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2013年10月14日 イイね!

秩父・御岳山林道

秩父・御岳山林道いつもながらの思いつきのつぶやきに、さっと手を挙げてくださったtaboomさん、ティオさんにお付き合いいただき、秩父「御岳山(おんたけさん)林道」を走りに行ってきた。

秩父と言えば峠や林道の宝庫、関東のサイクリストのメッカとも言えるエリアだが、高速でひとっ飛びできない不便さが難点。これまでコースプランに取り入れることはなかったのだが、この林道のピーク付近からの絶景を知るに至り、ここだけは是非一度走ってみたいと思っていた。

集合場所は道の駅「大滝温泉」。随分早く到着してしまったと駐車場へ入っていくと、何とお二人とも先着。
taboomさんに至っては、前日の比企丘陵から直行・前泊だそうだ。


未舗装路の登りに備え、今回はフロント・インナーに秘蔵の27Tを組んできた。これでトルクを掛けず回転で登って行こうという作戦だ。


皆さんも準備が整いさぁ出発。まずは国道140号を、秩父鉄道終点「三峰口」駅を目指し東上する。
狭い国道だが、朝のうちなら車も少なく気にならない。


せっかくなので、三峰口駅にも寄り道して行こう。
駅からは橋を渡って川の対岸へ。今までさっぱり知らなかったが、この川は自宅近くを流れる荒川の源流だ。


ここから中津川林道を三国峠へ、或いは三国峠を越えてきた、たくさんのサイクリストが乗り降りしてきたであろう三峰口駅。
しかしこの日、これだけの好天にも係わらずサイクリストの姿はなかった。どこぞの閣やらマルシェ、沼やらが忙しいのだろうか。あぁもったいない。


駅の裏手に展示されていた秩父鉄道の旧型車輌。手が回らないようで、だいぶ傷みが進んでしまっていたのが残念だ。


充分楽しんだ後、そろそろ行きましょうかと、再び橋を渡って国道へ戻る。
林道へはまず、北へ分岐する県道37号へ。


分岐付近。


一帯は贄川宿という宿場町であったようだ。


この辺りでもやはり出るらしい。


今回は熊鈴持参。備えあれば憂いなし。それに本日は一人ではなく、心強い。


先へ進むと国道側から上がって来る広い道と合流。はじめ国道に合流してしまったかと思ったが、間違いではなかった。


程なく幅員が狭まり、らしい趣きになってきた。


林道は入り口からいきなり未舗装路。




ゴロ石と浮き砂利のなかなか手強い路面だ。


砂利が深かったり勾配がきつくなるとタイヤが空回りして進もうにも進めない。残念ながらインナー27Tで行ける限界を超えていた。
乗ったり押したりの行軍で先へ進むが、砂利に足が滑り歩いていてもじわりと疲労が押し寄せる。





でも慌てることはない。時間はたっぷりあるので、写真など撮りつつのんびり行こう。
空には雲ひとつない。


一旦下っての登り返しでは、下りの勢いをできるだけ殺さず活かしたい。




和菓子にチョコレートにあんドーナツ、休憩時はお互い持参の甘いものを交換。


開放感があり、秋空にはもってこいの林道だ。




だいぶ標高を稼いできたようだ。


しかし、路面の荒れは相変わらず。


案内表示で行程を確認。林道の正式名称は「森林管理道 御岳山線」と言うようだ。


休憩々々。
これだけ押しが多いと、お二人のように自転車に付ける荷物は少なめ、ザック中心の方が身軽でよいのかもしれない。


「御岳山トンネル」に到着。トンネルを抜けるとピークはもうすぐだ。


トンネルから出口方向を。


こちらは出口側。ホントに空が青い。


トンネルから先は徐々に眼下の視界が広がり・・・


ようやくのお待ちかね。楽しみにしていた、このコース一番のビューポイントに到着だ。


雲ひとつない空の下、遠く広がる秩父の山々。またとないタイミングで訪れたようだ。


まさに絶景。この眺めだけで充分。わざわざ来た甲斐があったというものだ。


この風景をまぶたに焼き付け、カメラに収め、めいっぱい堪能してピーク地点へ移動。
ピークは木々に覆われ視界は遮られるが、ちょっとした広場のようになっている。


ここなら時折走り抜けるオフロードバイクから邪魔にされることもないだろうと、ランチ休憩を取ることに決定。思い思いに準備を始める。


食後に観察させていただいたお二人のトランスミッション。
ティオさんのインナーは29T。これで結構ぐいぐい登って行ってしまうから恐ろしい。


taboomさんは26T。TAの最小インナーだ。


空腹を満たし、食後休憩もすっかり済ませたところで、さぁ、道の駅へ向かってのダウンヒル。
いつもならここからはかっ飛んでいくところなのだが、久々のダートに下り方を忘れてしまっていた。


