GoPro Hero3+ のフォーカス問題

こちらの空撮マニアの間で問題になったのですが。

周知の問題ですが、GoPro Hero 3は「３＋」になって画質が３３％向上したとうたっていますが、レンズが変わったという他に実はパンフォーカス（固定焦点）の中心点を自分撮り、つまり１ｍ－２ｍ程度にしてその付近がもっとも「くっきり」見える様な仕様に変更してます。人間の心理として撮影された画面を見て近くの大きく写ってるものについ視線が行くので、近く（つまりおおきく写るもの）にフォーカスを合わせておけば「くっきり感」が増すので「画質が良くなった」って感じるんですね。これってもう消費者を騙すトリック以外の何者でもないのですが、GoProのユーザーはナルシスト（笑）が多いのかカメラを自分に向けて撮ることが多いので容認されてる様です（サーフボードの先端に固定して自分を撮るとか、ヘルメットに長い棒を付けて自分の方向に向けるとか）。あと車に付けた場合もハンドルやダッシュが「くっきり見える」のが良いのかもしれません。しかし！私を始めとして空撮に使ってる人にはこれが大問題になります。フォーカスの中心が１－２ｍってことは無限遠のフォーカスが甘くなるってことなんですね。９９．９９％は無限遠のものを撮る空撮でそれが犠牲にされてるカメラを使うって.....なんかGoProに馬鹿にされてるみたい。GoProは自らフォーカスが近いことを認めてて無限遠のフォーカスが確かに甘いという証明の撮影写真を送るとフォーカスを無限に戻してくれるそうです。でも時間も手間もかかるので（それにアメリカ人の仕事は信用出来ないし：笑）自分でフォーカス調整をしてみました。話が長くなりましたが、この写真がその調整結果です。もうここまで遠景を無視してたのか！って笑えるぐらいの結果でした。まあGoProにはかなり個体差があってこれ（私の）はかなり甘い部類に入る様ですけど。ちなみにこの写真は最大画素数１２００万画素の静止画の等倍比較なんではっきりしますが、１０８０ｐの動画ではあまり判りません。しかし最近私は２．７Kの３０ｆｐｓの動画を１０８０ｐに落して使ってるので、元の動画を拡大しててぬるい画質に気が付いたのでやってみたってことです。この微調整の方法ですが、割と簡単なのでその方法をフォトギャラにしておきました（かといってお勧めするものではありません）。もっとも車SNSのブログなんで殆どの人の目には触れないので、実際にこの情報を見て役に立てる人はいないでしょうけど備忘録です。

今日は１３日の金曜日ですね～、おとなしくしてよ....