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60なってもS2000のブログ一覧

2015年09月11日 イイね!

ポン乗り全開走行

私のドライビングは、借り物の車両をポン乗りで全開走行しても決して速くは走れません。
対応力があまり無いからです。センシング能力も優れていません。
ただ20年もの走りによる努力は、「正しくセッティングされた車両を正しく運転する」に尽きます。
デタラメな車両(誰かの癖に合わせている)だと、その癖のポイントを探ることが出来ずに
正しいドライビングの中で速く走ろうとしてしまうので結局、上手く速くは走れないのです。
それもセンシング能力があまり無いからなのでしょう。


本当に速い人は、良い車両ならそれをすぐに把握して全開できますし、
例えデタラメなセッティングを施された車両であっても、それを速く走らせるコツを探って、
その車両の現状の性能を引き出してあげる。そう言ったドライビングの調整をします。


「その車両の癖に合わせて、能力を引き出して走る」(上級者:車両をドライバーに合わせる
のではなく、ドライバーが車両に合わせてあげる。)その懐の深さが何とも凄いです。
Posted at 2015/09/11 12:30:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2015年09月09日 イイね!

ボトル・ネック

限界走行とは、常に何かの限界に達しながら走っています。
車両の限界で言うとエンジンの加速力の限界、タイヤの限界、ブレーキの限界。
ドライバーの限界もあります。恐怖心は凄く大事です。わからないからそれ以上は行かないという感覚が緩いと身体や車両がいくつあっても足りなくなります。
でも恐怖心は時にドライビングを阻害します。


ドライバーの限界の1つに脳の処理能力があります。

脳の処理能力がドライビングに大きく影響します。特に安全性です。
ドライバーの脳が限界に来ている時、すでにそのドライビングは綱渡りになっています。
速度が上がれば上がるほど処理能力を求められます。

助手席の人と会話も出来ないほどのドライビングでは、脳が限界に達しています。
その状態でもサーキットであれば脳の処理する材料が少なくて済むので速度を上げて行っても、さほど問題にはなりません。これがサーキットは安全に走れるという理由の1つです。
またサーキットでは十分な幅がありドライビングのミスがあっても飛び出す程の失敗は少なくて済みます。安易なドライバーだと失敗を失敗だと認識できずに上達が遅れる場合があるのにも注意が必要です。


私のS2の仕上がりではDRY走行だと、脳の処理能力の限界を迎えてしまいます。
(ワイディングの話です。サーキットなら余裕あります。もっと速くても平気。)


速度が低くても脳の処理能力を試す方法もあります。
濃霧で速いドライビングをする場合にも処理能力を求められます。

私が助手席で師匠がドライバーの時に、とても私の脳処理では頭がおかしくなる程の速度で師匠は走り抜けてしまいます。辛くて苦しいので目で見ることを止めました。これは師匠の脳処理が凄すぎて私では対応できなかったからです。

私がドライバーで妻が助手席の時に同じ現象が出ました。妻は辛くて頭が痛い・・・のような症状を訴えたので無理して見ずに寝てもらいました。

脳処理能力が、師匠>私>妻 という順なのです。
(脳処理能力を比較するには、濃霧でのスポーツ走行が使えます)


脳処理が限界だとどういう事が起きるでしょうか?
明らかに超えてしまっていると頭がツラくなるのでわかりやすいですが、ほんの少し超えているような場合には自覚症状は無いでしょう。
目には映っていても、脳でそれを認識出来ないためにドライバーとしては見えていないのです。視野が狭くなるという表現が近いと思います。認識した途端ドライバーには突然現れたかのように見える場合もあるでしょう。これは視覚においての現象です。

同じように普段は感じ取れている事も、実は感じ取れなくなっているかもしれません。
事故を起こしてしまった場合に何が起きたのか全然わからないという経験をした人も居るでしょう。どういう状況だったかを後で説明も出来ない・・・そういった認識不足は、脳処理の限界が原因かもしれません。


走りが究極に近づけば近づくほど細かなドライビング・ミスも許されません。
脳が限界だと思わぬ失敗を起こしかねないので、一杯一杯まで頑張るのは危険です。
そういったチャレンジをするならサーキットで行いましょう。そこならまだ比較的安全です。
処理しなければならない情報量が少なくて済むからです。

速さにこだわるならサーキットでなければ、車両の限界まで攻める事が出来ずにつまらないと思うと思います。楽しさ重視の人なら、自分の能力の限界も含めて100%に近づくドライビングを楽しむ訳ですから身の程を知って安全に走る必要があります。


「サーキットで速く走る為には、最終的には車両次第。峠で速く走るには、ドライバー次第」というのは、ドライバー各々の脳処理能力が関係しているのかもしれませんね。こればっかりは鍛えて何とかなる部分では無いのです。多少は何とかなりますが。
Posted at 2015/09/09 21:07:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2015年08月29日 イイね!