始めのうちはブレーキだけでコントロールしようとし、全くお二人に着いて行けない。その上浮き砂利に前輪をすくわれステン!と転倒。そこからは更におっかなびっくり、下りでありながら亀のような歩みとなり、お二人をお待たせしてしまった。


あそこまで下るのか・・・下りにゲンナリしたのは初めて。


途中、と言ってももうダウンヒルほぼ終盤、そうだ、こういうときはペダル回してトルクかけながらコントロールするんじゃないか! と思い出したがもう手遅れ、あまり試す間もなく路面は舗装に切り替わってしまった。

国道へ合流すると、道の駅はもうすぐ。約26kmと距離は短いものの、実に楽しく、秋を満喫できた充実の一日だった。


taboomさん、ティオさん、今回もありがとうございました。次回は是非、S氏にもご一緒いただきたいですね~。

<今回のコース>
Posted at 2013/10/14 17:09:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年10月02日 イイね!

富士山を遠くに望む、山梨・水ヶ森林道

富士山を遠くに望む、山梨・水ヶ森林道よく晴れた9月最終週の日曜日、友人H君と休みを合わせ、山梨北部の水ヶ森林道を走りに行ってきた。

秋晴れと言えば富士山、しかし世界遺産登録の影響で周辺は混雑してそうだ。
それなら遠くから眺めてみようかと、「道の駅 花かげの郷まきおか」を起点に太良ヶ峠・弓張峠・乙女高原・焼山峠と、ぐるり周回するコースプランを組んでみた。

7時前に道の駅に到着。クルマを降りふと振り返ると、富士山が雲の上にぽっかり頭をのぞかせているではないか。
いきなり富士山が見えるとは予期しておらず、のっけからちょっと得した気分にさせられる。


同行H君は夕べのうちに到着し車中で寝んでいたとのことで、のっそり姿を現してきた。
お互いの近況などを交換しつつ自転車を準備し、さぁ出発だ。
今回タイヤを新調し、これまでよりやや太めの26C、グランボア「セールブリュ」を履かせてきている。
こいつの試走も楽しみなところだ。


2台ハンドルを連ね、まずは県道31号を西へ。太良ヶ峠を目指して行く。
周囲を葡萄畑に囲まれ、広く走りやすい道だ。7.5気圧を押し込んだセールブリュは、軽く快調に転がって行く。


水口の集落で見掛けた「首地蔵」。
昔、この大岩の下敷きで亡くなった少女の霊が周辺に崇り、旅のお坊さんが供養にとお地蔵様の首を彫って乗せたところ、崇りはぴたりと鎮まったという言い伝えだ。


進むにつれ徐々に勾配が増し、立ち漕ぎ&蛇行で前進。






やがて道は九十九折となり、一折れで一気に高度を稼ぐ。ものの、脚にはかなり応える辛い行程だ。
前日出勤のH君は少々しんどそうだ。



ようやくたどり着いた太良ヶ峠。ご褒美はアルプスを背景にした甲府市側の眺望。


市街地の街並みまでよく見えている。


やっぱりここも出るらしい。


しかしこの日はクマよりも、スズメバチの方が気になった。
何だか異様に数が多く、集落を抜けてからこちら、ブンブンブンブンあちこち飛び回っている。
小休止で脚を止めると、こちらを窺うように四方から行ったり来たり。立ち止まって耳を澄ますと、必ずと言っていいほどどこからか大量の羽音が聞こえてくる。
そこいら中に営巣でもしているのだろうか。休憩中も休まる心地がしない。

太良ヶ峠から先はだいぶ勾配も緩まってきたが、仕事の疲れか前半の無理が祟ったか、H君に異変発生。内股にこむら返りを起こしてしまった。
少々休んで再び走り出すが、無理は禁物。ペースを少し落として行こう。
騙し騙しの後ろ姿がキツそうだ。


右手には時折、水彩画のような富士山が顔をのぞかせ、ほっと一息つかせてくれる。
しかし乙女高原までは、まだまだ登り基調の行程が続く。




標識を見落としたか、いつの間にか弓張峠を通過、道は下り始め、分岐に行き当たった。
右へ行くと一ツ木水ヶ森林道で県道206号へショートカット、しかも下るだけのようだ。
直進方向、乙女高原へはまだ300m以上登らなければならず、今回はちょっと残念だが、ここからショートカットすることに決定。
そうと決まればお待ちかね、ちょっと遅めのランチで大休憩。


一ツ木水ヶ森林道は、下りながら、なかなか走りでのある“石畳”。
さすがにいつものようにかっ飛んで行く訳にはいかず、奇しくもニュータイヤのクッション性能を充分に堪能することとなった。


山梨まで来て探検走り?


