大学の後輩に誘われたので大分の一本クヌギスピードウェイに行ってきました
(うるさいだけのOBに声をかけていただいてありがたいです)
季節的に気温が厳しいことと、試しに走ってみたかったのもあり、今回はスイスポ(ZC32)で参戦です
とは言っても、学生メインの走行会なので自分は計測メインで(^^;)
参加者は
・ワタナベ(NA6C)
・kaito(SE3P)
・後輩A(SE3P)
・後輩B(SH5)
・OB枠…みちを(???)
・OB枠…なすのへた(ZC32)
今回の目的は…
・ZC32の走った感じを見てみる
・周回コースの光電管タイム計測を試みる
・後輩たちの指導
だったのですが…
後輩をこき使って、後輩を罵倒し、非難し、自分はふんぞり返っているだけの楽しい走行会でした←
(指導はすべてみちを任せ(笑))
リザルトは…

(みちをは親の車で来たため、他の車で指導係り)
危うくみちをにオーナー殺しされるところでしたが、何とか面子は保ちました
…いつも馬鹿にしているワタナベには負けましたが(-_-;)
ちなみに今回の車はタイヤもホイールもどノーマル(RE050A(195/45/17))で、変わっているところといえばウーハーが付いているくらい(笑)
念のため(?)16インチのZⅡ☆(205/45/16)も持ってきていたのですが、前日にタイヤを運んでいる最中に腰を痛めていたため、タイヤ交換は控えておきました(^^;)
タイヤ交換していればワタナベに勝てていたかも…とも思いますが1秒はデカいですね(^^;)カンパイデス…
そしてZC32を走らせてみた感想ですが…不満点は特にないですね(^^;)
おそらく新車納車時から1度も変えてない4年落ちRE050Aですが、グリップに不満はほぼないです
(小さなアンダーは何度か出ましたが…)
ブレーキもこのくらいの速度域のコースなら特にフェード等も問題なし
電子制御もかかりますが、違和感はほぼなし
強いて言うなら少しロール量が少なくなってくれれば嬉しいのですが…
PNクラスの改造で十分速くなりそうな予感です
そして本職(?)のタイム計測ですが
この日は他に走っている車なしで計測したのが
5台で205本分(クーリングラップ含める)
1週40秒程度のコースで4時間走行なので多くもない気がしますが、かなり楽しめる内容だったのではないかと
みちをの熱心な指導でみんな1秒近くタイムを縮めていましたし(自分も含む(笑))
なによりも他の人のタイムを見て「あいつには負けてられん!」ってノリでワイワイ騒ぎながら走るのが自分は好きです
*****
(ここからは本職の計測屋の話(笑)
かなり分かりにくい話なので興味のない方はスルーしてください)
クヌギにおける走行会はいろんな方がやっていますが、タイム計測の方法は
1.ストップウォッチ
2.赤外線センサー
3.スマホを用いたGPS計測
4.ジムカーナ方式の光電管計測
があると思います。
1のストップウォッチは、個人的には制度は悪くないと思っています
が、やはり信用性に欠けますし、同時に何台も走ると測れませんし、かなり手間がかかります
2の赤外線センサーは間違った設置をしなければ精確なタイムが出ますが…
走行台数が増えると機器の費用が…
(1台4000~5000円程度でしょうか?)
3のGPSですが、スマホに元から備え付けのGPSセンサーは方向用途に使う前提なので車では…
GL-770等の後付GPSセンサーを使うと精度も上がりログも採れるので有意義なものとは思いますがやはり少し高価です
(1台10000円程度)
4の光電管ですがほとんどの方がジムカーナ方式で行うので計測は2~3本でしょうか?
そしてもちろん高価です
(周回コース用で20000~30000円くらいでしょうか?)
で、今回、自分がしたのは光電管計測なのですが計測本数は前に書いた通り205本です
おそらく、光電管計測を行う人のほとんどが光電管とPCをつないで
「RapRecorder2000」
というソフトを使っていると思います
ここからはこのソフトを使った人しかわからないと思いますが…
このソフトには
・ジムカーナモード
・サーキットモード
・ドラッグレースモード
の3つがあるのですがみなさんジムカーナモードしか使ってないと思います
というか、おそらくソフト開発者がジムカーナをする人でついでに他の二つのモードも作ったけど途中で放置しています…
そう思う根拠はソフトの説明書
ジムカーナモードでは光電管を用いての説明があるのですが具体的に書かれています
しかし、サーキットモードは赤外線センサーの説明ですが…具体的なことは書かれておらず、全く意味が分かりません(-_-;)
解読しつつ、要約すると
車にテレビのリモコン(の赤外線出力機)を付けます
そのリモコンを細工して1chを押したままになるようにします
スタートラインにテレビの受信機(赤外線センサー)を設置します
1chの赤外線を受信するとキーボードの1を押すような何かしらの装置を作ります
ソフトの設定でキーボードの1を押すと車両ナンバー1の車のタイムを計測するように設定します
2台目以降は2ch以降を用いてキーボードの2以降を押すように設定します
かなり怪しいですが、おそらくこんな感じです
で、困るのは
・赤外線出力はどこから調達・作成する?
・赤外線センサーはどうやって作る?
・センサーからの周波数をどうやってキーボード信号に切り替える?
プログラミング得意な人はできるかもですが自分にはわかりませんでした…
学生時代は理系科目だけは得意で自信はあったのですが…
で、いろいろとしていたら気付いたのは
「/」キーを押すと計測開始になるということ
これはジムカーナモードでは光電管からの信号を「/」に変えることでスタートボタンとして使っていることの影響か知りませんが、サーキットモードでも使えました
そして「/」を押したとき計測開始されるのはエントリーリストからマウスで左クリックした対象となる人ということ
つまり、例えば、エントリーリストの3番目をクリックした後に「/」を押すと3番目の人が計測地点を通過したと認識されます
というわけで自分はジムカーナ用の光電管のセットを持っていたので、スタート地点用の光電管をクヌギの計測ラインに設置し、あとは最終コーナーを立ち上がってくる車を確認し、その車の名前をクリックして待っているだけで自動的に計測されました
これだと、かなり車間が詰まらない限り、コース上に入っている車をすべて計測できます
問題としては誰かが常にPCの前でマウスと格闘しないといけませんが…
先にも書きましたが、
光電管一式の費用が20000~30000円
赤外線センサーが4000~5000円
GPSセンサーが10000円
間違いなく光電管が一番高価ですが赤外線センサーなら5台程度、GPSセンサーなら2~3台程度
頻繁に走りに行くメンバーが複数人居るなら光電管は全然ありな選択肢だと思います
どうしても敬遠されがちな光電管
光電管使っているとしてもジムカーナモードばかり
上手く光電管とソフトを使いこなして楽しい走行会が増えれば嬉しいです
※光電管を使用した計測で自分の分かる範囲なら何でも答えますので気軽に聞いてください