ベイビーNSX?

新S2000は、ベイビーNSXというポジションのようです。
2LターボでSH-AWDという線が濃厚です。ミッション設定にMTはあるのか、ないのか・・・。

NAのMRでというのは無理のようです。残念。
SH-AWDの重量増は諦めます。
その上で自分の求めるスポーツカーとしてのS2000とは。


別にターボが嫌だという訳ではありません。
熱対策がしっかり出来ていて、サーキット20周全開出来れば問題はありません。
最低限、自分の走るステージで走り切る冷却性能を持ち合わせていれば良し。
最新のターボだから限界域でのコントロールもしやすいセッティングになっているはず。
熱対策とコントロール性さえ保持していれば別にターボだろうがNAだろうが良いのです。


MRスポーツ・モードが付いていたらSH-AWDも楽しめるかと思います。
フロント・モーターを全く使用しないのではなく、スポーツ性を損なわない部分では有効に
活用するのが賢い選択です。


[SPORTSⅠ]
ほとんどMRで走ることで楽しさを重視したモード。
ストレート・パワーを要する時、回生ブレーキの時のみフロント・モーターを活かす。
安全面で最終的にVSA機能が割り込んで危険な状態を回避する。
                     ↑この辺のタイミングが難しいですが。
そこを上手く出来ればワインディングで最適なモードになります。
(ドライバーはVSAが介入しないよう、適正な挙動にコントロールしながら全開します)

[SPORTSⅡ]
SPORTSⅠモードと同じくほとんどMRで走ることで楽しさを重視したモード。
VSA機能をカット(ABSは除く)します。
サーキットで「楽しく」走る場合には、これが最適になります。
ドリフトも可能になります。スピンも出来てしまう仕様。

VSA機能として駆動方向も使えるのは安全面ではメリットですが、それを強制ではなく
モードでドライバーが選択できれば良いのです。


上記を満たしてくれれば、新型S2000(ベイビーNSX)も悪くないかもしれません。



値段としては本当にネットで書かれているように400万円で作れるのか?!?疑問です。
アルミなど軽量素材と多用し1300kg前後まで軽量化が図られると書かれています。
重量は旧S2000とほぼ同じです。もしも400万円だとしたら・・・安いです。

感覚的には700万円くらいが妥当かなと思っています。


ランニング・コストを考えると18インチ&激太タイヤはやめて欲しいですね。
今のフロント215/45-17、リア245/40-17で十分です。車重からするとこの辺が適正です。
ブレーキのキャパはもっと上げても良いと思います。でもブレンボにする程の必要性はありません。
リアが極端に先に減るのはパッド交換時期のバランスも悪いです。
容量を上げつつ前後のバランスをしっかりと取って欲しいです。
Posted at 2015/08/29 09:06:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2015年08月21日 イイね!

ブレーキング

師匠からブレーキングは最後の最後で良いよと言われています。
実際、ブレーキで突っ込む事よりも優先して練習しなければならない事項はたくさんあります。

最後で良いよというのはあくまでも詰める行為です。
適正なブレーキングは常に磨かなければなりません。


ブレーキングにおいても「質」にこだわります。

1.丁寧
ブレーキングの踏み始めとリリースの時に滑らかに操作する。

2.リンク
踏み始めは車両が直進している時に開始する。ヨーが残っている時に行わなければならない場合は、タイヤのグリップや姿勢変化に特に注意して行う必要があります。
リリースが重要です。制動で適正な速度に落としてからパッティングに入り、ステアリングとリンクさせてスッと抜きます。
ブレーキを引きずる(制動をし続けながらステアを切る)行為をしない。
パッティングとはパッドがローターに薄っすら触れている状態にしておく事で、完全なリリースの姿勢変化よりも前重心を作ります。その前重心をステアに繋げ(リンクさせ)るのです。

ブレーキングの前重心でサスを沈み込ませた量は、コーナリング時の外側サスの沈み込み量と同一にします。タテGからヨコGへ変化しても外側サスの沈み込み量は全く変化させないようにするのです。ここでズレが大きかったり、角が発生すると挙動が綺麗にはなりません。それによりタイヤのグリップは落ちてしまいます。



ブレーキングで突っ込むという行為は適正を保つならすごく難しいコントロールになります。
単純にブレーキングポイントを遅らせる訳ではないです。
そうしながらもブレーキのリリース・ポイントは理想の所かそれよりも手前にキープしなければなりません。それを伴わないと単純に突っ込みすぎて速度オーバーで進入してしまうだけです。
タイミングを遅らせた分、強くブレーキングするという事はその分、難易度の上がったブレーキ・リリースがその後に来てしまうということです。

