![[本の小並感 No. 88]やってはいけない!老後の資産運用 [本の小並感 No. 88]やってはいけない!老後の資産運用](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/264/126/43264126/p1m.jpg?ct=5a40d143a289)
88. やってはいけない!老後の資産運用 2点
会社のイベントで資産運用の講演会を企画している。講演会自体は9月末だが、この本はその講演者の著書。企画した同僚から回覧されてきた。どうも著者の方と知り合いのようで、同僚宛の手紙が挟まっていた。
内容はタイトルの通り、何をすべきかよりも、「何をしてはいけないか」の方に力点を置いており、あまり新しい情報はなくやや物足りない印象だった。しかし「大人の読書はアウトプットから逆算する」の法則から、私がこの本から何を得たかったのかを考えると、「特にない」という事になってしまう。物足りないのは、そもそも私の責任なのかも知れない。
・年金には繰り下げ受給というシステムがある。受給開始年齢を遅らせれば、月々の受給額を増やすことができる。
・住宅ローンは、退職前に払い終えておかないと苦しい。繰上げ返済すれば総支払額を抑えられる(この点は、超低金利状況下でレバレッジを効かせてはいないが、そもそも無茶な買い物は不可)
・著者の相談者には、「若い子が一生懸命売りに来るのでかわいそう」として金融商品を購入した人もいる。
・一人一人のマネーリテラシーの向上が必要。(全く同意だが、そうするにはどうすればいいのだろう。情弱を煽る方法が一つあるが、私はめんどくさくて敵わない。この本でも具体的に必要な貯蓄額を算出するような式が紹介されているが、こんな本を読みはしながらもめんどくさい。私のような個人をどう変えるか。そういった方に視点が行ってしまう。)
少し違和感があったのが、賦課方式の年金システムを擁護している点。しかもその理由が、物価変動に関わらずに購買力が維持できるからとしている。しかし、マクロ経済スライドなんて、賦課方式でなくても積立方式でもできるのでは?世代間格差に意図的に言及していないように読める。
・他人と比較するこで価値を持つ「地位財」は長続きしない。
私は何を望んでいるのだろうか。この本に、何を期待したのだろうか。読んでいる途中は、田端さんのtweetを検索しようと思ったが、もう何を調べようとしたのかも思い出せない。ほんま小並感。
Posted at 2019/09/14 23:46:48 | |
トラックバック(0) | 日記