
キム氏漂流記という映画を観た。通常映画とか本とかの感想はAmazonに書き込んでいるのだが、この映画あまりメジャーではないためか、アマゾンに無いのでこちらにメモ書きを。
キム氏はリストラや借金苦から漢江(都会のど真ん中を流れる川)に身投げするも、中洲に流れ着いて助かってしまう。最初はそこで首をつろうとするが、いつでも死ねると考え直し、都会のど真ん中で無人島生活をすることに。流れ着いたアヒルボートで寝泊りし、魚や鳥を食べ、とうもろこしの栽培も始める。都会とは全く異なる生活に充実感を見出すキム氏。そんな彼を引きこもりの女の子がカメラ越しに発見し、観察するようになる。
まず都会のど真ん中で原始生活、というコンセプトがおもしろい。結局キム氏は清掃員に見つかって中洲を追い出されてしまう。彼が今まで作り上げた家も畑も原始的な様々な道具も清掃員によって、処分されてしまう。社会というものがその価値観に従わないモノに対して如何に凶暴かを感じさせる。再度自殺を考え高層ビルに向かうキム氏に女の子が追いつき映画は終わる。嵐で流されてしまったアヒルボートは海まで流れ着き大洋を漂う。彼らは彼らに合った新しい場所での新しい生活を始めるだろう。
韓国映画はあまり見ないが割と面白かった。処分されるキム氏の道具は切ないし、清掃員は憎たらしい。韓国といえばこの状況下でも業績を拡大し続ける世界的企業のイメージが強い。LG、サムスン、ヒュンダイ。原子力発電の輸出も官民一体で行い中東などで受注のニュースがあったか。なにかと景気のいい話が多いが、むしろごく一部のエリート層だけかもしれない。ネットカフェでの養育ゲームに明け暮れ、実の子供を餓死させてしまった、というニュースもあった。受験競争もめちゃくちゃに厳しいと聞く。そんな社会に対するアンチテーゼ、といったら考えすぎだろうか。
写真は映画を観たJALの飛行機。ここ以外でどこか見る場所あるのかな?
Posted at 2010/05/24 00:33:01 | |
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