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60なってもS2000のブログ一覧

2013年03月31日 イイね!

おそるべし!FIT RS

誰だろう、最近のHONDAはスポーツマインドを失っていると言っていたのは・・・。
後輩のFIT RS 6MTをポン乗りで走らせましたが、かなりの出来栄えでした。
HONDAの車両は、北海道の鷹栖でテストしているのだから自然にスポーツマインドが
入ってしまうのだよ・・・。 (↑和製ニュルブルクリンク)

まぁ、一般的に好かれるかどうかは微妙と言うか、好みが分かれますが、
それでもFIT RSは、消費者に媚びた誤魔化しの作りではなく、しっかりとメーカーが
良い車両を開発した結果だと言えます。

サスペンションは、よく言えば「良く動くサス」ですが、一般的な車好きには、
フニャフニャで柔らかいサスと言われるでしょう。柔らかいが故に、非常にフィーリングは
掴みづらいです。この少ない情報量を感じ取れるドライバーなら、凄く良い足だと思えます。
しっとりと路面のアンジュレーションは吸収するので、乗り心地が悪くないし、
ロールさせて荷重を掛けるので、タイヤのグリップは唐突にはブレイクもしない。
つまり粘る足なのです。わかる人には、上質なサスだと言えます。
(この感じ・・・私のS2のFLAG-Sと同じコンセプトに感じられました。)

ただ一般的なスポーツドライブと考えるなら、サスはもっと硬い方がフィーリングは
掴みやすいし、ドライビングしやすくなるでしょう。しかしそうすると、乗り心地は悪化、
ロールを抑えてすぐに荷重がかかるのでイージードライブとなり、タイヤはブレイク
しやすくなります。上質さが失われてしまいます。



タイヤ ブリジストン TURANZA ER370 185/55R16 83V これがなかなか素晴らしいです。
最近、乗ったHONDAは代車でハイブリットのエコタイヤばかりでしたが、エコタイヤは、
エコの為に安全を犠牲にしている感がありました。
タイヤ本来の性能が、車格に見合っていなかったと思いました。
安全を疎かにしては、元も子もありませんね。エコで事故っていては環境にも悪いです。


今回のRSのタイヤは良い意味で裏切られました。非常に私好みです。
十分なグリップ能力です。しかもDRYとWETで落差が少ないのが良いです。
タイヤの鳴きも通常程度で、しかもエコの性能も兼ね(完全なエコ性能では無いですが)ている。

タイヤのグリップもエンジン・パワーも、それ程でも無いはずなのに、優れたドライバーが
乗れば速く走れる事が出来ます。これは車両の軽さが大きく影響しているでしょう。
車両重量が1060kg、これはライトウエイトスポーツと言える十分な軽さです。
軽いはエライです。

エンジン・パワーは120psです。これは数値的には高いとは言えませんが、
1.5Lのレギュラーガソリンとしては、かなりの高出力でしょう。しかも燃費も良い。
REVは、ちょっと低いかなと感じましたが、レギュラーなんで仕方なし。
スポーツエンジンとして、ハイオク、1.6L、REV8000rpmではない所が
RSでありながら現代のエコも考慮したスペックなのでしょうか。
ただ、それによるエンジンを回す時の楽しさみたいな部分も薄まっているかなと思われます。

18年前のAE111G 4A-GEがハイオク、1.6L REV7800、165ps
でしたが、実馬力は115ps程度だった事から、TOYOTAは-50馬力なんです。
一方、HONDAは諸元と実馬力に差がない事から、FIT RSの120psとでは、
FITの方がエコでありながらパワフルです。しかし吹け上がりの楽しさは4A-GEでした。


まぁ、色々と書きましたが、大事な部分は、FIT RSは素晴らしい練習車である事です。
これで練習を積み重ねれば、楽しみながら、上手になる良い手解きの車なのです。

ただ純正のサスは良過ぎて、練習中のドライバーが焦れてしまうと考えられます。
もっとわかり易くて、タイヤと簡単に対話できるようなイージードライブ方面に、限界を下げたと
しても振った方が初心者には良いでしょう。例えば、カヤバのNEW SR SPECIALとか、
Super Special For Street(4段階 減衰力調整機能付き)とかです。
安価ですし、純正スプリングやアッパーを流用できるのも良いです。