林道を抜け牧平の集落を通過。それにしても何と青すぎる空。


遠く山並みを眺めながら気持ちのよい下り。
脚を休めつつ、道の駅を目指して行く。


H君、お疲れ様でした~。


Posted at 2013/10/02 00:20:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年09月01日 イイね!

林道折八古関線から芦川渓谷へ

林道折八古関線から芦川渓谷へ8月も終わりに来て暑さがまたぶり返し、渓流沿いの涼しげな道を走ってみたいと思った。
気軽に行くなら道志か丹沢辺りだが、今回はとあるブログで気になっていたコースをそのままなぞらせていただくことにした。

河口湖を起点に西湖、本栖湖畔を抜けて行き、林道折八古関線で新八坂(はっさか)峠を越える。さらに芦川渓谷を経由し全長2.6kmの若彦トンネルで再び河口湖へと下ってくるという周回コース。
スタート地点が既に標高836m。その後も行程の6割が標高800メートル以上と、下界との気温差も期待ができそうだ。

河口湖畔の駐車場にクルマを停め、出発は7時前。
左手に小さな帽子を被った富士山を眺めながら進んでいく。時折吹く風は涼やかで心地よい。


西湖。対岸に広がるのは青木が原の樹海だ。


西湖から本栖湖への道端、もう紅く色付き始めているモミジを発見。


本栖湖。エメラルドグリーンの水面を臨む湖岸には、そこここにキャンパーたちのテントが張られていた。


西方の空に嫌な雲を見てしまった。ここのところ、にわか雨が続いているが大丈夫だろうか。
予報では日中は雨の心配はないとのことだったが、ここは天気の変わりやすい山の中。少々不安になってしまう。


標高836mの起点から本栖湖までさらに100m程登ってきていたが、それを一気にチャラにする、本栖みちの急降下ダウンヒル。下る先は標高359mと本日の最低標高地点。そこから先はひたすらの“借金返済”が待っている。


下りきって古関の集落へと入っていく。ここからは、長い長いアップヒルの始まりだ。


山門に目を引かれ、方外院という寺院に脚をとめた。


由緒書きでは、本堂に千匹絵馬なる大絵馬が奉納されているとある。
一目見ようと思ったが、まだ早い時間だからか、扉はぴっちり閉ざされている。仕方なく、一部だけ透明ガラスの張られた窓の隙間からレンズを向けてみた。
無数の馬が描かれ、いかにもご利益がありそうだ。


NAMは未導入。


などとのんびりしていると、突然ポツポツと雨粒が落ちてきた。
やっぱりなのか!

一瞬、本栖みちの急勾配を戻ることが頭を過ぎるが、空には日が照っており、ものの一分もしないうちに上がってしまった。どうやら通り雨だったようで、先へ進む覚悟を決める。
しかし今にして思えば、このとき引き返していた方がよかったのかも・・・。

道は反木川沿いを進んで行く。
この辺りはまだ"下界"に近く気温も高めなのだが、川を伝わる風が火照りを和らげてくれる。


楽しげな橋の名前。








木陰の道はさらに涼しく走りやすい。


と、路面を黒いものがちょこちょこと横切って行く。スジクワガタの♀だ。
思いがけない出会いに心が弾む。


集落の途切れた先で。この辺りもやはり出るようだ。


林道へ入ると確かに出そうな雰囲気。人の気配のない場所を走るのは久し振りで心細くなる。
少々びくつきながら、頻繁にベルを鳴らしつつ進んで行く。


なかなかにワイルドな林道だ。勾配もかなりワイルドで、シャツは既に汗びっしょり。
林道進入早々に乗車は諦め押しの一手。急勾配が続き、脚の踏ん張りがきかないのだ。


日差しも応え、木陰のたびに休憩を繰り返す。


頼むから、もう勘弁してくれ~。


先ほど通過した集落だろうか。だいぶ高度は稼いできた。


歩いていると見付けてしまう。久し振りに見るアカアシクワガタ。
お蔭でちょっとだけ元気回復。


峠周辺は舗装が新しく整っている。ここは峠手前の偽ピーク。
前日ルートラボで確認していたにも関わらず、峠かな? と悲しい記念写真を撮ってしまった。
やっとダウンヒル、と思ったら先でまた登り返しがっくり。


今度こそホントの峠が見えてきた。林道区間は殆ど歩き通しで、ようやくたどり着いた新八坂峠。


道路に背を向けた峠の案内看板。手前から登ってくる登山者向けのようだ。


峠からの眺望。空気が澄んでいれば、さらに向うにはアルプスの山々が見えるはずだ。


甲府らしき街なみがうっすら見えている。


ようやくのダウンヒル! 




