目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アライメントを調整するに当たり、
糸張りでやるので、前後トレッドを確認しておく。
メーカーの諸元によると、
トレッド幅:
フロント 1495mm
リア 1505mm
前後で10mmの差がある。片側あたり5mm。
ただトレッド幅は、タイヤと地面の接地面の左右幅(青矢印)である。
アライメント測定ではホイールセンターの高さで測定する予定のため、ホイールセンター高さでのトレッド幅(オレンジ矢印)が欲しい。
2
ということで、実測してみる。
測定方法は、ホイールの両側にウマをおいたあと車をどかして、ウマの間隔を紐で測る。
これを前後のホイールで測って、差がどれくらい出るかを確認する。
まず、ウマの高さをホイールセンター付近に合わせてホイールの横に置く。
ホイールキャップからの距離を決めて、位置を調整する(ここでは、15cmで調整。写真ではズレてますが15cmで測っています。)
3
車をどかして、ウマ間に糸を張る。
4
基準位置で両側マーキングする。
このマーキングの間隔が、車のホイールキャップの左右間の幅+15cm x 2ということになる。
5
前後のホイールで同じように測ったところ、マーキング位置は前後でぴったり一致した。
NDのホイールの中心高さでの幅は、前後で同じであることが分かる。
※測定精度が怪しいので、あくまで参考でお願いします。
6
諸元のトレッドに前後差があるのは、おそらくキャンバー角の差によるものと思われる。
ウチのNDは足回りノーマルだが、キャンバー角はフロント約0度、リア約1.0度になっていた。(本来の設計値でなく、実測値での確認)
タイヤ(195/50R16)半径が約300mmのため、リアのトレッドは、フロントに比べて、片側で300 x sin(1deg) ≒ 5.2mmほど広がる。
両側で約10mmとなり、諸元の数値と一致する。
7
なので、ホイールセンターでのトレッド幅は前後とも1495mmであり、
ホイールセンターでアライメントを測定する場合、前後のトレッド幅の差は0として良いということになる。
※測定精度が怪しいので、あくまで参考でお願いします。
8
ここまでが、トレッド差の確認。
次に、アライメントを取るため、車体の水平を取る。
水盛りで水平出しをする。
ペットボトルとホース、コーキングで、簡易水盛り器を作る。
9
タイヤ間で、タイヤ底面から水面までの高さをスケールで測定し、水位差を計測する。
各タイヤ間で高低差が無くなるように、嵩上げをかませる。
高さ調整にはコンクリブロックと木の板を使用した。
ある高さを程度上げておくと、そのまま調整できるので楽。
左右の高低差はキャンバーの測定値にモロに影響するので、できるだけ合わせるようにする。
一方、前後の高低差はそれほど影響が無いはず。
10
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