
金曜はCEATECへ行った。仕事とは余り関係ないので今回が初めて。普段はAV機器など一般消費者向けの展示が多いのかもしれないが、今回はスマートシティについての展示が多く、仕事の一環として見学(そのまま実家に帰省した)。
実はあまり期待していなかったのだが、実際は大手の家電メーカから自動車会社まで、各々の描く未来の提案があり、大いに楽しませてもらった。一例を挙げたい。
- 同時通訳(Docomo)
- 視線操作(Docomo)
- HEMS・BEMS(電機各社)
- 自動運転(Nissan、自動駐車だが将来的に)
- スマートグリッド(電機各社)
その他にも、冷蔵庫の取っ手に触れるだけで健康状態を読み取り、データを病院及び社食に送信。常に健康チェックが行われ、健康に配慮した食事が自動で提供される(東芝、スマートヘルス)。自動の掃除機(シャープ、酷評されているココロボ)。自宅のペットの歩行数をカウントし健康管理(富士通)、音声認識技術による、振り込め詐欺防止(富士通)、人の微妙な動作を読み取ることによる照明の高度な最適化・自動制御(東芝)。日産の自動駐車はまだまだという感じだが、発展させれば車に乗って声で行先を告げれば、目的地まで自動運転ということも十分に可能性として感じさせる(Googleは公道で実験している)。
個々の事例を見ると下らない・いらないものも多いように思うが、革新とは積み重ねの上のブレークスルーだ。センサーと通信技術によるドラえもんそのままの生活。それを(発展途上ではあるけれども)現実のものとして、感じさせる技術と熱意が感じられた。この分野では、もしかしたら日本は他国に大きく先んじているかもしれない。そう思わせてくれるような、ポジティブな展示会であった(その意味で、東京モーターショウはかなりさびしいものだ)。
写真はCEATECでの注意書き。私も声をかけられた。10枚目標で、あと8枚なんです~とのこと。しかし、今日び見知らぬ他人にホイホイ名刺を渡す奴なんかいませんぜ。8枚集めたあんたはスゴイ。俺が上司なら褒めてやるだが。
Posted at 2012/10/08 01:38:42 | |
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