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2020年01月12日 イイね!

パラサイト半地下の家族が提起する問題を忖度してみた

パラサイト半地下の家族が提起する問題を忖度してみたパラサイトを観た。新宿のTOHOシネマズ。カンヌでパルムドールらしいが、審査員は何を考えていたのだろうか?私は全く評価できなかった。

以下ネタバレ。

○あらすじ
主人公となる一家は半地下と呼ばれるアパートの部屋に住む貧困層である。内職で生計を立てているが、長男が知人の紹介で富裕層のJKの家庭教師のバイトを手に入れる。有名な建築家がデザインした広々とした家、スプリンクラーが回る芝生の庭。自分とは全く異なる生活があることを知る。

味をしめた一家は、そこからそのリッチ一家の仕事を得るために、息子の美術教師、会社社長の運転手、家政婦を、今働いている人を追い出し強引な手法で入手する。

しかしその家の地下には北の攻撃から逃れるための秘密のシェルターがあり、借金取りから逃げる知らないおっさんが住み着いていた。自分たちの悪事を暴くとおっさん脅され、半地下一家はおっさんをそのまま地下に監禁しようとするが...

○感想
この映画には、三つの家族が登場する。富裕層、貧困層、最貧困層だ。中間層はない。つまり富裕層 vs 貧困層 vs 最貧困層という、経済的な階層間の対立を描いている訳だが、このうち富裕層 vs 貧困層というテーマは新しいものではない。実際映画でも富裕層は一方的に騙され毟られ続けるだけで、貧困層を虐げるということは一切描かれない。格差の拡大による中間層の消滅も同様だ。

この映画が話題になる・評価される点があるとすれば、貧困層とそのさらに下である最貧困層との対立を描いている点かも知れない。貧すれば鈍す。貧しいものと貧しいものとが憎み合う構図。世界はそういう段階にある。忖度すればそんなメッセージだろうか(実際、ストーリーから考えれば、貧困層と最貧困層とは「秘密を抱えて富裕層を騙す」という協力が合理的に思えるが、映画はそうならない。)。

しかし、それにしては最貧困層の描き方が特殊すぎる。パルムドールはよく知らないが、現代という時代に新しい問題を提起するような作品ではない。エンタメとして評価する声もあるが、そう割り切っても退屈だ。貧困家族の悪事が段々と怪しまれ、ジワジワと追い詰めらる。そんな展開の方がまだマシだったと思うがどうだろうか?映画館でなければスマホをいじっていただろう。
Posted at 2020/01/12 03:51:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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