走りの中で大事なのは姿勢作りです。その姿勢を作るのに重要なのがブレーキ・リリースです。上級者はここを精度高く決めます。だから挙動も良くなって限界を下げないコントロールが出来るのです。自分のブレーキ・リリースの巧さに合わせた強さのブレーキングで制御するためにブレーキポイントを設定します。
ブレーキポイントありきでフルブレーキではないです。ブレーキリリースポイントという目標に向かって速度を調節するブレーキコントロールと、コーナリング時の外側サスの沈み込み量をパッティングの時点でズレなく適正に作るコントロールなのです。

ブレーキングはその開始ポイントからリリース・ポイントまで、適正な速度に向かって一定の減速率で行います。進入速度の読み、一定のG、コーナーに合わせた外側サスの沈み込み量を想像しながら丁寧に・綺麗に・繋げる行為です。


ブレーキを詰めるという行為はとても難しいので、その練習するのは、まず普通の適正なブレーキはもちろん、その他のドライビング・スキルを全てマスターしてから、最後の最後に行うべきです。
私は一生かかってもそんなレベルまで到達できないでしょう。
だからブレーキは詰めないし、人にも勧めません。適正なブレーキを練習するだけも大変です。
Posted at 2015/08/21 09:44:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ
2015年08月20日 イイね!

「質」


「質」に関して重要なのは

1.丁寧さ
2.リンク
3.精度
4.タイヤのコンタクト・フィール



丁寧さとは、大まかに各操作のコントロール幅が細かい事と言えますが、その中でもさらに、単純な数値の細かさよりかは、感覚的な丁寧さが重要です。
ゆっくり操作するのがいいのではなく「適切な」速さです。
操作し始めの角を取りつつ、許容される範疇の中で最も速い操作となります。


リンクとは、操作のつながりの事です。
一つ一つの操作をクオリティー高くなるように練習はしますが、実際の走りでは、
各々のクオリティーを崩さないようにスムーズに、次に繋げて行くことが重要です。
操作し始めの角を取りつつ、その後の操作へ継ぎ目無く1挙動に行われる。


上記、1と2の操作は、タイヤの限界を下げないようにする事です。
タイヤの限界はちょっとした事で簡単に落ちます。それを落とさない操作なのです。



精度とは、操作の的確さが安定している事です。
操作の出来が良い悪いではなく、悪いなら悪いなりにそれで常に安定している事です。
精度が悪いドライバーだと、速い時もあるけど、遅い時もある。そんなムラのある状態です。
安定して安全に走るには、最も遅い時の操作に合わせて走らねばならず、遅い走りになります。
速い時の自分に合わせて走ると、いつかそのペースで遅い時の操作をしてしまった時に
簡単に破綻を来たして、ワインディングならたった一度のミスで事故になるでしょう。
サーキットであれば、ライン1本分ズレる程度で済んでしまうので、それだけに自分のミスを
ミスと認識できずに、いつまでも失敗をし続けてしまいます。

精度が高ければ高いほど、上級者です。安定しているので走りの底辺自体を高めに設定する
事が出来ます。だから安定して速く走れるのです。凄く速い時があるけどムラがあるのは
大したドライバーとは言えません。安定してまぁまぁ速いドライバーの方が実力は上ですし、
安全に速く走らせるのも後者です。
大半の致命的ミスというのは進入で起きます。進入において速度を低目にコントロールして
臨界点にまで速度調整するという行為をコンスタントに行う走りが大事です。



コンタクト・フィールとは、タイヤの限界を感じ取る能力です。
これがあるだけでも(中級くらいの精度も伴っていれば)ある程度は安全に速く走れます。
これ以上何もしてはならない状況で、やってはならない何かをしてしまう・・・ドライバーが
タイヤの限界を認識できていない事が原因ですが、それを認識する能力となります。

仮に丁寧さやリンクが下手で、タイヤの限界を落としていたとしても、コンタクト・フィールが
あれば、その下がったタイヤの限界なりの中で限界まで攻めれば良いのです。
安全に走れるという観点から見れば、かなりOKな走りと言えるでしょう。



上記4つをバランス良く上達する事で、安全に、綺麗に、そして速く走れるようになります。



そういった練習をするなら、スーパーカーでもレーシング・カーでもない、
スポーツ・カーが適しています。
Posted at 2015/08/21 09:39:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | S2000 | クルマ

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趣味はスポーツドライビング 現在、中年のオッサンですが、所有したS2000を 60歳になっても、全開で限界付近を綺麗に攻める。 そんな将来を夢見て、日々精...
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