しかしまた、緩やかながら登り勾配。
芦川集落を抜け若彦トンネルまでは、再び480m程を登り返さなければならない。


鈍りまくっていた脚は新八坂峠への登り途中で既に終了済み。しかも、集落と言うからには自販機くらいあるだろうと勝手に思い込み、この先水不足にも喘ぐことになってしまった。

じりつく程ではないが、やはり暑い。発汗で水分を失い、3本のペットボトルを飲み干してしまった。
以前taboomさんが言っていたのかな? 水分取らないと脚攣ると。これも身をもって体験。
救いは勾配がそれ程ないことだ。いよいよとなれば民家に泣きつき水を分けてもらうつもりで、ロー×ローで痛む足をごまかしつつ、カタツムリのように進んで行く。

手持ちの水がなくなり5kmほど、この辺りで唯一の商店らしき酒屋さんの店先にたどり着く。
シャッターは下りているが、脇には燦然と白い輝きを放つ自販機。ありがたやありがたや~。
コインを投入し炭酸飲料と天然水計1ℓを一気飲みすると、その水分が体の隅々に染み渡るようにして、脚の痛みす~っとほぐれて行った。

本日最後のピーク、若彦トンネル入り口。そして最後のダウンヒルの始まり。河口湖へ下れば、もうおしまいだ。


全長2.6kmのトンネル走行はなかなかキンチョウ。車道を死に物狂いで行くか狭い歩道をゆっくり行くか道は二つに一つだが、平日の為時折トラックも抜けて行く。何より、かっ飛ぶ体力が既に残っていない。
穏当に後者を選び、下り坂の重力に身を任せることにした。


出口が見えてきた。


この坂を下ればデポ地はもうすぐ。
予想以上の暑さに林道の急勾配、さらに読みの甘さから途中水分を失い、何とも長くハードな一日だった。


Posted at 2013/09/01 19:05:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年08月16日 イイね!

筑波不動峠・風返し峠越え

筑波不動峠・風返し峠越えティオさんが筑波山を走りに行くと言うので、お供させていただくことにした。
麓の待ち合わせ場所に到着するとtaboomさんも来られていて、本日もいつものトリオで走り出す。

お二人は前にも一度来られており、自分は付いて行くだけで楽チン楽チン・・・と思っていたら、

のっけから結構な勾配を登り、


登って、


また登る。


ここのところ坂東の平地サイクリングばかりだったので、久し振りの登り坂が脚に来る。
第一の目標、不動峠まではたった280m程を登るだけなのに、早くも息が弾み汗が噴き出す。

ここで事件。
前方でティオさんが何かを発見!

ピントがボケてしまったが、クワガタのメス。路面を歩いていたそうだ。
これはもしやと思い腹側を確認すると、金色の毛。何とミヤマだ!


坂東で見付けられなかったけれども、ここには居たのか~。来年はオスを探しに来なければ。
三人で寄ってたかって撮影の後、taboomさんが道路わきの林の方へ放してやった。

不動峠に到着。麓よりは若干涼しいような気もするが、ここまでの奮闘で汗がなかなか止まらない。シャツはもうぐっしょりだ。
ダウンヒルで早く乾かしたいが、第二の目標・風返し峠まではまだ120mほど登らなければならない。ふぅ~。


風返し峠にたどり着いた。もう、ここまでの経過撮影の余裕なし。


日差しがないのはありがたいが、山頂方面は雲に覆われたままだ。


さらに上へ、との案がない訳ではなかったが、ここまでで既にみなバテバテ。
素直に重力に身を任せることにする。


筑波山神社の鳥居前。


ここから先へは県道で下らず、ちょっと戻って「つくば道」を利用した。


古い郵便局の建物が保存されていたりと、味のある集落を抜けて行く。


だいぶ麓に下りてきた。暑くはあるが気持ちのよい道が続く。




この辺りの集落、年季の入った火の見やぐらや、道路端の壁画(?)、古い蔵や倉庫、民家などが目に付き、これらを何となく散策して回っても面白いサイクリングになりそうだ。




それじゃぁ、またね~。


ティオさん、taboomさん、今日も一日ありがとうございました。


Posted at 2013/08/16 21:51:55 | コメント(6) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記
2013年06月02日 イイね!

