夢か否か…

昨日の出来事。。。










仕事で北九州で会議。

疲労困憊の中、解放され帰路につけると思いきや…

とある場所に移動後、打合せに強制参加。











思いのほか、打合せが長引き鹿児島に向けて南下…









高速を高速で走る。




走る…












だが…

なぜか…

なぜかこの日だけは…

一息入れたい衝動に駆られ、普段は決してあり得ないが、高速を途中離脱。。。










アテがある訳ではないが…










何となく降りたスマートICのETCゲートが静かに開く。









しばらくあまり土地勘がない場所をカローラで流す。












たまにはカフェでもと思い…

あたりを散策するも見つからず。。












もう、ジョイフルとかのファミレスでも良いかなと思っていた矢先に…

















カフェ発見。













間髪入れずに店前に駐車。。。



















仕事で疲れた頭と体を癒してくれるカフェである事を願いつつ…

















店内へ。































店内に入り…驚いた。














雰囲気がある、暗めの照明の店内にまるで生演奏であるかの様に流れるジャズ。














カフェではなく…
















大人の空間…

ナイトバーであった。






















気の良さそうなマスターが笑顔でお出迎え。














その奥にはご婦人であろうか…

ワイングラスを磨きながらニッコリと微笑んでいる。
















店内を見渡すと…

















かなりの上質空間。。





























常連客だろうか。。。










他の客もこの上質空間に酔いしれる様にお酒を楽しんでいる。



























これだけでもハイレベルなバーだと感じさせるのだが。











それにも増して



そこらにないバーレベルを思わせるのが…






















お酒の種類が非常に豊富である事。

これに尽きる。

















この上質空間で旨い酒でも…

とも思ったが、車で来ている事を思い出す。












残念だが、致し方ない。















マスターにホットコーヒーをオーダー。

ブレンドはお任せで。
















すると


ご婦人が丁寧に丁寧に…


うーむ


熟練のハンドドリップ。

















しばらくして、マスターよりホットコーヒーが差し出される。











この香り…


只者ではないなと思わせるのには十分な力量。













冷めないうちに、まずは一口…












うーむ

旨い。

このコクがありキレがある苦味…

なかなか巡り会えない味ではないだろうか。。。


















店内にメニューが見当たらず…






このコーヒーのプライスが少々不安ではあったが、この目の前にある至上のコーヒーを心から楽しむ事にした。

















コーヒーを楽しんでいると、マスターよりスイーツのサービスが…













この私のような一見さんにも心憎いサービスには心底癒される。。。













こんなバーがこんなところに…

あるところにはあるんだな。














なんだか誰も知らない宝箱を発見したかの様な衝動…















世の中、まだまだ捨てたものではない。



















そう思わせる最上のひと時を堪能する。
















ふと、時計を見ると…

結構な時間。。。
















長居し過ぎたなと思いつつ…














名残惜しいが、この先の旅路もあるのでこの辺りでお店を出る事にした。

















お会計をと思い、レジスターへ
































…


あれ？













疲れているのだろうか…


















手書きで書かれた請求代金に違和感を感じつつ、もう一度良く確認してみた。。。
















いや、明らかに桁が違う…

違いすぎる。
























後ろを向いていたマスターに何かの間違いではと問いかける。









振り向いたマスターの顔を見ると…











あれ？










別人であった。










いや！

よく見るとマスターだったが…

さっきの温厚な表情が微塵もなく豹変している。












驚きのあまり、ご婦人を目で追ったが…

これまた同じ表情。。。











払う・払わないの、押し問答もする気が起こらないくらいな…

殺気が場の空気から十分以上に感じ取れた。














もう…

払うしか方法が無い様なのだが、流石に持ち合わせがない。



















最終的にはマスターの指示で…













ありったけの現金の差し出し

担保写真の差し出し

個人情報を記した書面に押印。。。


















恐怖のあまり、印鑑…押してしまった。。。

















印鑑押した途端、マスター・ご婦人の表情が穏やかに…












元の雰囲気に戻ってきました。















建物の外観から…

初めは、車好きがやっているカフェだと思い気軽に入店したのだが…
























そうでは無かった様だ。

















最近、みん友さんのプログでぼったくりカフェの注意喚起ブログを拝見していたが、まさか自分が…













いや！

自分に限って…

被害に遭われたのはカフェだったし。















でも、現実的には法外な値段のコーヒー代金の請求があった訳で…














それに…











マスターの話の中にも、佐賀の密売ブローカーがナンタラカンタラと…

非常にアヤシイ話がチラホラと。


















やはり、このバー…

巷に蔓延る『ぼったくりバー』でほぼ間違い無いのでないか。













ぼったくりカフェのブログを書かれたみん友さんと連携を取り、カフェとバーの因果関係や被害者の会の設立など…











やる事、盛りだくさん。














何よりも、今後の請求が怖い。























車に飛び乗り、逃げる様に退店。




















笑顔で送ってくれたお二人…

また絶対来てくださいねと。。。
















その後、高速に乗り鹿児島を目指すが、強烈な眠気に襲われパーキングエリアで仮眠を取りながら霧の高速を徐々に進む。











鹿児島に到着したのは午前4時半頃…












意識が朦朧とする中、バーの事は夢かと思いながらスーツのポケットを確認すると…














印鑑と朱肉が手に。



















あの悪夢…夢ではない様だ(笑)