ある程度、上手くなって純正サスの良さがわかるようになったら、次は純正サスの性能を
引き出せるように練習すれば、どんどん上手くなれます。
そこまで上手くなれば、駆動方式など関係無しに楽しめるスキルにはなっていますが、
最も楽しめる駆動方式を求めるようになると考えられます。

HONDAはスポーツ走行するだけならFFで十分だという考えなのですが、本当にその通りです。
速さ=楽しいと感じる人が大半なのでしょうが、それとは別の領域があります。
速さと楽しさは別次元のもので、走りの質=楽しいと感じる人は、私の周りの人だと、
後輪駆動を選択していますね。
何故なら・・・ドライバーのスキルをドライブで表現できる範疇が最も広いのがFR・MR
なのです。こういう選択をする人は、車両で速く走るのではなく、ドライバーのスキルで速く
走れることに喜びを見出せる人です。タイムという様な絶対値ではなく、車両の限界率において
95%以上で走り続けられる・・・と言った様な数字では表せない曖昧な部分にこだわれる人。
(まぁ全員ではないですよ。FR・MRでも車両をバッキバキに速く弄って、折角のコントロールを楽しめるようなトータルバランスを崩して、速さを楽しんでいる人がほとんどです。)

私の周りの人を見てみると面白い結果があります。
まず4WDターボに乗っていた人は、現役で走り続けられている人はいません。辞めています。
自分のスキルを高める事に執着せず、マシンの速さに乗っかって走るタイプの人でした。
自分の速さは、マシンに依存しますので、車の性能が時代に見劣りし始めたり、改造の資金に
限界が来たとき、自分の限界が同時に訪れるので、テンションが維持できなくなるのです。
今のAWDは良く出来ていますが、だからと言ってドライバーの練習車には不向きです。
勿論、上級ドライバーが勝つ為に選択するのは、問題無しです。失敗を大きく表現しないので
レースや、勝ち負けのある走りなら、それはプラスになるでしょう。



ドノーマルのFIT RSは、その速さは、同じノーマル比較で言えば、1.6L 4A-GEの
AE111レビン・トレノ系、1.8L NBロードスター、2.0L 3S-GE アルテッツァ、
2.0L プリメーラのタイムを超えています。う~ん、凄過ぎ。


雨のS2で、私が15’16”96 だったんですけど、
同じ時にFIT RSで、友人が15分10秒くらいで走っていました。
たはは・・・でも恥ずかしくないです。友人のドライビングが尋常ではないから、
私も走りの質が良い状態で、結構、踏んで走らせていました。タイム的にもGOOD。


RSの速さは、コーナリングで稼いでいます。ストレートはむしろ他車両(レビトレ除く)よりも
遅い位ですから。ノーマルで走り込めるというのがわかります。



走り続けるには環境の整備が必要です。
資金、家族の承認などなど。一番の問題は、資金なのでしょう。
この手の趣味はお金が掛かります。ずっと続けるのには結構なメンテナンス代が掛かります。
このメンテを疎かにして、車両を維持しても危険なだけで意味が無いです。
新車同様の性能維持、その心意気で、通常のメンテをしっかり行って安全に走らなければ
なりません。
Posted at 2013/03/31 16:27:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | FIT RS | クルマ
2013年03月30日 イイね!

飲みネタ ビデオ撮影

今回のミーティングは、友人と私と後輩の3人です。

話は、ステアリングの切り方って、どんなのが良いのでしょうか?から始まり、
3人の操作をビデオに撮影して比較してみる・・・という企画になりました。

限界走行における正しいステアリング操作とは、
「向心力が落ちない程度(付いてくる)に速く行う」が正解なのですが、単純に遅くきるとか
丁寧にきるという訳ではありません。適正なスピードが要求されます。

丁寧は当然です。角が立たないように、スピード変化のつなぎはRが付くように滑らかにする。
その上で・・・と言う話になります。
向心力が付いてくる程度というのは、タイヤのコンタクトフィールでタイヤの状況を感じ
とれてなければなりません。ここって究極のドライビングの要やん。

そう、だからステアリング操作というのは人によって全然、違ってくる所なんでしょう。
ドライビングのスキルによって、同じ速さで、同じように操作していても、実はそれが
適正なタイミングや、適正なスピードで行われているかどうかは、その他の操作と
連動出来ているかで変わります。

