
京都には墓があるのでちょくちょく行く機会があるのだが、なぜか今まで市の西側に行ったことがなかった。今回、嵐山・嵯峨野方面へ始めて行って来た。
京都の川には独特の雰囲気があって好きだ。その日は朝から雨で前日に予約していたレンタサイクルをキャンセルしなくてはならなくなった。仕方なく電車で移動。嵯峨嵐山からトロッコに乗ってやろうと思っていたら始発のだいぶ前に着いてしまった。まぁいいや川でも見てこよう、と思い桂川まで歩くことにした。こうやって、ぶらぶらとその場その場の気分で行き先を決められるのは贅沢な旅だと思う。時間的にもそうだし、金銭的にもあらかじめ決められた計画に沿って行動するより高くつくだろう。そして何より土地としての十分な魅力が必要だ。そういった町はそう多くはないと思うが、京都はそうした条件を満たしてくれる。渡月橋も偶然見つけることになった。
橋から下を眺めると大きな鯉が泳いでいた。時々流れに流されている。うちには水槽があるのだが、魚は常に流れに逆らって泳ぎ続けるのが普通なのだ。サギが羽を乾かしたらしている。雨は上がっていたが、湿気が高く、川面を渡る風が気持ちいい。渡月橋を渡ったところに小さな寺があり、その脇にひっそりとモンキーパークへの入り口があった。20分くらいだろうか、山をのぼるとサルがいる。途中には至る所に「(サルに)触らないでください、餌をやらないでください、目を見つめないでください」と注意書きがあり、程よい緊張感がある。山頂の見晴らしもかなりよい。小屋の中から金網越しに餌をやることが出来る。手を伸ばすしぐさがかわいい。
天竜寺へ。ゴージャスな感じの名前が個人的には趣味じゃない。建物も庭も私には合わなかった。なんで寺に庭があるのか分からん。別荘だったのか?畳で昼寝したい。
トロッコの駅まで徒歩で移動。途中でコロッケを食う。うまい。関西は基本的に食べ物がうまい。トロッコは景色はいい。だが宇奈月温泉のトロッコに乗ったときもそうだったのだが、景色からの疎外感を強く感じる。なぜだろう。終点から船で川を下ることも出来たが高かったのでやめた。JRで京都駅まで帰ってきた頃には土砂降りになっていた。東寺はあきらめ、少し早めの新幹線で帰宅した。
写真はサル。バックは京都市。たくさん撮るのだが帰ってから見ると、つまらない写真ばっかりであることに気づく。毎度のことだけど。
Posted at 2009/09/13 23:51:56 | |
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