ええ、ここも勝手に削除してみたまえ、みんカラ運営者さんたち。
それにしても、バカなことをしたもんだ。
こんな記事を出すと言うのは、もう非難が殺到していて困っており、自分たちが出していた利用規約を相当恣意的に適用して、自分たちの立場と「正当性」をそこによるしかなくなってしまい、やってしまったということも感じつつ、後戻りできないからというのが丸分かり。
言葉は、心の裏返し、鏡ですからね。
そういう意味で、「バカ」な宣言をしたものだ、と思ったのです。
こんなコメントは要らないよ。私がトップなら絶対しないね。反感買うだけの内容だし、不審・不信を呼ぶだけ。
基準を挙げるならいざ知らず、「ええ、こちらの『判断』で『思い通りに』消させて頂きます。あ、社名を出したかったら有料サイトか、うちに許可とってやってね♪」などと書いたら、これは失笑もの。
一つだけ言っておきたい。
表現の自由を得られるタイプのシステムで、過剰な※『検閲』をやると、どのメディアも必ず衰退している。
基準を示して欲しいとの声もあったけれど、申し訳ないが、おそらく無駄というもの。
何故なら、彼らの都合と感覚だけが「基準」だから。
※検閲は、憲法学上、大変な論点でもある。学説的には公権力が表現物等を事前(場合によっては事後も)発表・受領を禁止するものとするのが一番広く、反対に、最高裁は、公権力の中でも行政権(政府・県市町村)に絞り、対象の表現も内容的に「思想内容の表現物」に絞り、事前に発表を禁止することのみを検閲としている。後者には理由がある。もしも公権力全般とすると、裁判所も広義では公権力なので、民事訴訟の事前差し止めなどが完全に検閲となってしまうという事情があることも一因だろう。このような定義からは、私人対私人には、本来検閲は当てはまらない筈だが、ただ、今回のような立場が一方的な場合や、いわゆる「国家に比肩すべき私人」(大企業)などの場合、あまりにも立場が一方的過ぎるので、これらに準じて考えるべきという考え方もありうる。また、削除方法やそこに記載されていた内容を一方的に削除してしまうと、その情報の内容によっては損害が発生する。利用規約でそれを免れようとしても、あまりにも極端な場合、公序良俗違反が問題となるし、利用規約の効力が、その適用に関してのみ無効と判断される可能性もなくはない。事実、一番分かり易い消費者金融と借り手との過払い訴訟でも、この理は貫かれており、契約内容の一部無効も少なからず認められている。他の訴訟でも、特に立場が一方的な場合、規約そのものが「一方的な我侭勝手」と判断されていることは多い。例えば合意管轄(規約19条4項)は、相当フェアな状況があるなら格別(話し合って合意できる環境にある)、そうでないなら無効と判断される場合も多い。現段階では、みんカラでの表現内容は、法律上保護すべき利益が失われたと判断することが難しいと考えられるため、好き勝手をする権利がある、とみんカラ運営者は強弁できるし、するだろう。ただし、そのような場所には、古今東西、「利益も情報も集まらない」ということだけは銘記すべきだろう。このままでは、全員萎縮して、当たり障りの無い表現(だから検閲が禁止される大きな根拠となっている)となる筈だし、嫌気がさして、結局皆さんが出て行くことになり、ただでさえ、SEO対策その他が素人同然のシステムで、mixiなどに比べると、SNSとしての存在意義が不明になりつつあるみんカラは、見捨てられかねない状態にあるように感じられる。ハッキリ言う。このままでは
mixiに置いてかれるよ。
「損して得取れ」ができない商売人は、目先の利益は得られても、長い目では大損しますわ。
この記事は、
商用利用に関するお知らせについて書いています。
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みんカラ | 日記
Posted at
2010/06/11 21:16:10