非常に難しいのです。



後輩には、まだちょっと早いような気もしますが、早い段階から意識だけは持って欲しいので、
ビデオ撮影して、三者三様のステア捌きを録画し、夜の飲みミーティング時に、あ~だ、こ~だと
話すネタにしようとなりました。

ビデオ撮影した映像って、実はゆっくりに見えるんです。だから映像で荒々しく操作していると
したら、そのドライバーは超乱暴者の下手くそって事になります。
見ていると眠くなってくるような操作とドライビングが実は良いんですね。

後輩のドライビングでは、目線が近いのがあり、それは時おりビデオを見ていても分かりました。
路面状況を把握するのも少し遅く、それに対処するのも近距離で行う為に、角があります。
目線は遠く、そして剣道で言う中段の構えです。どこかを凝視するのではなく、何となくぼんやりと
全体を見渡し把握する・・・です。
あとステアリングを押して操作していません。右手をメインとして操作していました。
送りハンドルっぽくなっていた癖は今はもう無くなっていましたが、持ち手のポジションが、
アッチコッチに戻っていて、常に基本のポジションに戻っていない。



私の場合、基本ポジを維持しながら、押して操作が出来ていました。
自分でも気付いていなかったのですが、押し操作する手の親指をステアリングを握るのではなく
その操作に入るときに、スッと抜いていました。引く側の手の親指は、そのまま維持でステアリングを軽く握ったままでした。それを左右切り替えしになる時には、親指も抜くのと握るのが
入れ替わっていました。
まぁ、昔の重ステだとハンドルを取られて親指が引っかかるというケースもあったみたいですが
現代の車両においては、パワステだし、そんなキックバックも無いので、今となっては
必要の無い基本操作になるでしょう。
目線は、バイクだと油断すると近い場所を見てしまいますが、4輪の場合は、意識せずとも
遠くをみています。それ故に路面の把握も遠めから出来、対処する距離も時間も取れるので
Rを大きくする事が出来、角を少なく済ませられます。



友人のドライビングは、全てがスムーズで、ねっとりというか、じんわりというか、ヌメッと
しております。それでいて映像は、ゆっくり流れるような操作である車内とは裏腹に、
外の流れる景色は、後輩・私のものとは次元の違う速度でした。

路面の把握は、とんでもなく早く、いつも驚かされるのですが、鹿の発見もピカイチです。
濃霧の中を走らせても助手席の私が頭おかしくなる位の速度で走らせる事が出来ます。
これは目線でみていて、その後の脳の処理能力なのだと思います。
(実際には目で見える景色から、その先の状況を想像しています。その想像の正しさも重要であり、
 経験により差も出ますが、瞬間瞬間に新しい情報が入り次第、修正を入れる、その 繰り返しを
 しています。)
人の脳は、目には映っていても見えてない(つまりドライバーが認識できていない)場合もあり、
見えていると認識するには、目に映った景色から、脳が認識して初めて物として捉えます。
その能力が私よりも友人の方がはるかに高いのです。脳を鍛える必要もあるのです。
しかしこの脳に関しては、訓練で何とかなる部分と、基本的なその人の能力の部分と色々とあり、
ちょっと不透明ではありますが、私が友人に一生かかっても追い付く事はないだろうと思わせて
いた次元の違い感は、恐らく、こういう所も要因の1つなのでしょう。
(一番の要因は、コンタクト・フィールですね。訓練で何とかなる領域と、天性による領域がある)
最後の最後は、そのドライバーの身体能力・脳の能力となりますが、その手前の訓練で何とか
なる範疇でも、相当のスキルにまで到達できますので、私はその凡人でも辿り着ける最高峰の
ドライビングにおいて登りつめようかなと考えています。



ある程度、基本操作は当たり前に出来る中級のドライバーのドライビングで最も危険なのは、
進入の時です。逆に言うと、その瞬間さえ安全に出来れば、あとはそうそう事故れません。
(単独での操作ミスの話です。相手がいる場合は含みません)
ほぼほぼ突っ込み過ぎが原因で、制御不能になり、破綻に至ります。
4輪の突っ込みでは転倒の危険性が無い為、またABSに頼ったりしてかなり突っ込みます。
2輪の場合は、もっと手前で減速を終らせ、ブレーキ・パッティングの領域で、シフトダウンし
速度は余裕を持ってバンクへと繋げないと命がいくつあっても足りません。
今回の私は、4輪を「2輪のリズムで安全な進入」というのを実践しております。
(だから2輪でABSを効かせながら進入で突っ込むなんて・・・全くの逆になりダメでしょう)

