今年のGW前に納車された2015年式の私のNDロードスターの中古車。
ノーマルの足回りと4年落ちのアジアンタイヤでは、怖くてとても走り行ける車では
ありませんでしたが、7月に車高調を入れネオバを履いたことにより激変!
乗り心地を含め先ずは製品をレビューします。
車高調はTEINのフレックスZで、安さと調整機能を兼ね備えた汎用品で、各ショップ
さんがリリースしているような走行性能に特化したものではありません。
この車高調をメーカー出荷状態で組み込んで貰いましたが、車高は約3cm程度の
ダウンとなり、ロードスターのカタログで見るようなバランスの取れた車高になったと
思います。ちなみに装着時にプリ0を確認しています。
ホイールはWedsの軽量ホイールのTC105Xの7.0Jの+35の15インチ、タイヤはADVAN
ネオバの195/55R15を選択しました。
アライメントセットでは、主目的はディーラーに入れる姿にすることではありましたが、
フロントのグリップを求めてキャンバーを前2度程度、後ろは1度程度、トーはほぼ
ゼロにセットしています。
車高調の減衰力セットを出荷状態の調整範囲の真ん中として乗っていますが、
路面が悪いところなどの入力はノーマルサスと比較して硬いです。全体的な乗り心地
としてはノーマルサスとはあまり変わらない硬さかな?
未だ馴染んでいない部分や、初期のへたり(馴染み)もあると思うので、減衰力は
必要であれば後日調整をします。
ネオバですが、さすがのグリップですね。セッティングのお陰もありコーナーの挙動は
概ねアンダーでもオーバーでも無いニュートラルに近い状況と思いますが、グリップが
寄与していることも大きいですね。
その代わり、直進状態でのステアリング機構の遊びと言うかバックラッシュと言うか、
落ち着きが減少しました。
表現が難しいですが、例えばステアリングセンター付近で少し車が右に流れた際に
左にステアリングを動かしても反応はダルかと思いますが、そのダルの部分が
際立ったような印象です。タイヤのグリップが増した影響なのか、それ以外のナックル
等を含む足回りの弱さが際立ってしまったのかもしれません。将来改善に取組むかも
しれません。
そのネオバ、車が軽量と言うこともあり、後ほど書く走行性能にも大きく寄与していて、
正直このレベルのハイグリップラジアルであれば、峠では何の不満もありません。
タイヤノイズは少なからずありますね。しかし幌車のロードスターで走る車に乗って
いると言う認識があれば、不満が出るようなものではありません。
走行性能です。
私はサーキットとかには行かないです。
街中ではあまり飛ばしませんが、峠道などではちょっと張り切った運転をしています。
先ずお盆休みに帰省した際に行った、夜間の高速コーナー主体の有料道路です。
ここでは私も歴代の車で走っていているので、比較も出来ます。
高速道路の出入り口の大きいRのコーナーとか、阪神高速の大きいRのコーナーを
「攻める」と言う乗り方では無く、「ちょっと高い速度で抜ける」と言うようなシュチュ
エーションではややオーバーな車、と言う認識でしたが、高速コーナーを思い切った
速度で走ると明らかにニュートラルであると感じました。
正直硬い足で軽量の車でその速度域で走ると恐怖心も当然出るのですが、結果
怖い思いはしませんでした。ただし、その速度域で高速コーナーを一定のステアリング
切角で旋回していると、タイヤがグリップするかしないかのような繰り返し動作が発生し
ていましたので、高速コーナー主体の場所で乗るのであればセッティングの再調整が
必要と思います。私はこのような場所での走行を主体に考えていないので、低速の
クネクネでのセッティングさえ決まれば、この状況はあまり深追いしなくても良いのか
とは思っています。
続いて9月後半の祝日、昼頃に奈良~京都のお山方面のクネクネに行って来ました。
先日のアルピナツーリングで走った道が低速のクネクネ道で、これはロードスターで
走るべきところであろうと思った場所で、高山ダム~月ヶ瀬湖周辺の山道になります。
前回のツーリングでも立ち寄った、車好きの方々が集うCAFE SEVENさんにも寄り
アイスコーヒーを頂きつつ、クネクネ道を走りました
さて、その高山ダム~月ヶ瀬湖周辺のクネクネですが、2~3速を中心に、ちょっとした
ストレート(?)では4速に一瞬入る程度の低速ルートです。
私は2度目の走行なので全力で、と言う訳にはいきませんが、かなり楽しめました!
この低速クネクネでもニュートラルから弱オーバーと言う感じで、気持ち良く走れます。
ネオバが破綻する様子はこの程度だと感じませんが、足が硬めなのでここから2速で
踏んで行けるくらいに道を覚えれば、リアの流れ出しをコントロールも出来るのでは
無いでしょうか。
NDロードスターはアクセルがオルガンペダルでブレーキよりも奥まっており、ヒール&
トゥが非常にやり難いと一般的には言われていて、私も街中だとやり難いとは感じで
いましたが、こう言う峠道でブレーキを深くまで使うような場所だとバッチリ決まります。
私の車は皮のノーマルシートですが、ハンモック型でホールドは悪くなく、峠程度だと
フルバケなどは個人的には要らないと思いました。
以上で初期にレビューは終了となります。この先車高調が馴染んで来たり、足のセット
を変更したりするとまた印象が変わるかもしれませんので、その際には再度レビュー
をしてみようと思います。
じずれにしても、やはりこの車はクネクネ道が楽しいと言うことが改めて判りました。
NAに乗っていた時にも峠が楽しい車だと思っていましたが、そのDNAはしっかりと
引き継がれていると思います。
今後もこの車とアルピナの2台を使い分けながら楽しんで行ければと思っています。