FD3S リトラパチクリ対策 (リトラモータ内部のリレー交換)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
右側のリトラがパチクリするようになりました。(動画参照)
パチクリするようになってから半年以上経つような気がしますが、タマにしか起きないので、放置してきました。しかしながら、車検が近づいて来たので重い腰を上げました。
リトラのモータって、開閉共に同一方向に回るので、モータの通電が切れないとパチクリします。原因は幾つかあるのでしょうが、一番怪しいのはリトラモータ内部のリレーの故障だと思います。(ONしっぱなしになる)
そこでリトラモータ内のリレーを交換してみることにしました。
リトラモータ単体より、ユニット毎ゴッソリ外した方が簡単です。
赤丸と黄丸の5本ボルトを外せば、後はモータとライトのコネクタを外して丸ごと取り外せます。 ハーネスのクリップが何か所かあるので外すのがメンドイです。
クリップの外す側が裏にあるので、ユニットを抜きつつ、裏側のロックを外す感じで。
上側には他にもボルトの頭が見えますが、赤丸の二つだけを外せばOK。
黄丸のボルト(写真2参照)はライトの下にありますが、ライトを上げて車体外側の隙間から手を入れれば、アクセスできます。
赤矢印のボルトを外して、ステーも一緒に外してますが、その場合は、モータ側のボルトも緩めて、ステーの角度を変えないとユニットが抜けません。
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ユニットを外した後で見たボルト5本の場所です。
赤矢印の部分がユニット下の固定ボルト部分です。
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こんな感じでライトを上げた状態のままで抜き出せます。
※抜き出し時は赤丸のボルトは緩めて、ステーをかわせるようにしておきます。
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3接点が付いている上側部分は3か所の赤丸のロックで留まっているだけなので、隙間(黄色矢印)を何とかコジって外します。
※以降に注意事項あり!
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クリップ部はこんな感じで頭がほとんど出ていないのでココを摘まむのはキビシイですが、潤滑剤を吹いてコジれば何とかなります。
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厄介なのは赤矢印部分(2か所)のケーブル押さえです。
このケーブル押さえは白い部品の裏側にモールドで作り込まれていて、尚且つ、内部のケーブルの余長が無いので、それを無視して、外すとケーブル押さえの部分が折れます。
そこで、
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写真のようにケーブル出口部のブッシュを外して、ケーブルの余長を作っておきます。
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で、表の隙間を使って、ケーブル押さえからケーブルをズラシして外しながら、白い部品をパカっと外します。
赤丸部分がケーブル押さえです。
リレーが見えてきました。(黄丸部分)
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リレーが載っているユニットも2か所でハマってるだけです。
NECのリレーでした。
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ガッチリ、ハンダが盛ってあります。
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地道にハンダを吸い取って、リレーだけ外すことができました。
幸いなことにケーブルは端子に挟み込まれているので、簡単には外れません。
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外したリレーを分解して、ON側の接点を観察してみました。
多分、ビンゴです。 溶着跡が見えます。これでONに成りっぱなしになっちゃう時があるのだと思います。
リードにゴッツイ銅板が使ってあるなあ。。。。誘導負荷だからかなあ。
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容量的に心配なので、今回使うオムロン製G5LE-1 DC12と比較してみました。
多分、大丈夫かも。
NECのヤツのリードが厚いのは接点兼用構造だからとしとこう。。。。
※但し、他にもマズイ点があります。オムロンは縦・横はほぼ同じなんですが、高さが3mmくらい高いんです。(このときは気づかず)
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オムロンリレー付けました。
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出来上がりはこんな感じ。
最後に嵌めこもうとして、やっとオムロンリレーの背が高いことに気づきました。愕然としましたが、まっイイかということで、当たるところを削りました。クソ。
取り敢えず、チャンと動きましたが、問題は耐久性ですね。誘導負荷の定格がDC30V 4Aだから大丈夫だと思うのですが、どーでしょう。
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