このセオリーが、60歳になろうが安全に元気良く綺麗に、そして速く走らせる為の大事なの
だと思います。走り続けなければ意味が無い。一生、走り続けます。


究極の走りの真髄である「タイヤのコンタクトフィール」とそれ以外のステアリング操作、
車体の姿勢制御、これらを上手く組み合わせて作り出す車両の挙動・・・この組み合わせの
操作を「リンク」と名付けていますが、そのリンクも真髄であると思われます。
この2つのスキルにより、例え同じ車両を走らせたとしてもタイムが違ってくるのです。




ビデオに「リンク」は映りません。
ビデオに映る範疇でわかる事は、実は大した事無いところばかりです。
本当に重要な操作や、本質は、ビデオには映らない所にあります。
ビデオってのは、たかだかそんなもん。データロガーでGとか、車体の姿勢とかを画面に
同時に出せたら面白いかもしれませんが。
それでも酒を飲んでいるときの話のネタくらいにはなりました。




私は後輩のフィットを乗るのは初めてで、ポン乗りで全開させるのは何とも気が引けるというか
気を使うと言うか、あれこれ心配していましたが、いざ乗ってみるとそんな心配をよそに、
まぁまぁの走りが出来たのが嬉しかったです。
私の本来のドライビングは、臨機応変が微妙で、対応能力もイマイチです。
でも基本動作と反復練習は、裏切りません。元気良く綺麗に走らせれたのです。
結局、ポン乗りもタイヤのコンタクトフィールでタイヤの状況を感じとれてなければなりません。




次回のミーティングは、S2の車検時に行います。
それだと私は代車(おそらくFIT、インサイト、CR-Z)のハイブリッドになります。
CVTだったら当たりです。コンタクトフィールの練習には最適なんです。
(参考 2012年04月28日 「走りの練習に、CVTは使えるかも」)

MTであれば、それはそれで楽しめば良いや。
Posted at 2013/03/31 09:21:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2013年03月29日 イイね!

サスとタイヤの選択

純正サスは、本当に良く出来ています。速さだけを見るならサスを交換する意味は殆どないです。
FLAG-Sに交換する理由は、減衰力調整によりDRYとWETの違いに対して前後バランスを
整える。車高調整により、根本的な車体の前後バランスを取ります。タイヤ銘柄変更による
前後バランスを整える。などなどが挙げられます。


純正タイヤと純正サスの組み合わせだと、上手くお互いに性能を補い合うようになっています。
純正サスでは減衰力調整はありませんが、違う路面への対応は、純正OEMタイヤの
かなり幅の広いグリップレベルが埋め合わせます。WETではグリップ自体はダウンするとは言え、
ダウンしたなりの範疇では、幅は広いタイヤなのです。だから私でも雨が乗りやすいと勘違いして
しまった訳です。
DRYのみと条件が付ければ、この純正同士の組み合わせは、かなり有効です。速いです。


私のようなマルチで使い切りたい人は、元々タイヤの銘柄も変更するし、減衰力調整も欲しく
なります。そこで社外サスを導入となります。
FLAG-Sと市販RE050の組み合わせでは、DRYとWETの性能差が少ないとは言え、グリップは
下がりますから、それに見合った減衰力にする必要性があるし、前後バランスを整えます。
DRYならDRYの、WETならWETの最高のセッティングと走りを目指します。
この組み合わせは、OEMの特別性は無いものの、かなりのレベルで、楽しめます。
甲乙付け難いです。


ここで困ったのが市販RE050の廃盤です。しかも後継銘柄がS001となり、これがXL構造で
非常に重たい。エアプレッシャーを高く設定する事で、転がり抵抗を抑えてエコにする趣向です。
しかし、これが楽しい走りにとっては邪魔になります。タイヤが1kg重かったら性能は、仮に維持
できたとしてもフィーリングは激変してしまうでしょう。
「軽いはエライ」という根本を忘れてはなりません。
速さが一番、安全が一番の人なら、S001でも納得行くかもしれませんが、楽しさ・フィールを
優先する人なら、このXL構造は、好ましくありません。



