
ゴールデンウィークは友人と二人、チャリで千葉県の南端、南房総市白浜町へ。初日は内陸の山間部を、翌日は海沿いの平坦な道を通って往復で約240km。
朝7:00に待ち合わせて、外房有料を抜けて茂原へ。チャリを買ったのが茂原の店なのでこの辺はよく知ってる道。茂原から大多喜へ出る道も平坦で非常に走りやすく、何だこんなもんかと拍子抜け。このままじゃ全然早く着いちゃうかもね、なんて話していたら、県道172号に入った途端に激坂。チャリから降りずに登り切るので精一杯。汗が流れて息が切れる。こんな経験いつ以来だろう。
月出というところに出て、あとは下り。風を切る感覚はチャリならでは。メット被ったら台なしでしょ。かっ飛ばしていたら大多喜城なるものがあるというので、寄ってみることに。簡単な資料館となっていて、初代城主は本多忠勝だったらしい。来歴とか当時の城下町の様子とか。東海道中膝栗毛で有名な十返舎一九も訪れたそうで、一句詠んでいる。
恐ろしや
鉄砲風呂のこごととて
ババアの声が耳をつらぬく
泊まった宿で風呂が遅いと文句をいったら反撃をくらった、というような意味らしい。ばばあっていうのがストレートでいいじゃないか。自然の風景とかもいいけど、日常のどうでもいいことも結構下品な感じで歌にしてしまう。こういうこと教えてくれたらもう少し歴史の授業が楽しかったかも知れない、なんて思ったり。
で城の最上階で現在地図を確認したら衝撃。戻ってる。172号に入る前の位置まで戻っている。頂上から下ってくる道を間違えたのだ。結局下って来た道を再び登って亀山ダム方面へ。疲れた。精神的にも肉体的にも。時間も1時間以上はロスしたと思う。
養老渓谷はさほどアップダウンは厳しくない。景色もキレイ。立ち止まって写真を撮ろうかとなんども思ったが、一旦止まるのが億劫で結構スルーしてしまった。私の場合走ること自体が目的ではないので、最近シクロクロスにしとけば良かったかなとか思うこともしばしば。ロードは路面の凸凹を拾いやすい。ただでさえ痛い股に衝撃がくるし、気を使うのでさらに疲れる。無理によけようとすると車がきたりで危ない。クロスはタイヤが太いのでショック減。多少走りが重くなるかも知れないが、地面からの突き上げが緩和されるならバランスの問題でありだと思う。初心者はフレームの素材などよりもサイズを重視すべき、という考えは変わらないが、乗り心地は疲労に大きく影響するので、アルミよりクロモリ、という選択肢は正しいのかもしれない。乗り比べてはいないけれど。
で、養老渓谷ではバイクでのツーリングや、歩いてトレッキングしている人もちらほら。すれ違うチャリの人とは軽く会釈したり、手を上げたり。亀山ダム着は12:30くらいだったか?千葉県内のダムをまわっていて、亀山・片倉は外せなかった。昼食を食べてダムの概要看板を見ていたら、見知らぬおっさんが声を掛けてきて、これからダムの放流見学ツアーをやると言う。年7、8回しかやらないのだそうで、良い機会だと思い申し込み。放流をダムの下から見ることができた。亀山・片倉はダムらしいダムだった。今までまわった千葉県のダムはダムというより、土手に近かったから新鮮。堤頂に設けられてたゲートも新鮮。片倉は結構高い。下流の渓谷はかなりの深さ。もう少しゆっくりしていけば良かったかな。ダムカードも貰った。集めようかな、ダムカード。
亀山ダムのすぐそばに久留里線の終点、上総亀山駅があり寄り道。その後は一路南下し鴨川へ。長ーい上りのある峠を超えて鴨川市街へ。途中金山ダムがあるはずだったのだが、見つからなかった。下りの途中で曲がらなくてはいけなかったのだろうが、もう登れない。そんな気力はない。60kmくらいは出てたと思うかなり急な下りだった。登れない。またの機会にしよう。
安房鴨川駅からは海沿いを。もう山はない。平坦な道。余裕だべ、とか踏んでいたのだが、これまでの疲労に加えて海からの南風が強く、なかなか前に進まない。鴨川に出てしまえばこっちのもの、とか考えていただけに、精神的ダメージも大きい。おまけに道が悪い、車が多いで余計に神経すり減らす。もう何本ペットボトルを消費したか。今はペットボトルを信号待ちで飲んでるけど、ドリンクボトル買お。乗りながら飲めるのはかなりありがたい。
結局ホテルに着いたのは18:00過ぎ。約11時間かかった。ホテルはゴールデンウィークということもあって満室らしい。眼前に海が広がるが浜ではなく灰色の岩場。曇った夕暮れ、黒い海。大浴場の狭い更衣室。カニの煙が充満する食堂。寂しさを感じるのはオレが寂しいからか。結局一風呂浴びて夕食もそこそこに22:00には消灯→就寝。
翌朝は5:30起床、6:00過ぎに発。海沿いの街道を走るので混まないうちに鴨川を超えておきたかった。風もなく、日差しも強くなく、車も少なく快適に走った。街道は車も多く神経を使うが、昨日とは打って変わって一直線。寄り道なし、迷い道もなし。ひたすら北上を続け結局昼食は地元でとることとなった。帰路は約6時間。
正直一日目の峠やホテルでは自分が何をやっているのか分からなくなった。なぜわざわざこんな疲れることをしているのだろう。二度とチャリ乗らないかも、とか本気で考えた。チャリに乗るほど車や電車の偉大さが実感できる。でも今はもう次の目的地を探してる。しかも帰りの様な平坦な道ではなく、行きのような峠を含んだ道を望んでいるから意味が分からん。海外で乗りたいなぁ。
Posted at 2010/05/05 17:12:56 | |
トラックバック(0) | 日記