんが、上り坂になるとエンジンが唸り、パワー不足を感じます。ここが大きな欠点かもしれません。
得意なのは他のHV車と同様、ストップアンドゴーの多い市街地。電池残量が多い時の登り坂。
苦手なのは高速での巡航とバッテリー容量がない時の登り坂です。
燃費の計算は難しいですが、概ねカタログ数値は期待できると思います。往復100kmを超える使い方が少なければ、ガソリンの消費は驚くほど少ないです。
価格
5
これだけの内容で400万円を切ります。
BYDの補助金は極端に少ないですが、補助金を入れれば乗り出し価格でも400万円弱になるのではないでしょうか。国産では考えられないCPの良さ。
しかし、リセールは輸入車の中でも最低ラインでしょう。そこは覚悟して購入しました。

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