2009年06月21日
失敗をする人は心のどこかで失敗を望んでいる。
どこで見たのか、何で見たのか忘れてしまったが、この言葉自体はよく覚えている。
私のビートは治すべき箇所はかなり多い。
それはエンジンやミッションと言ったアマチュアでは作業が難しい部分にも及んでいる。業者に頼むということは、大量に金がかかり、ノウハウは限定的にしか得られないということだ。そういう状況は決して私の望んでいた事態ではない(当たり前だが)。しかしどこかで全く壊れない車を望んではいなかった気がする。
電子制御が進化し、もはや素人がいじる余地の無い車が増えている気がする。先日フィットに乗る機会があったのだが、高速道路での静粛性、安定性、加速性は衝撃だった(5速、90km、4000回転で騒音まみれのビートに乗りなれていることを差し引いても驚き)。技術の進化は基本的には良いこと。しかし私のような「いじりたい人」には少し寂しい。スペシャライズ化による技術の進歩が個人の趣味の域を超えている。
映像のリアルさを追求したPS3は、ゲーム本来の楽しさを目指したwiiに敗れた。
車もどこかで価値観のゆり戻しが来るかもしれない。わからない。
toメーカー殿
次の車のテーマとして「あえていじる余地を残した車」というのはいかがでしょうか。それじゃペイできませんかね・・・
Posted at 2009/06/21 23:54:19 | |
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