
本を読んだ
○ハーバード白熱日本史教室
Amazonのレビューで酷評されていて、基本的に私も同意見。授業の内容は興味をそそられるほどのものでもないし、自慢話も鼻につく。唯一面白かったのはハーバードの授業の評価方法の紹介など、著者とは無関係の部分。
先日読んだ「世界で勝負する仕事術」が面白かっただけに、その差について考えてしまう。どちらの著者も世界の舞台で活躍している人間ではあるが、方や自らの苦悩・体験を基に仕事に対する考え方の変化を読者に示している一方、こちらは単なる自己紹介本といった印象。難しいですな、書き物は。
○アフリカ 資本主義最後のフロンティア
NHKスペシャルの取材班著。薄く広くアフリカの発展と苦悩を掬い取る。意図は成功しているのかもしれないが、いかんせん内容が薄すぎる。文章もこなれておらず、やはりテレビ屋なのだろう、映像で見た方が楽しめる気がする。
○沖縄論
著者は小林よしのり。好き嫌いが極端に分かれる人だが、私はどちらかと言えば好きな方だ。内容に扇動的な表現が多かったりするが、常に王様が裸であることを指摘し続けており、意見には新鮮さを感じることが多い。
本書は、大江健三郎の沖縄ノートに対するアンチテーゼで有名。今までの沖縄同情一辺倒(又は無視)であった論調に対し(?)、基地・補助金依存べったりで、飼い殺しに甘んじている沖縄批判には、沖縄県民にも一定の説得力があるだろう。もちろん本土の責任にもきっちり言及しており、イデオロギーではない事実をありのままに見据えた指摘には、著者の誠実さを感じる。
○食肉の帝王
国のBSE対策を悪用した牛肉偽装問題で逮捕された浅田満を書いたノンフィクション。自らは決して表舞台に顔を出さず、同和、ヤクザ、政治家を裏から操り富を得る。やったことはともかく、経営哲学・行動力など見習うべき部分も多い気がする。しかし、よく調べたものだ。同和とか、もう少し知りたいかも。
Posted at 2012/08/23 02:11:34 | |
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