OEMタイヤは、非常に優れたタイヤですが、その特性は、オーナーによっては好き好きです。
融けてグリップするタイヤです。ブロックでグリップさせていないので、分かりにくい。
グリップ感は掴みにくいです。
グリップ幅が広いので、ベストを突き詰めようとすると、かなりの困難となります。
また逆にそのグリップ幅により減衰力調整の無い純正サスでも路面への対応ができる訳です。

しかし、マルチな楽しい走りをメインとするには、DRY・WET性能が落差が少なくともに良いタイヤの方が望ましいです。それによりVSAも活きて来ます。


何だろうな、あちらを立てれば、こちらが立たず・・・。
純正タイヤだと、DRYは最高ですが、WETはちょっと物足りない。
純正タイヤには、純正サスが最も相性が良いみたいです。

しかし、純正サスでは速さはしっかりあるものの、そのフィーリングはHONDAが
コスパの中で苦心して作りあげた感じなのは否めません。

純正を超える社外と言うと、相当限られていきますが、いかにOHLINS FLAG-Sと言えど
そのままの吊るしで、前後ともに車高ダウンをさせてしまうとS2は遅くなってしまいます。
わざわざ車高を嵩上げで、純正車高や純正前後姿勢まで揃えるような物好きな奴は、
私以外に果たしているのかどうか疑問ですが、車高を揃え、アライメントも純正の調整範囲内に
する事で、S2本来のジオメトリーを活かし、素晴らしいトータルバランスを維持できています。


そこまで楽しめる車両になると、DRYだけでなくWETでもガンガン楽しめる車両にしたいと思うのが人情ですが、そこはOEMタイヤから銘柄を変えてしまうと、S2専用タイヤの旨みを
味わう事が出来なくなるのです。ま、今の私のスキルだとOEMでWETも楽しめていますが・・・。



今の純正OEMタイヤとFLAG-S(純正車高スペシャル)だと、走る楽しさは確かに最高です。
しかし速さはスポイルしていたでは面白くない。う~~ん、今ならほんの少し超えているはず。
この状態のクリアラップを取ってみて、ドノーマルの時に出た最速タイムを抜かない事には
気がすみません。いや、本当は、気は済ませないといけないのですが・・・「質」が向上して
楽しさで十分だろと。
速さにはこだわるな・・・と言いつつ、結構、負けん気だけは強いんですよね。


ホントに純正のS2は、良く出来ているのです。
走りの質を向上させつつ、速さも両立させるのは、かなり難しいですね。
Posted at 2013/03/30 19:41:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2013年03月28日 イイね!

VSAについて

VSAについては、色々な意見がありますが、
サーキットでは、カットした方が良いが、それ以外ではONのままで良いというのが
これまでの見解でした。


以前、市販RE050であった時には、DRYとWET路面での落差が少ないので
タイヤの温度依存が少ない良さがあるし、WETでも相当楽しめる走りが出来ました。
WET時のグリップがしっかりしているのでVSA自体も邪魔をしないのかもしれません。


しかしOEMタイヤとの組み合わせだと、雨の日のVSAは微妙かもしれません。
超上級なドライバーでないと感じ取れないほどではありますが、WETではグリップの
ダウンが大きい為に、VSAも介入が早まっているのかもしれなません。
それによる、車体の変な挙動が発生して加速させる事が出来なくなります。

試しにVSAをカットして走行してみてたら、少しはコントローラブルになったそうです。
変な挙動がなくなるわけではなく、その率は、タイヤ6:VSA4 という感触です。
タイヤのWET性能の方が大きく影響する事がわかります。


つまりVSAは超上級なドライバーであるなら、その介入が邪魔になります。
私のようなスキルだとVSAが介入するほどまでタイヤを使いきれていないせいか
邪魔に感じ取れません。
タイヤの選択によっても、違いが現れますから、具体的にはDRY向けのタイヤだと
VSAは効力を発揮しずらい状況になるようです。


タイヤは大事です。
タイヤがOEMだと、スプリット路面にも弱くなります。
フルブレーキング時に、片方のABSが発動して、車体がブレたりもしました。


オーナーが自分のスタイルに見合ったタイヤ選択をして下さい。
Posted at 2013/03/30 12:28:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2013年03月27日 イイね!

