フロントブレーキ パッド・ローター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
リアは数年前にパッド、ローターともに交換していますが、フロントはクルマを購入してから一度も交換していないのと、今月末に車検を控えていますので、パッドとローターを交換したいと思います。
ちなみに今までブレーキ関連の整備はプロにお願いしておりましたが、今回はじめてチャレンジしてみました。
まずはジャッキアップしてタイヤを外します。
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するとキャリパー部分があらわれます。ボルト類はキャリパー内側にありますので、ステアリングを逆に切っておくと、キャリパーの向きが動いて作業しやすくなります。
パッドとローターを両方交換しますので今回はキャリパーを取り外してしまいます。黄色丸上のボルトは14mm、下のボルトは17mmです。(パッドだけ交換なら下のボルトのみで交換できます)
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取り外したボルトです。
固着は全く無く、すんなり外れました。
古いグリスもまだ付着していましたので、前回車検の際、しっかりと分解してグリスアップしていただいていたという事でしょう。
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キャリパーはブレーキホースが繋がっていますので、テンションがかからないように、ハンガーの針金で吊っておきます。
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キャリパーを取り外したところです。
この状態でまずは針金ピン?(パッドをローターから引き離す役目)を抜けばパッドを取り外すことができます。
針金とパッドを取り外したら、14mmのボルト2か所を外して、マウンティングサポートを取り外します。ここも固着はありませんでした。
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パッドの新旧比較です。
やはり結構減ってますね・・。
今、気が付いたのですが、純正のシムとディクセルのシムの形状(爪の位置)が違いますね。
古いパッド上部についているパッドインジケーターも忘れすに新しいパッドに移植しておきます。
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さて、次に新しいローターを取り付けます。
そのままだとグラついてしまいますので、ハブナット1個で仮固定しておきます。
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次に、マウンティングサポートを取り付けます。14mmボルト2つです。
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次にパッドを取り付けるのですが、その前に、粗目のヤスリで、簡単に面取りをしております。とりあえず横方向のみしておきました。
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パッドをマウンティングサポートに取り付けます。
次に、シム部分とキャリパーが接する部分に、パッド付属のグリスを薄く塗っておきます。
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次にキャリパーの取付ですが、キャリパーのピストン部分がパッドが減った分、はみ出ているので、このままだとマウンティングサポートに取り付けることができません。
ですので、ブレーキピストンツールで少しずつピストンを戻していきます。ダストシールと同じくらいの高さまで戻してあげればいいと思います。
この際、ボンネットを開けて、ブレーキマスターシリンダーのフルードタンクからブレーキフルードが溢れないそうに注意しながら少しずつ作業します。
実際にはフルード水位は上昇しましたが溢れませんでした。
ピストンを戻してあげたら、隙間が開いてキャリパーを取り付けることができるようになります。
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キャリパーを取り外したときの2本のボルト(14mm、17mm)にシリコングリスを薄く塗っておきます。
整備書によると締め付けトルクは4.5~5.5kgなので5kgで締めておきました。
ちなみにマウンティングサポートの2本の14mmボルトは5.0~7.0kgとなっていたので6.0kgで締めました。
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完成です!
スッキリしました~!
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次に助手席側も同じように作業します。
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ブレーキフルードはタンクから溢れませんでしたが、Fullの目盛より1cmくらい上昇しましたので、その分抜いておきました。
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ちなみに取り外したローターですが、「耳」ができていました。また、何かを噛んだようなラインも入っていました。
換え時だったようですね。
はじめてブレーキパッド、ローターの交換を実施しましたが、思ったよりもスムーズに作業できて良かったです。
ただしブレーキ部分の整備は本来プロにお願いすべき部分だと思いますので、あくまでもすべて自己責任という点を認識しておきさえすれば、チャレンジしがいのある整備だと思います。
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