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日野自動車、茨城県古河市に新工場用地を取得
12月22日(水) 15時25分配信 ロイター

　［東京　22日　ロイター］　日野自動車は22日、茨城県古河市に新工場用地を59．7億円で取得したと発表した。新工場の建設時期や生産品目などは決まっていない。

　用地取得による2011年3月期の業績予想の変更はないという。

最終更新：12月22日(水) 15時25分


日野自動車、本社工場を閉鎖へ
2011年1月20日(木) 09時32分


日野自動車が創業の地である東京都日野市の本社工場を閉鎖するという。きょうの日経が1面トップで報じている。20日にも発表するそうだ。

それによると、茨城県古河市に建設する新工場に段階的に生産を移し、本社工場は2020年までに閉鎖する。移管に合わせ国内の生産能力を年20万台にほぼ倍増。生産効率も大幅に引き上げ、新工場を環境対応トラックの低コスト輸出拠点と位置づけるとしている。

日経の「日野自、本社工場を閉鎖」との大きな見出しは、長年、企業城下町を築き上げてきた関係者にとっては衝撃的なニュース。だが、よくサブ見出しをみると、「20年めど、トラック生産再編」としている。つまり、完全閉鎖は9年以上も先になる。しかも、本社工場に勤務する従業員の処遇についても、記事によると「約2500人は新工場などへの配置転換で雇用を維持する」そうだ。

沖縄の米軍基地移転構想ならともかく、一寸先も闇のトラック業界で「20年をめど」とは、ずいぶん気が長い計画だが、この記事のポイントは「トラックの国内生産体制再編」と「年20万台規模の新工場に段階的に生産を移す」という部分である。

日野の親会社のトヨタ自動車は、ライバル関係にあるいすゞ自動車の大株主（5.89%取得）でもある。次のステップでは、いすゞを巻き込んだトラック再編のシナリオにも注目したい。

《福田俊之》レスポンス


発祥の地、日野の工場閉鎖　茨城に新工場　日野自動車

2011年1月20日12時10分

　トラック大手の日野自動車が、東京都日野市にある本社工場を２０２０年までに閉鎖し、茨城県古河市に建設する新工場へ移転することが２０日、明らかになった。同日午後発表する。本社工場は１９４２年に稼働を始めた会社発祥の地だが、老朽化が目立つため、新工場へ生産を移し、アジア新興国向けの増産体制を整える。約２５００人の従業員は配置転換する。工場以外の本社機能や開発拠点は日野市に残す。

　日野はトラック需要が増えている新興国への販売を伸ばし、１５年度の世界販売を、現在の２倍の２０万台規模まで増やす計画。販売増に対応するため、本社工場の２倍の規模の工場を古河市に建設して増産することにした。投資額は４００億円規模になる見通し。本社工場の閉鎖後、日野の生産拠点は新工場と、親会社のトヨタ自動車向けのＲＶ車などを生産する羽村工場（東京都羽村市）の２カ所になる。

朝日新聞


日野自、茨城にＫＤ部品拠点

掲載日 2011年01月21日

　日野自動車は２０日、５００億円強を投じて茨城県古河市にトラックの新工場を建設すると発表した。
　２０２０年までに創業地である東京都日野市の本社工場を閉鎖。１２年から段階的に生産を移管する。新興国を中心に海外販売が伸長しており、日本から部品を輸出して現地で組み立てるノックダウン（ＫＤ）生産の比率が急増。ＫＤ部品の安定供給には本社工場の２倍の生産能力を保有する新工場への移転が不可欠となったためだ。同時に国内工場の役割を完成車組み立て中心から海外拠点向けコア部品の集中生産拠点に転換。円高環境下でも利益を生む国内での生産体制を確立する。（１面参照）
　「日本のモノづくりの強みである技能、技術を生かし、為替の影響を受けにくく、多品種少量生産にも対応するには、このやり方以外には難しい」。日野自の白井芳夫社長は工場移転の狙いをこう説明した。

日刊工業新聞


　年末には既にニュースになっていた。２０２０年に世界需要が倍増するとは思えないがねー。

　今のところ、FJクルーザーは羽村工場の製造は変わらないようで、トヨタ向け、更にいすゞとの関係など注目される。