小熊黒沢林道再訪

小熊黒沢林道再訪5月に入ってから空の具合がよさそうな週末をずっと窺っていたのだが、なかなか“これは!”という日のないままに6月を迎えてしまった。
しかも突然の関東甲信梅雨入り宣言。こうしちゃ居られないと、慌てて中央道に飛び乗った。
目指すは小熊黒沢林道。日中は晴れ間が広がるとの予報を信じて。


今回の起点は道の駅白馬。
雲混じりの予報に行こうかやめようか、出掛けに迷ったお蔭で出発は8時とやや遅めになってしまった。


表街道を避け小径を選びながら、青木湖、中綱湖、木崎湖と三つの湖を辿り林道入り口へ向かう。
ここは中綱湖。小ぢんまりと、静かな佇まいだ。


湖畔から続く遊歩道。


木崎湖畔の林道入り口に到着すると、案内の看板がきれいに新しくなっていた。
が、気になったのはすぐ脇にあったと記憶する「熊出没注意」の立て札が消えていたこと。林道でも何か所かで見掛けたはずだったが、この日、先へ進んでも一枚も目にすることがなかった。
注意を促されればそれなり心構えもしようものだが、いいのだろうか。
熊さんたちは、どこか他所へ引っ越してしまったということなのか。


西側を望む第一のビューポイントに登り着く。
走り出しは顔をのぞかせていた空が一向広がらない。ばかりか、一面曇り空に変わってしまった。
白い空が背景では、何とも影の薄い北アルプス。画像ではもう殆んど認識できない。
先へ期待し進むしかないだろう。


展望ほどのインパクトはないが、この辺りの雰囲気もお気に入りの一つだ。法面が露出した様がなかなかワイルド。


この大岩など、何か生き物がうずくまっているようにも見える。


空は晴れずとも、鮮やかな新緑の色は心を和ませてくれる。でもやはり、一番の期待は緑と白と青のコントラスト・・・。


空のお蔭でどうも足に気合が入らない。追加したセンターギアの出番はないどころか、ここまで殆んどロー&ローの体たらく。
それでもようやく、木崎湖側を望む第二のビューポイントに到着。空が少し明るくなってきたかな?
ここはパラグライダーの滑空ポイントだ。


おっ、丁度実演中。充分に風をはらませ・・・、


えっ、まさか! 自ら斜面へ。信じられん!


行っちゃった。


見物がてらゆっくり休憩を済ませ、再び走り出す。
新緑の向こうに見える北アルプス。あと少し、広がれ晴れ間!


第三のビューポイントに到着。雲の間から少しだけ空が顔を覗かせているが、どうも本日は“ここまで”のようだ。
昨年茂っていた後ろの熊笹が刈り込まれてしまっており、色合い的にも何だか殺伐とした印象。


緑が背景の場所にちょっと移動してみる。


欲求不満のまま鹿島槍スキー場へ下り、ジェットボイルでランチの準備。
せめて温かなカレーで空腹だけでも満たしておこう。


当初の予定では前回同様ここから西側へ下り、ぐるっと木崎湖を周回して戻るつもりだった。
が、正面を見、依然曇りがちな空に「もういいや」と気持ちが萎えてしまった。
まさかのショートカットコース変更。


最短ルートで道の駅へ戻る中綱湖へのダウンヒル。緑を縫うワインディングをすい~っと下っていく。


中綱の集落で神社に目を引かれ足を停めた。


中綱神社と言うらしい。
案内板などは見当たらず特に観光スポットでもないようだが、簡素な造りながら何とも味のある佇まいだ。


道端の道祖神。この辺りはその昔「塩街道」と呼ばれていたらしく、その名残だろうか。


40km少々の行程。最後は農道を辿り道の駅を目指す。
一年前の初訪時は後ろ髪を引かれる思いでデポ地へと戻ったものだったが、本日は何だかどっと疲れてしまった。
これから東京へ250kmの道のりを戻ることを思うと、さらに疲れが増す。こんなことなら家で猫と遊んでいればよかった。
空の色さえ・・・とはもう思うまい。


一年前・・・。


Posted at 2013/06/02 23:08:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 林道ツーリング | 日記

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「[整備] #145 水温センサー交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/406520/car/322656/6532728/note.aspx
何シテル?   09/05 22:04
雑誌の記事でほとんど一目ぼれだったALFA145。 それでも自分がイタリア車なんぞ手にするとは思っていなかったのだが、思い切って乗り始めたらいつの間にか走行2...
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