純正OEMタイヤについて (タイヤ選び4)

またまた走りミーティングをして来ました。
改めてOEMタイヤに関して、レポートしたいと思います。


特性について、また新たな発見がありました。
超上級なドライバーと、中級の上ドライバーとでは感じるニュアンスに違いありました。


それはWET路面に関してです。
DRY性能がS2に最適のOEMタイヤですが、WET性能は劣るようです。
それも中の上程度のドライバーであるなら、さほど感じ取れもしないレベルですが、
超上級ドライバーともなると、WETでの限界走行では、良い表現が見つからない
不安な変な挙動が現れるそうです。

WET性能の良いタイヤは、タイヤの温度依存も少ないというタイヤ本来の特性が
ありますが、OEMタイヤもそれに漏れず、WET性能の劣る分、温度依存も関連して
影響されています。
タイヤに熱が入るまでは、前後バランスもよくありません。
路面温度が低い場合には、なかなか熱も入らない状況でした。
熱が入ると本来の前後バランスとなりますが、WETではDRYのような素晴らしい
グリップはありません。
WETと言っても、路面が濡れているだけの状態から、大雨まで色々だと思います。
OEMは、少しの路面の水分でもかなりのグリップを失うそうです。


ところが私だとWETでも相当楽しみながら、安心感のある走りでガンガン踏んでいけます。
残念ながら、自分のタイヤ・コンタクトフィールが、大した事ないというのが露呈しました。


     DRY          WET
友人  13’17”37      15’16”08
 私   15’05”87      15’16”96


数値は、嘘をつかない。
友人の凄まじいドライブでは、DRYとWETに2分の差が出ています。
彼は本当にタイヤのグリップを使い切って走行しますので、それほどまでに差が出ます。

一方、私はたった???11秒差になっています。一応、私も本気で走行しています。
しかし走りの究極であるコンタクトフィールはイマイチのようです。
これはDRYではタイヤを使い切れていない証拠です。余りが超沢山ある事になります。
逆にWETでは、危ない???ほどに臨界点で走行している事になります。

なんと友人と1秒差以内に留まっている・・・。(丁寧さの違いから「質」は明らかに劣りますが)


これでは私が、自分自身でWETが得意だとか、OEMタイヤはDRYとWETに差があまりない
のだと勘違いをしても仕方ないと思います。なんせタイヤが・・・DATAが・・・そんな数値に
なっているのですから。


以前の私のOEMタイヤのレポートでは、嘘はありませんが・・・真実ではなかった。
う~む、真実味のあるしっかりとしたレポートをするには、確かなスキルがあってこそなのです。

良い車両、良いパーツ、良いレポートというのは、優れたドライバーが行ってこその話なのです。



総評としては、
OEMタイヤは、オーナーが何を大事としているかによって選択肢が変わります。
単純にタイムにこだわる人なら、OEMを選ぶ必要はないと思われます。
S2の最も根幹にある「走る楽しさ」「走りの質」「ドライビングプレジャー」を大事に思い、
速さ(タイム)は二の次と考えれる人なら、DRYonlyでOEMの選択はありです。

私はDRYとWET性能に差が無く、温度依存の少ないタイヤで、マルチな走りに対応する
そんなタイヤを要望しますが、それは市販RE050がドンピシャでした。しかし廃盤です。

無い物ねだりは出来ないので、現存するタイヤから選ぶと、S001はXL構造でアウト。
やはりOEMになります。WETで劣る部分を補って余りあるS2専用タイヤなので、
DRYのみの素晴らしさではありますが、OEMに落ち着きます。
私のスキルだと、良いと感じ取れているのだから問題なし?!?



友人の感じた不安な変な挙動は、タイヤだけのせいではないはずです。
例えばVSAだったり、その日の路面がスプリット路面が多かった・・・と言うような
他の環境によるものも考慮すべきでしょう。
Posted at 2013/03/30 12:07:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ

プロフィール

趣味はスポーツドライビング 現在、中年のオッサンですが、所有したS2000を 60歳になっても、全開で限界付近を綺麗に攻める。 そんな将来を夢見て、日々精...
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